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2013年 5月 22日 [ 特産品 ]

No.607-2:県内ゆるキャラとコラボした特産品、続々登場

地域の観光や特産品などのPRに活用され、全国的にブームが続く“ゆるキャラ”。富山湾の春の風物詩、蜃気楼の浮き上がった海をデザイン化した「ミラたん」(魚津市)、ホタルイカをモチーフにした「キラリン」(滑川市)、倶利伽羅合戦の火牛にちなんだ「メルギューくん」(小矢部市)、たまねぎをモチーフにした「たま吉くん」(JAとなみ野)と関連した特産品を紹介。各地を訪れた記念の土産に。このほか、県内では個性溢れるゆるキャラが活躍中。http://www.toyama-shinkansen.jp/chara/index.htmlも見てほしい。今回紹介する特産品から、海の駅・蜃気楼(魚津シーサイドプラザ)の「加積りんごのロールケーキ」、「ふじだけ」を各1名様にプレゼント!応募は記事本文最後のプレゼント応募フォームから<5月26日(日)締切り>。

●ミラたんも絶賛!?  「加積(かづみ)りんごのロールケーキ」


▲加積りんごのロールケーキとふじだけ

 ミラージュ(蜃気楼)と幼児語の“たん”を名前に用いた「ミラたん」をパッケージにデザインした「加積りんごのロールケーキ」は、海の駅・蜃気楼を運営する魚津シーサイドプラザ(魚津市村木定坊割)が1年ほど前から企画し、製造業者と試作を繰り返すなどして完成させたこだわりの商品。今春から同駅などで販売が始まった。(1個840円)

 魚津特産の加積りんごの果汁100%リンゴジュース「ふじだけ」(加積りんご組合)を用いたロールケーキで、約40日間日持ちする。リンゴジュースを含ませて焼きあげた生地はしっとりと柔らかな食感にリンゴの風味が印象的。適度な甘みで、コーヒーや紅茶との相性もいい。パッケージにはミラたんとともに、蜃気楼の写真も大きくレイアウトされており、魚津の観光PRに一役買いそうだ。なお、加積りんごは100年以上の栽培の歴史があり、高い糖度とほどよい酸味、ジューシーさ、シャキシャキとした歯ざわりなどに特徴がある。

 魚津シーサイドプラザでは、「日持ちし、持ち運びしやすい土産品を作ろうと企画しました。“ふじだけ”は濃厚なリンゴジュースで、その質の高さをロールケーキに生かすことができました。販売を通じて、魚津の加積りんごや蜃気楼、ミラたんをPRしていきたいです。春は蜃気楼の発生確率が高くなります。蜃気楼観望地にある海の駅・蜃気楼にぜひお越しください」と話している。

●可愛らしいキラリンの細工かまぼこ


▲キラリンの細工かまぼこ

 滑川蒲鉾(滑川市高塚)が子どもたちや女性など幅広い層に向けて伝統の細工かまぼこの魅力を発信しようと、今春から製造を始めたのが滑川市のイメージアップキャラクター「キラリン」をモチーフにした細工かまぼこ。青い浴衣にたすき掛けで扇子を持って地元民謡の新川古代神を踊る姿がなんとも可愛らしい。幼児向けに、手を振るキラリンのバージョンもある。大きな瞳の笑顔を見ていると、元気をもらえる。食べてしまうのが惜しいくらいだ。

 縦10cm、横8cmほどの手のひらサイズの蒸しかまぼこで、生地には滑川沖の海洋深層水が練りこまれており、魚肉の風味が冴える。ほたるいかの生態を紹介する「ほたるいかミュージアム」の売店で限定販売(1個500円)。ミュージアムを訪れた親子連れの人気も上々だという。

 滑川蒲鉾は明治43年創業の老舗。鯛や富士山、宝船などをかたどった祝儀用の細工かまぼこや、昆布、赤、青などの太巻きかまぼこなどを手掛けている。「キラリンの細工かまぼこは、受け継がれてきた伝統の技と女性社員らの若い感覚が生かされています。ほたるいかのまち、滑川を盛り上げていきたいですね」と話している。

 なお、滑川漁港横にある滑川蒲鉾では、細工かまぼこ体験(5名より予約受付)もできる。練ったばかりのキトキトの魚肉で思い思いの図柄を描けるので、ぜひ挑戦してみよう。

●「メルギューくん」、「メルモモちゃん」関連の味覚やステーショナリー


▲メルギューくんグッズ(左)
▲おやビカー(右)

