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2004年 3月 10日 [ トピックス ]
No.137-2:美味しい富山米の消費拡大へ、認定事業スタート
●「美味しい富山米コシヒカリ100%使用の店」の認定章が目印
富山県JAグループでは、富山米の消費拡大とブランドの確立を図るため、「美味しい富山米使用の店」認定事業をスタートさせ、申請のあった県内外の飲食店やホテル、旅館など、56店を認定した。県外からの観光客やビジネス客などから「どこに行けば美味しい富山米が食べられるの」といった問い合わせがこれまで多く寄せられていることから、こうした声に応えることも目的の一つ。農産物検査を受けた県産コシヒカリを100%、年間を通じて使用していることや、県産米の消費拡大・イメージアップに貢献していることが認定の基準となっている。認定店には「美味しい富山米コシヒカリ100%使用の店」の認定証や認定章、のぼり旗が交付されており、一般の利用者にとっては飲食時の店選びの目安にもなる。
●立山連峰の雪解け水が稲の活力を高める
富山県は良質米主産県として知られている。富山産コシヒカリが美味しい理由として、富山の気象条件が、コシヒカリの最も美味しく実る気温約25度に合っていることが挙げられる。富山では、8月初旬に穂が出て、9月中旬ごろまでに実るが、この約40日間の富山の平均気温が約25度なのである。また、立山連峰からの冷たい雪解け水が稲の活力を高めていることなども美味しさの理由だ。もちろん倒伏を防ぐきめ細かな施肥管理など、農家の栽培技術も高いことから質の高い富山米が生産されている。
同グループでは、「美味しい富山米使用の店」認定申請を随時受け付け、その状況を見ながら認定委員会を開いて認定していく予定で、今後3年間ほどで 500店ほどを認定したいとしている。認定された店は同グループのホームページで名称や所在地などが公開されている。
問い合わせ
●JA富山中央会農政生活部
TEL.076-445-2011
http://www.ja-toyama.or.jp/