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2004年 6月 16日 [ トピックス ]

No.148-1:能越自動車道・高岡北IC〜高岡IC間開通


●北へ向け新たに4.5km延伸しかも無料区間

 能越自動車道の高岡北IC〜高岡IC間(高岡市五十里〜池田間4.5km)が、6月13日(日)に開通した。能越道は、富山県砺波市に位置する小矢部砺波JCTから石川県輪島市までの約100kmを結ぶ自動車専用の高規格幹線道路。県内ルートでは小矢部砺波JCT〜福岡IC(6.9km)が平成8年3 月、福岡IC〜高岡IC(6.8km)が平成12年7月に開通しており、今回の高岡北ICまでの開通によって富山県側全ルート約44kmのうち 18.2kmが開通したことになる。開通により三大都市圏等から万葉のふるさと・高岡市伏木、景勝地・雨晴海岸、寒ブリ漁で知られる氷見市、そして能登へのアクセスがこれまで以上に容易になった。特定重要港湾に指定されている伏木富山港から高岡北ICまで約15分と、物流面でのアクセスも向上し、地域経済の活性化も期待されている。
 高岡IC〜高岡北IC間は暫定2車線で、通行料金は無料。小矢部砺波JCTから高岡北ICまでに有料と無料の区間ができるため、これまで小矢部東IC、福岡IC、高岡ICにあった料金所が廃止され、本線上に小矢部東本線料金所、福岡本線料金所が設けられた。北陸道や東海北陸道から小矢部砺波JCTを経て能越道に進入した場合、区間均一料金となっており、小矢部東本線料金所、福岡本線料金所を通過するたびに普通車の場合200円ずつ支払うことになる。

●高速交通の広域ネットワーク化でますます便利に

 能越自動車道は、高岡北ICからさらに北へ向かった氷見IC(仮称)が平成18年度の開設をめざして工事中。将来、全線整備された場合、観光面では、首都圏から1泊2日で能登半島を周遊し富山県内を観光して帰るプランや、富山空港と能登空港を玄関口に組み合わせて効率よく巡るプランの組み立てが実現するなど、観光面でのメリットは大きい。物流面でも、“天然のいけす”とも呼ばれる富山湾で水揚げされた魚介類の当日輸送エリアが、東北や四国地方にまで拡大することが考えられ、新鮮な食材をより遠くの地域でも楽しんでいただける。
 また、能越道から小矢部砺波JCT、五箇山を経て、岐阜県、愛知県へとつながる東海北陸道も、岐阜県の白川郷IC〜飛騨清見JCT間を残すのみとなり、 19年度に完成する予定。東海北陸道が全線開通すれば、高岡市と中京圏が2時間半余りで結ばれることになり、観光や産業振興にさらに大きな促進効果が期待できる。高速交通の広域ネットワーク化で、富山県の魅力がこれまで以上に広い地域に伝わりそうだ。




問い合わせ
●国土交通省北陸地方整備局
富山河川国道事務所調査第2課
TEL.076-424-9786
FAX.076-424-1772
http://www.hrr.mlit.go.jp/toyama/

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