 小矢部市のシンボルキャラクター「メルギューくん」は、平安時代末期、木曽義仲が倶利伽羅合戦で牛の角に松明をつけて平家の軍勢を打ち破ったとされる「火牛」をご先祖様に持つ。角は燃える松明、胸には小矢部市の観光名所、メルヘン建築のシルエットが描かれている。彼女の「メルモモちゃん」はピンク色で、ウィンクする表情が愛らしい。

 「メルギューくん」の大きな看板や像が迎えてくれる「道の駅メルヘンおやべ」(小矢部市桜町)。物販コーナーには、キャラクターをあしらった携帯ストラップやメモ帳、シャープペン、どら焼き、ブッセ、せんべいなどが所狭しと並ぶ。「メルギューくん」を焼印した人気の「おやビカー」(248円)は、自然豊かな稲葉山で育った肉牛のローストビーフをかまぼこの中に入れたユニークな商品で、魚肉系、牛肉系の両方の味が一度に楽しめる。かまぼこの弾力ある歯ごたえ、ローストビーフの滋味が印象的。これからの季節、ビールのつまみに合いそうだ。地域農産物売場には、米や野菜、山菜、鶏卵など地元の農産物や加工品がずらり。温泉に特産のバラの花を贅沢に浮かべた足湯もある。「メルギューくん」の故郷の稲葉山を眺めながら、バラの香りと足湯でドライブの疲れを癒すとしよう。

●となみ野産たまねぎをPR、とがった頭の「たま吉くん」


▲たま吉くんグッズ(左)
▲となみ野産たまねぎ(右)

 砺波平野のたまねぎの産地化に取り組んでいるJAとなみ野(砺波市宮沢町)が、となみ野産たまねぎのイメージキャラクターとして制作したのが、「たま吉くん」。たまねぎ型のとがった頭にピンク色の丸いほっぺ、つぶらな瞳、法被姿が可愛らしい。

 たまねぎの作付けは平成20年から始まり、現在、約100の生産者で合わせて約60haと、栽培規模が拡大している。となみ野産たまねぎの特徴は、肉厚でみずみずしいこと。8月下旬~9月上旬に種まきして苗を育て、10月中旬~下旬に植え付けたあと、冬場はたまねぎが雪にすっぽりと埋もれる。そして、6月中旬~7月初旬に収穫を迎える。春に雪解けの水をしっかり吸収するため、みずみずしくて甘みのあるたまねぎに育つ。雪の恵みを活かしている点が他県の産地との大きな違いなのだ。

 となみ野産たまねぎを使ったレトルトカレー「GOD FATHER」や玉ねぎ焼酎「TOS」、コンソメ風味の「雪たまスープ」などのオリジナル商品も開発され、たまねぎ産地としてのイメージも県内外に浸透してきている。ハンドタオルやマグカップ、カレー皿、携帯ストラップ、クリアファイルなど、たま吉くんグッズも続々と誕生し、「道の駅砺波 となみ野の郷」で販売中だ。

 JAとなみ野 経済部販売課では、「たま吉くんは地元や県外での特産品販売イベントでとなみ野産たまねぎをPRするため、奮闘しています。オリジナルグッズも好評です。これからたまねぎの収穫時期を迎えます。料理に活用ください」と話している。

 なお、県内では上記以外にも個性的な“ゆるキャラ”が活躍している。2015年春に迫った北陸新幹線開業をPRするホームページで“ゆるキャラ”、“アニメキャラ”が紹介されているので、http://www.toyama-shinkansen.jp/chara/index.htmlへアクセスしてみよう。

 読者プレゼントについてお伝えしよう。海の駅・蜃気楼(魚津シーサイドプラザ)から「加積りんごのロールケーキ」(1名様)、「ふじだけ」(1名様)を抽選でプレゼントします(※当選商品は一任ください)。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「ゆるキャラコラボ特産品」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<5月26日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

→プレゼント応募フォームはこちら

問い合わせ
「加積りんごのロールケーキ」について
●海の駅・蜃気楼(魚津シーサイドプラザ)
TEL.0765-24-4301
FAX.0765-22-1773
http://www.shinkirou.jp/

「キラリンの細工かまぼこ」について
●滑川蒲鉾(株)
TEL.076-475-8800
FAX.076-475-0494
http://www.namekama.jp/

「メルギューくん関連の販売品」について
●道の駅 メルヘンおやべ
TEL.0766-68-3811
FAX.0766-68-3815
http://www.michinoeki-meruhen-oyabe.com

「となみ野産たまねぎ&たま吉くん」について
●JAとなみ野 経済部販売課
TEL.0763-32-8620
FAX.0763-32-8647
http://www.ja-tonamino.jp/

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