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2005年 2月 9日 [ 特産品 ]

No.182-1:高低差4,000mが生み出す富山の水で生活をデザイン


●硬度別のミネラルウォーター

 五洲薬品(富山市)は、富山湾の海洋深層水と北アルプスの天然水をブレンドし、5種類の硬度別に展開したミネラルウォーター「ミネラヘルシー」シリーズ 500ml入のペットボトルを発売した。同社では、深層水と北アルプスの天然水に高純度乳果オリゴ糖をプラスした「キレアウォーター」に続く富山湾の深層水の商品化となる。(2004.10.13記事No.165「入善町で海洋深層水利用研究会全国大会、開催」を参照。)
 使われる深層水は、富山湾の滑川市沖約2,600m、水深333mから取水されたもの。これを多段式電気透析という方式で分離した、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルを多く含有するミネラル濃縮水を使用している。(滑川海洋深層水については、2005.1.19記事No.179「滑川海洋深層水分水施設「アクアポケット」オープン−深層水を無料で分水!(17年3月31日まで)」を参照。)また、北アルプスの天然水のほうは、雪解け水が長い年月をかけて地層中で濾過されたもので、地下300mから採水されている。このあたりの地層にはまろやかさを生み出すメタケイ酸が多く含まれており、汲み上げられた水は飲用温泉水の指定も受けている。
 この「ミネラヘルシー」の最大の特徴が、深層水と天然水との配分量を変えることで、硬度別に5種類で展開していること。この「硬度」とは、水に含まれるミネラルの量を表す指数で、カルシウム(以下Ca)とマグネシウム(以下Mg)の量で算出され、CaとMgの量に応じて高くなる。日本のミネラルウォーターは硬度100以下の「軟水」が多く、海外のものは硬度200以上の「硬水」が多い。飲み物、料理に使われる水には、それぞれ最適な硬度があるとされている。


●料理に合った硬度の水を選んでみよう

 「ミネラヘルシー」シリーズを硬度別に紹介しよう。まず硬度50の「フレーバーサポート50」は、コーヒーや紅茶、日本茶、和風料理の香りを引き立て、炊飯やだし取りにも向いている。硬度150の「テイストサポート150」は、焼酎やウイスキーの水割り、西洋料理、鍋もの、しゃぶしゃぶなどに適する。硬度300の「ヘルスサポート300」は、Mg6.3mg、Ca1.7mgを含み、カレーやシチューといった煮込み料理にぴったり。硬度600の「スポーツサポート600」は、Mg13.0mg、Ca2.9mgを含み、スポーツや汗をかいた後の水分補給向け。そして硬度1500の「ダイエットサポート 1500」は、Mg33.0mg、Ca6.4mgを含み、ダイエット中のミネラル補給に適している。これらの用途はボトルにも明記されている。
 また、この「ミネラヘルシー」シリーズは、一般的なミネラルウォーターと比べ、マグネシウム含有量がカルシウムより多いのも特徴。これは、海水中にはマグネシウムがカルシウムより多く含まれていることに由来する。
 五洲薬品業務部では「ミネラヘルシーは、富山湾の海洋深層水と陸の豊富な地下水に恵まれた富山だからこそできた硬度別のミネラルウォーターです。ライフスタイルに合わせて、それぞれの硬度の水をお選びください。水を楽しみ、遊び心を持ちながら、水で暮らしをデザインしていただきたい」と話している。目的に応じて硬度を選び、日本人の体に不足しがちなマグネシウムとカルシウムを手軽に摂ってみたい。現在、百貨店で販売されているほか、五州薬品のホームページから注文できる。500ml入りのペットボトルで、硬度50が150円、150が170円、300が190円、600が210円、1500が230円。
 なお、この「ミネラヘルシー」1ケース(硬度50×8本、硬度300×8本、硬度1500×8本=24本入り(各500ml)を3名様にプレゼントします。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「ミネラヘルシー」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。締切りは2月13日(日)。(発表は発送をもって代えさせていただきます。)




問い合わせ
●五洲薬品(株)
TEL.076-424-2661
FAX.076-422-4571
http://www.goshu.co.jp/
(注文は「ネットショッピング」から)

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