出会いや交流、結婚を希望する県内在住者（独身）と、彼らを支援する県内事業者をつなぐ県のプラットフォーム「TOYAMATCH（トヤマッチ）」では、18歳以上の独身の「利用会員」と出会いや交流を応援する「登録事業者」を募集中。今記事では、県や自治体と企業が一体となって独身者の「出会い」をサポートする取組みについて紹介する。

●富山県がリードする婚活システム。

「TOYAMATCH」(https://toyamatch.jp/)では、登録した個人の利用会員（ユーザー）は、交流イベント、各種セミナーの開催状況を入手できるほか、登録済事業者が提供する代金の割引などのお得なサービスも受けられる。独身者がより身近に、楽しみながら出会いや交流をすることができるよう、県事業として“信頼度の高い”サポートを提供している。担当者が「社会全体で結婚を希望する独身者を応援する目的で…」と、新事業の創設の経緯について、語ってくれた。

●県が進めるバックアップ体制

「TOYAMATCH（トヤマッチ）」は、少子化の大きな要因である未婚化・晩婚化に歯止めをかけ、社会全体で結婚を希望する独身者を応援する取組みとして、昨年12月に立ち上げた。利用会員数は既に約300人に上り、着実に存在感と影響力を増す「TOYAMATCH」。個人の会員の約7割は20～30代とのことだ。

ちなみに、（個人の）利用会員登録は、運営サイト（https://toyamatch.jp/）内の申込みフォームから簡単に行える。サイト内では、利用会員が参加できるイベント・セミナーの詳細や登録事業者（店舗）で受けられる「割引」サービスなどが検索できる。

●登録事業者も続々、より強固なバックアップ体制に。

なお、「事業者」としては、利用会員に直接サービスを提供する「協賛事業者」と、自社の従業員の出会いや交流を支援する「応援事業者」のいずれか、また両方に登録できる。「協賛事業者」は、サイト内でお店やサービスが紹介されるなど、ターゲットを絞った認知度アップと集客効果が、「応援事業者」は福利厚生の充実などをアピールできるメリットがある。担当者に登録状況を聞くと「協賛事業者は約100社、応援事業者は約50社になっています。」とのことで、こちらも上々の立ち上がりだ。なお、サイト内には各市町村の婚活事業へのダイレクトリンクページも備わっている。

●三方よしのシステム、まずは登録しよう！

反響としては、「協賛事業者」からは「県内の独身者を応援するための気運を醸成したい」など、「応援事業者」からは「従業員の出会いや交流を支援するため、TOYAMATCHの周知を行っていきたい」など、それぞれポジティブな声が続々届いているとのことで、頼もしい限り。県としても、「今後サイトにイベント情報をどんどん掲載するなど、県内の出会いや交流を盛り上げていきたい」とのことで、季節ごとのイベント（例えばバレンタインなど）情報の配信も予定しているという。担当者は最後に「登録は無料なので出会いや交流を求めている独身の方や、少子化をどうにかしなければいけない、独身者を応援したいと考えていらっしゃる事業者の方には、ぜひ登録いただきたい」と呼びかけた。