●今年度、約13,000tの生産を予定

　平成15年12月に富山県の奨励品種に採用された早生の新品種「てんたかく」が今年、本格的に生産される。県内ではこれまで、早生は「ハナエチゼン」と「ひとめぼれ」の他県育成品種が主流だったが、今年度から富山で開発された「てんたかく」にほぼ全面的に切り替わり、約3,000haで栽培される。
　「てんたかく」は、富山の気候に適した早生品種を作ろうと、平成4年、良品質系統の「ハナエチゼン」を母、良食味系統の「ひとめぼれ」を父として交配させ、選抜・育成してきた新品種。夏場の高温をはじめ、低温、日照不足などの気象変動に強く、高品質で食味も良いのが特徴だ。
　県食料政策課では「今秋、約13,000tの生産を予定しています。初年度だけに高品質の米が収穫できるように栽培したいですね。また、てんたかくは初秋、県産米として一番早く出荷されます。その後のコシヒカリなど、県産米全体の市場評価にも影響しますので、大切に育てたいですね」と話している。


●「食の祭典in YOKOHAMAみなとみらい」でも大好評！

　5 月13日(木)〜16日(日)、横浜市で「食の祭典in YOKOHAMAみなとみらい」(主催:社団法人日本フードサービス協会)が開催され、ふるさとうまいもの市ゾーンでは「てんたかく」がＰＲされた。来場者には「てんたかく」を使ったおむすびや試供品がプレゼントされ、「ねばりがあって美味しい」などと好評を博した。県食料政策課では、今後も積極的に「てんたかく」のＰＲを展開し、富山米の新ブランドとして全国にファンを広めたいとしている。
　なお、全農とやまから、この「てんたかく」(5kg：平成15年産)を5名様にプレゼントします。住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「てんたかく」希望と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへメールをお送りください。締切りは5月23日（日）。（発表は発送をもって代えさせていただきます。）




問い合わせ
●富山県農林水産部食料政策課
（shokuryoseisaku1@pref.toyama.lg.jp）
TEL.076-444-3282
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/sections/1613/1613.htm