全国でもトップクラスの暮らしやすさを誇る富山県。県は、県内への移住や県内企業への就職を支援するため、「とやま移住・就職総合支援ポータルサイト」を開設した。また、県内企業の特徴や魅力を紹介する企業情報データベース「企業ナビとやま」の運用もスタート！

●県が運営する“とやまのくらしとしごとの情報サイト”

　「1住宅あたりの延べ面積や待機児童数の少なさ（０人）が全国1位」、「若者や女性の正規雇用率は全国上位」、「全国・世界でトップシェアを誇る優良企業も多い」……富山県の暮らしやすさ、働きやすさに魅力を感じ、近年、30代以下の若者層、子育て世代の移住が増えている。今年３月で開業丸５年を迎える北陸新幹線によるアクセスの良さも首都圏からの移住を後押ししているようだ。

　県では、県内への移住やＵＩＪターン就職をさらに推し進めるため、暮らしや仕事に関する県開設の情報サイトを一元化し、玄関口となる「とやま移住・就職総合支援ポータルサイト」と「企業ナビとやま」の運用を始めた。

●利用ニーズの高い情報へワンクリックでアクセス

　とやま移住・就職総合支援ポータルサイトでは、「移住希望者向け」、「求職者・学生向け」、「企業向け」の３つに分けた対象者別の入口や「動画で見る！富山のしごと・くらしの魅力」のコンテンツを設けたほか、移住・就職支援の関連サイトの利用がしやすい構成となっている。トップページの冒頭では、「くらしたい国、富山」や「企業ナビとやま」などのサイトの画像が自動的に切り替わるスライドショーの機能を採用し、利用ニーズの高い情報にワンクリックでアクセスできる。「ＮＥＷＳ」のコーナーやイベントカレンダーも設けており、現在、1月31日(金)に京都で開催される、富山にＵＩターンしたゲストとともに食を味わいながら暮らしを考える交流会「富山を語るコラボキッチン～発酵文化と暮らし～」や、2月に東京＜1日(土)＞、名古屋＜8日(土)＞、京都＜9日(日)＞で開催される「元気とやま！就職セミナー～実践編～」、セミナー同日に県内企業20社がブース出展して業界や職種について説明する業界研究会「富山へＵターン！キャリアフォーラム」などの情報を紹介している。

　関連サイトは、移住希望者向けの「くらしたい国、富山」、求職者・企業向けの「企業ナビとやま」、「ヤングジョブとやま」、「インターンシップナビとやま」、「とやまＵターンガイド」、「とやまシニア専門人材バンク」、「スタートラインとやま」、「富山県人材活躍推進センター」の8サイトで、このサイト内での検索も可能。

　県移住・ＵＩＪターン促進課は、「富山県へのＵＩＪターン就職や移住を考えている方は、ぜひ最初にポータルサイトをご覧ください。関連サイトの利用がしやすくなりました。富山の特徴や魅力を紹介しています」と話している。

●富山県内の企業情報データベース「企業ナビとやま」

　「企業ナビとやま」では、大企業から中小企業まで約250社(2020.1月現在)の情報を掲載。従業員数、平均年齢、従業員に占める女性の割合、売上高、経常利益、新卒者等の採用者数・離職者数など企業の基本情報をはじめ、企業からのお知らせ、企業風土、魅力、求める人材など就職活動等に役立つ情報を掲載している。また、お気に入り企業を登録できる求職者マイページ機能や、メール配信サービスによって求職者に企業の採用情報などを提供する機能も備えている。

　県労働政策課は、「就職関連イベントの情報も掲載しています。求職者、企業ともに、企業ナビとやまへの登録や掲載は無料となっています。ぜひ登録を。3月3日(火)に『とやま就活キックオフフェア～元気とやま！合同企業説明会～』をとやま自遊館と富山市総合体育館で開催します。県内企業約400社が参加する県内最大規模の合同説明会です。3月から本格的に就職活動を始める学生さんや、富山へのUIJターンを検討中の方など、富山県内での就職を希望する方はぜひご参加ください」と話している。