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2008年 8月 27日 [ トピックス ]

No.367-2:滞在型生活体験施設「かがみ」、八尾に開設


 富山市は、滞在型生活体験施設「かがみ」を同市八尾町に開設した。県外在住者が富山市での生活体験や地域住民との交流活動を通じ、同市への移住・定住を検討するための滞在施設。木造平屋建て(69平方m)で、和室三室、台所、洋式トイレ、浴室を完備し、テレビ、冷蔵庫、炊飯器、IHクッキングヒーターなども備えつけられているため、すぐに生活体験が始められる。

●富山市への定住促進につなげる

 近年、都市部に暮らす人たちの間で田舎暮らしやグリーンツーリズムへの関心が高まっている。そんななか、富山市は滞在型生活体験施設「かがみ」を同市八尾町に開設した。この施設は、県外在住者が富山での生活体験や地域住民との交流活動を通じ、同市への移住・定住を検討するための滞在施設。「地方への移住・定住には関心があるが、実際の生活の様子を肌で感じて検討したい」、「地域の方々と交流して移住を検討してみたい」など、これまでに富山市に寄せられた声に応え、おわらの町として全国的に知られる八尾に滞在型生活体験施設を設けた。

 富山市では、利用者が滞在中に、施設を拠点に移住・定住のための情報を収集したり、おわら風の盆、曳山、和紙など、八尾の祭りや伝統文化、手仕事(工芸・アート)、グリーンツーリズムなどの体験を通して地域住民と交流し、富山での暮らしについて理解を深めるきっかけにしてもらいたい考えだ。

 「かがみ」は旧郵便局官舎を改修した木造平屋建て(69平方m)。和室三室のほか、台所、洋式トイレ、浴室を完備し、2台分の駐車スペースもある。テレビ、冷蔵庫、炊飯器、IHクッキングヒーター、洗濯機、エアコンなども備えつけられているので、すぐに生活体験が始められる。

●富山市での普段着の生活を肌で感じてもらう

 利用可能な期間は2泊から6泊(3~7日)までで、体験料は1人1泊1,000円(前納)。寝具・浴衣、入浴・洗面用具(タオル・歯ブラシなど)は備えられていないので、利用者が持参することになる(ただし、寝具類は手配が可能(手配料金は別途必要))。また、電話、インターネットの設備はないため、携帯電話の持参が必要。

 「かがみ」の運営管理は、越中八尾観光協会が行っており、施設利用体験を希望する方は観光協会へ電話連絡後、観光協会から送られる「利用申込書」に必要事項を記入し、提出する。申込み内容確認後、申込者に利用について連絡される。なお、県内在住者の利用や観光・会合などの目的での利用、8月20日から9月4日、年末年始(12月29日~1月3日)の期間の利用はできない。

 富山市企画管理部企画調整課では、「『かがみ』で富山市での普段着の生活を体感してもらい、富山を第二のふるさとにしてもらえたら幸いだ」と話している。

 滞在中は、八尾旧町はもとより、富山市中心部や神通峡、立山山麓、呉羽丘陵にある富山ガラス工房、国内初の本格LRT・富山ライトレールに乗って富山市岩瀬など市内各地に出掛け、都市の生活も、田舎暮らしの生活も可能な富山市の魅力にふれてみてはいかがだろう。



問い合わせ
「かがみ」の利用申込みについて
●越中八尾観光協会
TEL.076-454-5138
FAX.076-454-6321
http://www.yatsuo.net/kankou/taiken/

「富山市定住交流促進事業」について
●富山市企画管理部企画調整課
TEL.076-443-2010
FAX.076-443-2170
http://www7.city.toyama.toyama.jp/

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