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2003年 1月 22日 [ 特産品 ]

No.110-3:世界が高く評価する福野産のスプレーギク


●2002年の「第9回国際菊花大会」で総合1位を獲得

 スプレ−ギクの県内有数の産地・福野町。町園芸植物園で開発・育成したスプレーギクの3品種が、昨秋アメリカ・メリーランド州ベセスダ市で開催された「第9回国際菊花大会」のスプレーギク部門で総合1位を獲得。また、2品種がこのほど農林水産省に品種登録されるなど、同園芸植物園で誕生した品種が国内外で高く評価されている。
 第9回国際菊花大会に出品されたのは、純白の花びらをもつ「福野富士」、淡桃色の「福野ミレニアムピンク」、桃色の「福野ピンクジャイアント」の3品種で、花色の美しさ、花の大きさ、芯の部分が緑色で花粉が少ないなどの点が評価され、約500点の中から総合1位に輝いた。
 同園芸植物園では、「国際大会の最高賞を得たことで、当園の品種育成のレベルが世界レベルに達していることを確信した」と語る。

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●パステルカラーが愛らしい花びらを観賞

 農林水産省に品種登録されたのは、「福野ロ−ジードーン」と「福野パステルブロンズ」の2品種。福野ロ−ジードーンは“バラ色の曙”という意で、底部の白い、紫桃色の花びらが印象的。花姿がよく、切り花に適している。福野パステルブロンズは“パステル調の青銅”という意で、淡いオレンジ色の花びらをもつ。花の形が整っており、花数が多いのも特徴だ。2品種ともに1999年11月に新品種として発表され、2000年2月、農林水産省に品種登録を申請されていた。
 なお、同園芸植物園は、1997年のオープン以来、スプレーギクや食用ギクなどを育成・栽培。これまで24種のスプレーギクが開発されている。園内は、キク科植物を集めた展示温室、紅葉ゾーン、ドングリゾーン、小鳥を呼ぶゾ−ンの4つのゾーンで構成されており、スプレーギクや熱帯・温帯植物などを身近に楽しむことができる。

問い合わせ
●福野町園芸植物園
TEL 0763-22-8711
http://ns.town.fukuno.toyama.jp/floralpark/

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