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2004年 8月 11日 [ 特産品 ]
No.156-1:富山の特産品で夏を涼しく〜「真鍮の風鈴」を2名様にプレゼント
●暮らしの中に取り入れたい、風鈴やガラス器
暑い夏、風鈴やガラスの器が涼を演出してくれる。
約400年の歴史をもつ伝統産業・高岡銅器では確かな技術を生かし、毎年釣鐘型などの風鈴が製作されている。なかでも今年、県内外で話題となっているのが、デザイン性の高い真鍮の風鈴だ。
製作したのは、高岡市の銅器メーカー・能作(のうさく)の能作克治氏。「こだわったのは、余韻を残す、澄んだ音。そんな音が出せるように、真鍮という素材にこだわり、デザイン、鋳造法をいろいろと研究しました」と能作氏。細長い「スリム」、タマネギ型の「オニオン」、楽器を思わせる「ホルン」で、いずれも流線形のモダンなデザインが特徴。色は、真鍮そのものの色合いを生かしたゴールド、純銀メッキのシルバー、純銅メッキのピンクシルバーの3タイプがある。この風鈴は、デザインが高く評価され、国内外のデザイナーが選ぶ、百貨店・松屋(銀座)のデザインコレクションの一つに選定された。部屋のインテリアとして洋の空間にも合い、年中飾っておけるところも大きな魅力。「最初は呼び鈴として製作したのですが、市場の声を参考に、風鈴に作りかえました。反響の大きさに驚いています」。短冊が風に揺れると、高くて澄んだ音が耳元でささやくかのように響き、その音に、伝統産業・高岡銅器からの新風と胎動を感じる。なお、真鍮の風鈴は、東京・有楽町にある富山県のアンテナショップ・いきいき富山館や、銀座・松屋、銀座・三越などで販売されている。
●越翡翠硝子」の神秘的な色合い
飲み物や食べ物を涼感たっぷりに演出してくれるガラスの器。富山市にある富山ガラス工房のショップスペースには、50人ほどのガラス作家による2,000 点ほどの製品が展示・販売されている。そのなかで印象的なのが、「越翡翠硝子(こしのひすいがらす)」のブランド名が付けられた製品。ガラスに翡翠を混ぜた工房オリジナルの新素材ガラスを素材に、花器、酒器、皿、茶碗、箸置きなどが製作されている。この素材は、富山県朝日町から新潟県の県境付近で採取できる翡翠に着目し、ガラスに混ぜたらどうだろうかという発想で開発されたもので、古代より使われてきた翡翠のもつ神秘的な色合いが生かされている。製品によって濃い翡翠色や乳白した翡翠色、透明感のある翡翠色など、さまざま趣を漂わせる。越翡翠硝子の一部の製品は、富山県総合デザインセンターがデザインや機能性に優れたものを認証する「富山プロダクツ」の製品にも選定されており、その美しい色や形は、食卓はもちろん、インテリアとしても使える。
もう一つ、富山ガラス工房にこの10月、創作工房が新設されるのも話題。これまで毎週1回のみだった吹きガラス体験が毎日(休館日の月曜を除く)受け付けできるようになる。また30人までの団体の吹きガラス体験が可能になるため、小中学生や高校生などの校外学習体験などに利用できる。富山を訪れる際は、ぜひ吹きガラス体験に挑戦してみたい。
なお、文中(写真上と同等品)の「真鍮の風鈴」を2名様にプレゼントします。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「真鍮の風鈴」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。締切りは8月15日(日)。(発表は発送をもって代えさせていただきます。)
問い合わせ
●高岡銅器の風鈴について/
(株)能作
TEL.0766-63-5080
FAX.0766-63-5510
E-mail : brass@nousaku.co.jp
http://www.nousaku.co.jp
●ガラス製品について/
富山ガラス工房
TEL.076-436-2600
FAX.076-436-5735
E-mail : info@toyama-garasukobo.jp
http://www.toyama-garasukobo.jp
●富山プロダクツについて/
富山県総合デザインセンター
TEL.0766-62-0510
FAX.0766-63-6830
E-mail : dw@toyamadesign.jp
http://www.toyamadesign.jp/