「いずれは富山で暮らしたい。でも、今の生活も捨てがたい」、「仕事が見つかるだろうか」……と思っている方は、移住者による、未来の移住者のためのスペシャルカスタマーズツアー「とやま移住旅行」に参加してみてはいかが。2019年9月28日(土)・29日(日)に第1回「とやまの新＋継　地域の仕事たち　くらし・しごとツアー」、11月9日(土)・10日(日)に第2回「とやまの里＋海　自然の恵みたち」、2020年2月8日(土)・9日(日)に第3回「とやまの街＋町　輝く地元の企業たち」が開催される。地方で生きる可能性を見出してみよう。

●スペシャルな2日間、ディープな富山を体感

　「とやま移住旅行」は2016年度からスタートし、今年度で4回目。富山への移住を考えつつも、「なかなか決定打を得られていない」と感じている方を対象としている。「実際に来てみなければわからない発見や気づきがあった」、「富山での暮らしが体感できた」などと好評で、実際にツアーに参加して富山への移住を決断したという人もいる。

　9月28日(土)・29日(日)の第1回「とやまの新＋継　地域の仕事たち　くらし・しごとツアー」＜暮らし＋仕事(地域おこし・起業・継業)＞では、1日目は南砺市、2日目は砺波市へ。起業相談・就業支援のスペシャリストのガイドで、起業し地域活性化に向けてチャレンジする会社や事業主、移住の先輩を訪ねる。

　1日目の“地域とつながる新事業を知る”をテーマにした「しごと」ツアーでは、井波の伝統工芸とコラボした町宿の運営、若者の就業支援などに取り組む企業と、フェアトレードのお店を訪問。「くらし」ツアーでは、南砺市で活躍する地域おこし協力隊と巡る井波・八日町通りランチ＆散策や、井波の穴場スポット、南砺の美しい景色が見られるスポットへ。先輩移住者が営む古民家イタリアンで交流会も実施。宿泊はビジネスホテルでゆっくり過ごせる。

　2日目午前の「くらしツアー」では砺波市の空き家＆住宅、生活風景を見学し、「しごとツアー」では砺波市商店街の取組みと課題に触れる。午後からは起業経験者らの店でランチ＆散策を楽しむコースもある。ツアーの最後には2日間を振り返り、未来へのヒントを探る。

●11月と来年2月にも開催

　11月9日(土)・10日(日)の第2回「とやまの里＋海　自然の恵みたち　くらし・しごとツアー」＜いなか暮らし＋仕事コース＞では、1日目は立山町と魚津市、2日目は上市町へ。里山・里海で新たな取組みをはじめた人に会いに行き、仕事ぶりや暮らしぶりを聞く。

　2020年2月8日(土)・9日(日)の第3回「とやまの街＋町　輝く地元の企業たち　くらし・しごとツアー」＜まちなか暮らし＋仕事コース＞では、1日目は富山市、2日目は高岡市へ。富山の二大都市、富山市と高岡市のまちなかを巡りながら、富山らしい企業と暮らしぶりを体感する。

　各ツアーの集合(1日目)は富山空港9:15、富山駅9:45。解散(2日目)は富山空港16:00、富山駅16:30。参加費は各ツアー10,000円(大人1名)。4食(1日目昼食・夕食、2日目朝食・昼食)、宿泊費、体験費、県内移動費、保険料込み。定員は各15名(最少催行人数5名)。参加申込みは、中部観光へ(富山市黒崎445　TEL.076-425-3011)。

　県移住・ＵＩＪターン促進課では、「ツアーを企画・案内するのは富山に移住してきた人たち。富山の仕事や暮らしについてざっくばらんに話をしながら県内を巡る対話型ツアーです。働き盛りの移住はエネルギーが必要です。移住先に頼れる人がいると心強いものです。ツアーをきっかけに、頼れて甘えられる人をつくってください。9月28日(土)・29日(日)の第1回ツアーの申込みはお早めに」と話している。