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2005年 7月 20日 [ 特産品 ]
No.205-2:富山湾のゲンゲでサプリメントを開発−−−「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」を2名様にプレゼント
●ヌルヌルとしたゼラチン質にコラーゲン
富山県漁業協同組合連合会(県漁連)は県立大学、東洋カプセル(株)との共同研究により、富山湾で漁獲された深海魚・ゲンゲを利用した栄養補助食品「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」を開発し、販売を始めた。
“幻魚”とも書かれるゲンゲは、日本海やオホーツク海などの水深300〜500mに生息する深海魚。富山湾では水深300m以深に広がる、低温で清浄、栄養分に富んだ深層水域にノロゲンゲやクロゲンゲ、タナカゲンゲなどがすんでいる。
「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」に使われたのはノロゲンゲ。体長は20cmほどで、体を覆うヌルヌルとしたゼラチン質の皮膜が特徴だ。近年、研究でこのゼラチン質にコラーゲンが含まれることが判明し、注目されるようになり、汁ものや鍋、唐揚、干物などに利用されるようになってきた。やわらかな食感と、白身の淡泊な味わいが絶品で、富山湾の珍味としても食通を喜ばせている。
しかし、ノロゲンゲは鮮度落ちが早いことが欠点で、まだまだ消費量が少ない。県内の年間漁獲量は約100トンで、同じ深層水域に生息するアマエビやシロエビ、バイ貝、ベニズワイガニといった富山湾を代表する海の幸と比べると、低利用魚となっている。県漁連らは、漁獲資源としてのゲンゲの有効活用と消費拡大を目的に、2002年から商品開発をスタートさせた。
●話題のコエンザイムQ10を配合
当初は、コラーゲンのみの抽出を試みたが、ゲンゲ全体を粉末化させることに変更。ゲンゲをミンチした後に冷凍し、加熱殺菌、FD(フリーズドライ:凍結乾燥)、粉末化することによって、ゲンゲを約10倍に濃縮粉末にすることに成功した。濃縮粉末には、ビタミンAやB2、鉄分やカルシウムなどのミネラル、DHAやパルミトオレイン酸などの脂肪酸、ロイシンやグルタミン酸などのアミノ酸などが豊富に含まれている。
「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」は、この濃縮粉末に美肌効果や老化防止効果などで注目されているコエンザイムQ10や、大豆油などの植物油に含まれている天然ビタミンEとして知られるγ(ガンマ)トコフェロールなどを加えてカプセルにしたサプリメント。1粒あたり、コエンザイムQ10を 30mgも含んでいる点が大きな特徴だ。定価は1箱90粒入り6,880円だが、初回は発売記念価格5,480円で販売されている。
なお、県漁連から「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」を2名様にプレゼント。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。<締切りは2005年7月24日(日)>(発表は発送をもって代えさせていただきます。)
問い合わせ
●富山県漁業協同組合連合会
TEL.076-432-6281
FAX.076-433-8262
フリーダイアル.0120-037-514
http://www.jf-net.ne.jp/tygyoren/