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2002年 1月 20日 [ 特産品 ]
No.086-2:富山湾の海洋深層水で仕込んだ地ビール誕生
●石灰岩地層を通り抜けた天然水と海洋深層水の組み合わせ
氷見市で地ビールを醸造する「いきいき地ビール」では、富山湾の海洋深層水を使った地ビールを完成させた。深い海から汲み上げられた深層水の神秘的なイメージを表現し、「めざめるビール」と名付けられている。
海洋深層水とは「太陽光線が届かない、水深200メートルより深い所にある海水」をいい、低温安定性、清浄性、富栄養性などの特徴がある。いきいき地ビールでは、清浄な海洋深層水がビールの仕込みに適していると考え、富山県立大学の協力を得ながら研究をつづけ、試飲を重ねてきた。
醸造に用いる水は、石灰岩地層を通り抜けた天然水。自然浄化された水は、カルシウム・マグネシウムを含み、ビール造りには適した硬水で、これにミネラル分の豊富な海洋深層水を加えることによって、モルトの風味とまろやかな風味を両立させることができた。
●料理の味を引き立てる「めざめるビール」
「めざめるビール」は熱処理を施していないため酵母菌が生きたまま含まれており、作り立ての生ビールの味わいが楽しめる。「口あたりがよく、料理の味を引き立てる」と女性客の評判も上々だ。
アルコールは約5パーセント、海洋深層水が数パーセント含まれている。「めざめるビール」はミネラル分が高いことから体への吸収率も高く、個人差はあるが、いきいき地ビールの定番ビールであるピルスナー、コロン、ダークエールよりも酔いやすく、さめやすいようだ。小びん(330ミリリットル)で500 円。
問い合わせ
●いきいき地ビール
富山県氷見市小竹8-1
TEL(0766)91-8200