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2013年 10月 23日 [ トピックス ]

No.629-1:自然体の富山の暮らしを紹介、『とやま日季』2013夏秋号発行!

富山の暮らし体感誌『とやま日季』の2013夏秋号が発行された。東京からUターンした造形作家の暮らしぶりを紹介した「とやま暮らし日季」、ラムサール条約登録の立山弥陀ヶ原・大日平の秋景色を取り上げた「とやまを観る旅」など、日々綴られる日記のように、富山の季節の息吹、人の温もり、暮らしの手触りなどを伝えている。今号も頁をめくるごとに富山の息遣いが聞こえてくるようだ。
今回紹介する『とやま日季』を抽選で30名様にプレゼント!応募は記事本文最後のプレゼント応募フォームから<10月27日(日)締切り>。

●独特の世界観でインパクトのある作品、故郷から発信


▲『とやま日季』2013夏秋号の表紙と
「とやま暮らし日季」

 表紙の写真は、日本一深いV字谷が続く黒部峡谷。黒部川の川面から約60mの高さに架かる後曳橋を渡るトロッコ電車と緑の景観が臨場感たっぷりに捉えられている。裏表紙の「エッセー・わたしのとやま」では、初代ウルトラマンのハヤタ隊員役として人気を集めた俳優の黒部進さんが、ふるさと・黒部市の思い出を綴っている。「富山県は海、山、川の幸に恵まれた県である。しかし、私が最も誇りたいのは県人の忍耐力や勤勉さである」として、その代表に富山の「売薬さん」を挙げている。「幼い頃、紙風船を楽しみにしていた」という文章からも黒部さんの温かい人柄が伝わってくる。

 「とやま暮らし日季」では、黒部市宇奈月町に生まれ、東京からUターンした造形作家の清河北斗さん、典子さん夫妻の暮らしを取り上げている。清河さんは発泡スチロールで巨大な作品を制作する。工房では、馬と人が一体となった「一卵性双生馬人」、象のバイクにまたがる「象駆輪金剛力士坐像」などユニークな作品が圧倒的な存在感を放っている。パリで開かれたジャパンエキスポにも出品するなど、いま注目を集める造形作家だ。故郷に帰るきっかけになったのは、会社からの独立、子育て。「大自然の中でのびのびと育っていってほしい。仕事はある程度、メールでやり取りが可能。東京にこだわる必要はなかった」と語る。典子さんは「のびのびと子育てができます。本当によかったと思います」と、黒部での子育てに満足している。


▲「とやまブランドものがたり」

 「とやま対談」では、国際日本文化研究センター名誉教授で、富山県[立山博物館]顧問の山折哲雄氏と石井知事が、立山信仰や立山曼荼羅、教育について語り合った。「立山曼荼羅はもしかすると、日本列島が何千年、何万年の間に受けてきた自然の災害・破壊力をあの地獄の景観のなかでそれとなく映し出し、その上での救い、浄土の思想が同時に表現されているのではないでしょうか」と山折名誉教授。「子どもたちにもっと山や森などの自然にふれてほしい、との思いから、公民館を拠点に親子でふるさとの自然体験をすることを奨励しています」という石井知事に対し、「鬱蒼とした森の中を歩くときは、人間とは何かと内面的に考えるようになり、山を登りきったときの喜びは、世界認識の喜び、世界全体を眺めることにつながるかもしれません。二つの局面を体験することが、人間が成長する上で大事」との山折名誉教授の言葉が印象的だ。

●伝統を礎に、高岡銅器に新しい動き


▲「とやまを観る旅」

 銅や錫などを坩堝(るつぼ(注))で溶かした高温の「湯」を型に流し込む鋳造(ちゅうぞう)の作業、洗練されたデザインで人気の「KANAYA」ブランドの商品……「とやまブランドものがたり」では、400年の歴史を誇る高岡銅器をクローズアップ。伝統をバックボーンに、高岡銅器協同組合の13社の有志が参加し、「KANAYA」ブランドを立ち上げたという。国内外で活躍する気鋭のデザイナーとのコラボで、新感覚のテーブルやトレイ、マガジンラック、ジュエリートレイなどを開発し、パリを会場にしたインテリアの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展。大きな反響を呼び、販路が世界に広がりつつあるなど、国内外で注目を集める高岡銅器の新しい動きを紹介している。
(注)金属を溶かすための湯のみ状の耐熱容器

 「とやまを観る旅」では、2012年7月にラムサール条約に登録された“立山弥陀ヶ原・大日平”を紅葉の季節を迎えた池塘(ちとう)周辺の写真とともに紹介。「心癒される風景があります。雲の上の自然時間に、ゆっくり心を合わせてみませんか」と読者に投げかけている。

 『とやま日季』2013夏秋号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。

 『とやま日季』2013夏秋号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<10月27日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

→プレゼント応募フォームはこちら

問い合わせ
●富山県地域振興課
TEL.076-444-4496
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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