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2004年 11月 24日 [ 特産品 ]
No.171-2:晩秋から冬へ、富山自慢の味覚と技の話題をピックアップ
●晩秋の山海の味覚がぞくぞくと
一雨ごとに秋から冬への移ろいを感じる季節、味覚の話題を紹介しよう。富山湾へと注ぐ庄川では、サケの遡上シーズンを迎え、庄川左岸(高岡市石瀬)のヤナ場では採卵のためのサケの捕獲が行われている。庄川は、本州でもサケが多く遡上する川として知られ、ヤナ場ではサケの遡上・捕獲作業を見学したり、塩サケやイクラなどを買ったりすることができる。
散居村、そして今年の富山県イメージアップキャンペーン「水の恵みの、富山から。」(http://toyama-brand.jp/megumi/)で知られる砺波平野の南に広がる南砺市の福光、城端では、12月上旬の干柿の出荷に向けて、この地方の秋の風物詩、三社柿(さんじゃがき)のハサ干しが行われている。大玉で果肉のしまった三社柿は、渋柿だが、医王山(いおうぜん)から吹く「医王おろし」と呼ばれる寒風にさらし、1カ月近くの天日干しと機械乾燥を経ると、渋みがとれて白い粉をふき、独特の甘みが生まれる。竹竿に吊された三社柿の様子は、まるで橙色のカーテンを下げたようだ。三社柿を素材にした「富山干柿」は年末年始の贈答品や正月の味として、また近年では自然食品としても注目されている。
氷見漁港からは富山湾の王者・ブリの初水揚げのニュースも届いた。12〜1月が寒ブリ漁の最盛期。11月19日には、氷見市役所の2階市民ホールに恒例のブリ漁獲量を示す「ブリ情報板」が設置された。市のシンボルキャラクター「キットちゃん」をデザインした掲示板で、1994年から毎年設置しているもの。氷見漁業協同組合からの情報提供を受け、氷見魚市場で取り扱った当日の漁獲と、シーズン累計の漁獲量を表示している。今年の水揚げはやや遅い出だしだが、県水産試験場のブリ漁況予報では、今季は大型ブリの好漁が期待できるといい、平年の漁獲量(二百八十トン)を上回る水準になるという。ブリの刺身、塩焼き、照焼き、あら炊きなど、ブリ料理を味わいに、冬の富山への観光旅行を計画してみてはいかがだろう。
●ふるさと自慢の味と技「富山県特産品カタログ−−富山のめぐみ」発行
富山の味覚と技にちなんだ話題をもう1つ紹介しよう。富山県商工会連合会では、県内商工会で取り組んでいるむらおこし事業によって開発された特産品を紹介する「富山県特産品カタログ−−富山のめぐみ」(A4判・全32頁)を郵便局とタイアップして発行した。
このカタログは、73事業者によって製造されている特産品(食品80品目、工芸品9品目)をセット商品、水産物、農産物、菓子、酒・ドリンク・甘味料など、8ジャンルに分け、賞味期間や値段、特徴、販売元などを紹介した通販カタログ。富山の山や里のめぐみが満載されており、カタログで富山の味と技を見て楽しみ、実際に購入して味を楽しみ、技を楽しむことができる。カタログは、同連合会、商工会をはじめ、富山、石川、福井、東京、大阪の郵便局窓口などに置かれている。(内容は、下記ホームページでもご紹介しています。)
なお、11月26日(金)〜28(日)には、東京・池袋サンシャインシティで「ニッポン全国むらおこし展」(主催:全国商工会連合会など)が開催され、全国から約5,000点もの特産品が勢揃いする。富山からは、ますのすしや地ビール、赤かぶ漬などの特産品が参加するので、ぜひ足を運んでほしい。
問い合わせ
●庄川のサケについて/庄川サケマス協議会
TEL.0766-28-2286
FAX.0763-52-0077
●富山干柿について/富山干柿出荷組合連合会
TEL.0763-52-0078
FAX.0765-65-2255
●氷見ブリについて/氷見市役所
TEL.0766-74-8100
FAX.0766-74-4004
kikakukouhou@city.himi.lg.jp
http://www.city.himi.toyama.jp/
●富山の特産品について/富山県商工会連合会
TEL.076-441-2716
FAX.076-433-8031
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~i-malls/
いきいき富山館
TEL.03-3231-5032
FAX.03-3287-1722
info@toyamakan.com
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