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2013年 3月 6日 [ 特産品 ]

No.596-1:落合流イタリアンの「おもてなし『越中料理』」、銀座、富山で召し上がれ

人気イタリアンシェフ落合務氏が創作した、県産食材をふんだんに使った新作「おもてなし『越中料理』」が発表された。料理の一部は、落合シェフがオーナーを務める東京・銀座のイタリアレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」、高志の国文学館(富山市)の「ラ・ベットラ富山」で3月下旬から4月中旬まで提供される。落合流イタリアン越中料理を食べて、富山の食の新たな魅力を体感しよう!

▲イタリアンの新作「おもてなし『越中料理』」を紹介する落合務氏

●銀座店で「富山産食材フェア」、3月下旬から

 海、山、野の食材に恵まれ、多くの伝統的な郷土料理が受け継がれている富山。県では、北陸新幹線の開業が2年後に迫り、こうした富山ならではの食・料理を「越中料理」として、富山の食の魅力を全国へ発信している。

 これまで、県内外の料理人の方々に、和食、洋食、中華などのジャンルを越えて、「越中料理」を考案してもらったり、富山の豊かな食材や伝統の食文化、越中料理を提供する店舗などを紹介するウェブサイト「おもてなし『越中料理』」(http://www.ecchu-ryouri.jp/)も開設している。

 そして、今回は、「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ、落合務氏がイタリアンの新作「おもてなし『越中料理』」を考案。3月下旬から4月中旬まで銀座の同店で開かれる「富山産食材フェア」、富山店の「越中料理フェア」でその一部が提供される。この機会をお見逃しなく。

 これに先立ち、2月20日に報道、旅行雑誌、料理雑誌関係者向けの「発表会」、21日に県ゆかりの著名人などを招いた「美食会」が銀座店で開かれ、出席者は発表された新作「おもてなし『越中料理』」に舌鼓を打った。店内には、チューリップや雪の大谷など富山の春らしいポスターも貼られ、場を彩った。

●付き出しからデザートまで14点

 今回発表された、落合流イタリアン「越中料理」を紹介しよう。両会では、付き出し1点、前菜の盛り合わせ8点、リゾット1点、スパゲティ1点、メイン(魚)1点、メイン(肉)1点、デザート1点、合わせて14品が披露された。付き出しは、「新しい形のカプレーゼ」。県産の牛乳をたっぷり使ったカプレーゼサラダだ。前菜の「寒はぎのカルパッチョ」は富山湾の寒はぎ(ウマヅラハギ)の切り身を富山の伝統料理「昆布締め」にして、ビーツで挟んだマリネ。「バイ貝のにんにくバター焼き」はバイ貝を柔らかく茹でてオーブン焼きに。ニンニクの利いたエスカルゴ風だ。「黒部名水ポークのパテ」はブランデーと香草の風味を付けたパテ。表面を焼き、さらにコクと香りを高めた。

 「鮑入りの海老のリゾット」は、アマエビからとった出汁で作ったリゾット。柔らかく蒸した県産のアワビが深い味わいを醸し出す。「ウニと名水なめこのスパゲティ」は、ラ・ベットラの人気メニュー・生ウニのパスタと黒部の名水なめこが絶妙のハーモニーを奏でる。メイン(魚)は、鰤大根をイタリア風にした「ズッパ ディ ペッシェ」。ブリの旨味がたっぷりで、深いコクが味わえる。また、メイン(肉)の「氷見牛のロースト」はロース肉を低温でじっくり焼いて、白トリフ風味のソースと県産のタマネギのローストを添えた。デザートは、県産のリンゴ(ふじ)を使った「タルトタタンとロマノフ」。リンゴのタルトと県産イチゴを添えたマスカルポーネチーズのムースの2種盛りで彩りもいい。

 これらのメニューの一部が、富山の旬の食材でリメイクされ、3月下旬から4月中旬まで、「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」銀座店、富山店で楽しむことができる。

 富山県観光・地域振興局 地域振興課では、「越中料理提供店の登録店舗数は県内及び首都圏で現在134店舗。提供店とわかるようにタペストリーを掲げ、越中料理をPRしています。今回の「落合流イタリアン『越中料理』」をはじめ、ぜひ富山の食の魅力を「越中料理」で堪能ください」と話している。


▲タペストリー
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局 地域振興課
TEL.076-444-3114
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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