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2022年 6月 29日 [ トピックス ]
No.1048:海岸特別清掃では新たな「部」もデビュー!「みんなできれいにせんまいけ大作戦」絶賛稼働中
●2010(平成22)年度より継続する、美しい海を守る大作戦!
「みんなできれいにせんまいけ大作戦」は、「海岸漂着物対策」の一環として、毎年夏から秋口にかけて継続して行われている清掃活動キャンペーンだ。昨年は、新型コロナ流行の影響で、例年と異なる7月から12月にかけての取り組みとなったが、今年は例年どおり6月から9月にかけての実施。中心的な清掃イベントとなる「海岸特別清掃」は、7月3日(日)に高岡市の「松太枝浜」にて行われる予定だ。
県は1996(平成8)年度より、「(公財)環日本海環境協力センター(NPEC)」と連携して「海辺の漂着物調査」を行うなど、「海岸漂着物」に注目。「みんなできれいにせんまいけ大作戦」開始以前から、沿岸エリアと連携した海岸の清掃美化活動となる「とやまふる里海岸クリーンアップキャンペーン」などを実施してきた経緯がある。
しかし、環境省の報告書で「富山県の海岸漂着物の約8割が県内河川を通じて海に流出したもの」と示されたことで、「上流域も含めた県内全域での清掃活動」が必要と考え、全市町村と連携した現在の清掃活動キャンペーンへと生まれ変わったのだという。
そして近年、小矢部川河口と庄川河口の間にあり、県内でも最も漂着物の多い海岸とされる射水市の「六渡寺海岸」では、地元の方から漂着物が減ったという声が聞かれるなど、キャンペーンの成果が現れてきている。
●県民全体に浸透した一大イベントに
毎年、キャンペーン期間中には全市町村で清掃イベントが開催されるほか、活動団体でも清掃活動が実施されており、昨年度は全県下で2万人以上の県民の協力が得られたという。企業からの問い合わせも増えているそうだ。
担当者は「海岸漂着物の約8割が県内河川から海に流出したものであることを知っている県民はまだ4割程度。伸び悩む認知度の向上が必要です。」と、活動の伸びしろも見据え、今後の普及に意欲を示す。
これまで以上に多くの県民に取り組んでもらえるよう、「一度清掃活動に参加されると、拾い集められたごみが意外に多いことに気づき、普段から落ちているごみが気になり、ポイ捨てしない、流出させないという意識が自然と高まってくると思います。このキャンペーンが、ひとつのきっかけになれば嬉しいです。」と呼びかけた。
●「松太枝浜」での海岸特別清掃は7月に!「とやま海ごみボランティア部」お披露目も。
さらに県では今年度、「とやま海ごみボランティア部」を新設し、6月からメンバーの募集を開始している。
海岸漂着物の削減に向け、沿岸部だけでなく、上流域も含めた県内全域での清掃活動が必要であることに対する理解を進め、より具体的な取組みを広げるべく、県内企業やボランティア団体に「入部」してもらい、「部員」として精力的な活動を促す取り組みだ。県としても、活動の成果のPRなど、日常的な活動へのモチベーションアップをサポートしていく。
なお、7月3日(日)に高岡市の「松太枝浜」で開催される「海岸特別清掃」では、「部」の設立記念の清掃活動も実施される予定で、紹介ブースも設置されるのだという。既に多くの参加が予定されており、担当者は、「駐車場が限られているので、できるだけ徒歩や公共交通機関の利用、乗り合わせにより参加いただけるとありがたいです。」と、環境保全への配慮も呼びかけた。乗り合わせ用の駐車場としては、高岡市伏木コミュニティセンター(高岡市伏木湊町13-1)の駐車場を活用できるそうだ。
なお、「とやま海ごみボランティア部」への入部申し込みは、以下の県HP内の専用フォームからお気軽に。様式の電子ファイルもあり、電子メールやFAXでの申し込みも可能だ。 https://www.pref.toyama.jp/1705/kurashi/kankyoushizen/kankyou/toyamaumigomiboranthiabu.html
●ごみ拾いSNSの併用で、日々の清掃活動がより楽しく!
県は、ごみ拾いSNS「ピリカ」を活用した情報発信も推奨している。「ピリカ」は、自身が行ったごみ拾いを発信すると、他のユーザーからコメントや「ありがとう」がもらえ、拾ったごみの量が自動的に記録・集計されていく、環境意識共有型のSNSで、世界に「清掃」の輪が広がり続けている。そして、県内から発信された情報を抽出して見ることができるサイト「みんなできれいにせんまいけ!とやま~守ろう、世界で最も美しい富山湾!~(https://toyama.pref.pirika.org/)」が公開されており、身近な仲間の存在、活動をいつでも感じ取ることができる。
一人ひとりの取り組みでも「仲間と一緒に」が実感できるSNSは、まさに新時代の清掃活動における理想的ツール。とはいえ、そんな時代の中であえて行う集団での清掃活動やイベントもまた、「体験」として不可欠な存在だ。SNSやイベントをきっかけに、まずは自分なりの「きれいにせんまいけ大作戦」を始めてみよう。
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●富山県生活環境文化部環境政策課廃棄物対策班
富山市新桜町5-3 第2富山電気ビルディング8階
TEL.076-444-3140
FAX.076-444-3480
「みんなできれいにせんまいけ大作戦2022」詳細
https://www.pref.toyama.jp/1705/kurashi/kankyoushizen/kankyou/kj00021617.html