特産品

アーカイブ

2013年 12月 4日 [ 特産品 ]

No.635-2:こだわりの味を気軽に!ご当地グルメ&デザート、続々登場

射水市のご当地グルメ企画「包 PAO48(パオ・フォーティエイト)総選挙2013」で1位になった「射水まんじゅう」や、農林水産省の「第1回地場もん国民大賞」で銅賞に輝いた「ラム酒に漬けた干柿のアイス」、富山干柿をドライフルーツ風に仕上げた「柿ごのみ」、「第1回全国コロッケフェスティバルin龍ケ崎」でグランプリを獲得した「高岡コロッケ ブラック&ホワイトコロッケ」と、今年新登場し、話題となっているご当地グルメ&デザートを紹介しよう。

●具だくさんの「射水まんじゅう」


▲射水まんじゅう(左上)
▲ラム酒に漬けた干柿のアイス(右上)
▲柿ごのみ(左下)
▲ブラックコロッケ(右下)

 道の駅 新湊(射水市鏡宮)が製造・販売する「射水まんじゅう」は、射水産コシヒカリ、甘エビ、タケノコ、小松菜、ネギ、枝豆と、地元の食材をふんだんに使ったご当地グルメだ。食材と豚ミンチ、昆布を刻んで混ぜ合わせ、半分ほどにつぶしたごはんで包んだあとに油でカラッと揚げて、甘辛のしょうゆを表面に塗って仕上げる。

 パオ(ごはん)の中に入った食材がハーモニーを奏でる。醤油、出汁、おろしなどによる特製あんかけも旨味を引き立てる。まんじゅうとネーミングされているが、餡子の入った甘いものではない。ごはんとして、また、おやつとして好評だ。



▲包の中に具がいっぱいの「射水まんじゅう」

 「包 PAO48総選挙2013」は北陸新幹線開業に向け、射水市のご当地グルメを開発しようと、海の幸、野の幸を一つに包む料理レシピを募集した企画。10月20日に開催された新湊カニかに海鮮白えびまつりで来場者による試食と投票を行い、第1位に輝いた「射水まんじゅう」が商品化された。道の駅 新湊のファーストフードコーナーで1日100個限定販売。1個180円。専用ケースに入れられているので、テイクアウトに便利。ドライブの途中に手軽に食べられる。

●大人の味わい、「ラム酒に漬けた干柿のアイス」


▲皿に盛った「ラム酒に漬けた干柿のアイス」

 「ラム酒に漬けた干柿のアイス」は、里山のオーベルジュ(注)「薪の音(まきのおと)」(南砺市野口)が販売するオリジナルデザート。南砺市の特産「富山干柿」に新たな付加価値を付けようと、地域活性化事業「野口田舎楽園」の一環として開発した。今年から野口営農組合が本格生産している。
(注)主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン

 キャラメルアイスクリームの中にラム酒に漬けた干柿を刻んで入れた洒落たデザート。ラム酒の香り、粒状の干柿の食感とほのかな甘味、キャラメルアイスの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。フレンチのシェフが手掛けた、まさに大人のアイスクリームといえる。値段は1個(100ml)400円、ギフト箱(6個入り)2,500円。ショッピングサイト(http://makinooto.shop-pro.jp)などからも購入できる。

 このほか、五箇山の酒蔵「三笑楽(さんしょうらく)酒造」の大吟醸酒と酒粕、自家製青梅を使用した「青梅と大吟醸のシャーベット」、ずいき(サトイモの茎)を赤ワインでじっくりと煮込み、フランスのチョコレートと組み合わせた「赤ワインで煮たずいきとこだわりショコラ」もある。3種の味比べを楽しんでみたい。「贅沢な大人のアイス 3種の味が楽しめるバラエティセット」は100mlが6個入りで2,500円。

 今回この「ラム酒に漬けた干柿のアイス」は農林水産省の「第1回地場もん国民大賞」で銅賞に輝いた。全国から518品の応募があり、書類審査、試食審査を経て、最終候補20品に絞り込まれ、その中から交流サイトやジャパンフードフェスタ2013(11月2・3日、東京)の会場での投票を加えて選ばれたもので、金賞(大賞)1品、銀賞2品、銅賞2品が決定した。

●ドライフルーツ風の仕上がり、「柿ごのみ」


▲素朴なパッケージの「柿ごのみ」

 12月に入り、富山干柿出荷組合連合会(南砺市高宮)から出荷が始まった「富山干柿」。大粒の三社柿(さんじゃがき)で丹念に作られ、歳暮や贈答品として人気があるが、外食産業などで料理素材に利用してもらおうと、今年から本格生産が始まった「柿ごのみ」も話題となっている。サイズが小さいなど、通常の干柿としては規格外となる柿を有効活用。半分に切り、糸に吊るさずに平棚に並べて乾燥させたもので、通常の干柿よりも多く水分を抜き、ドライフルーツ風に仕上げたという。半年以上の長期保存が可能なため、新たな需要につながると期待する声も多い。

 スライスして酢の物やサラダ、デザートなどに入れると、彩りも豊かに。そのまま酒のつまみとしても味わえる。歯ごたえがあり、自然の甘味、滋味がくせになりそうだ。外食産業向けが基本だが、連合会の集出荷施設(南砺市高宮)で小売り販売(1袋500g、900円)も始まった。ただ、外食産業からの引き合いが多く、すでに品薄状態にある。まずは富山干柿出荷組合連合会へ電話(TEL.0763-52-0078)を。

●ネット通販へ、「高岡コロッケ ブラック&ホワイトコロッケ」


▲マイルドな味わいの「ホワイトコロッケ」

 高岡コロッケ実行委員会と道の駅 万葉の里高岡(高岡市蜂ヶ島)が今年開発した「ブラックコロッケ」と「ホワイトコロッケ」も注目の逸品(トヤマ・ジャスト・ナウ 2013年10月23日記事参照)。11月3日、茨城県龍ケ崎市で催された「第1回全国コロッケフェスティバルin龍ケ崎」に「しろえびコロッケ」、「高岡大仏コロッケ」とともに高岡コロッケとしてエントリー。4種類合わせて約1万個を販売し、来場者による投票でグランプリに輝いた。

 スティック状で持ちやすい「ブラックコロッケ」(1個200円)は、富山ブラックラーメンをイメージして、イカ墨が練り込んである。「ホワイトコロッケ」(1個50円)は白いとろろ昆布とジャガイモを組み合わせた球状のコロッケ。現在、道の駅 万葉の里高岡のフードコートにある「町屋cafe ASIAN」でアツアツを販売中だが、12月中旬から冷凍の「ブラックコロッケ」と「ホワイトコロッケ」をインターネットで販売する予定。高岡コロッケを是非味わってほしい。

問い合わせ
「射水まんじゅう」について
●道の駅 新湊
TEL.0766-83-0111
FAX.0766-83-0100
http://www.shinminato.co.jp/

「ラム酒に漬けた干柿のアイス」について
●薪の音
TEL.0763-62-3255
FAX.0763-62-3266
http://www.makinooto.co.jp/

「柿ごのみ」について
●富山干柿出荷組合連合会
TEL.0763-52-0078
FAX.0763-52-0077
http://www.hosigaki.jp/

「高岡コロッケ ブラック&ホワイトコロッケ」について
●道の駅 万葉の里高岡
TEL.0766-30-0011
FAX.0766-30-0022
http://manyonosato.com/

コメント

その他の特産品

ページの先頭へもどる↑