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2012年 4月 25日 [ トピックス ]

No.554-1:8月、全国の高校生が富山に!文化部のインターハイ「全国高総文祭とやま2012」

第36回全国高等学校総合文化祭「全国高総文祭とやま2012」が8月8日(水)~12日(日)、富山県で開催される。文化活動に取り組む全国の高校生が、日頃の活動の成果を発表し、技を競い、交流を深める国内最大規模の文化の祭典。富山県では初の開催で、大会や富山をPRするために高校生が企画・編集したパンフレット「部活日誌」(B5判、16頁)も紹介!!

▲平成23年11月12日に行われたプレ大会(中央は大会マスコットキャラクター<らいとくん>)

●全国から約21,000人の高校生、来県

 第36回全国高等学校総合文化祭「全国高総文祭とやま2012」が8月8日(水)~12日(日)、富山県で初めて開催される。同文化祭は、文化活動に取り組む全国の高校生が、日頃の活動の成果を発表し、技を競い、交流を深める国内最大規模の文化の祭典。“文化部のインターハイ”とも呼ばれている。昭和52年の第1回(千葉県)から毎年開かれており、今年で36回を迎える。

 富山大会のテーマは“創造の舞台~美しき越(こし)の国~”。越の国とは昔の富山県を含む地域のことで、人と文化の輝く「元気とやま」を舞台に、次代を担う高校生が交流し、新しい文化を創造して世界へ発信する。開催部門は、演劇、合唱、吹奏楽、写真など23部門。県内15市町村の約30のホール、美術館などが会場となる。全市町村が会場となるのは大会初。富山の豊かな自然や国宝瑞龍寺、世界遺産・五箇山合掌造り集落なども舞台となる。映画監督の木村大作氏(放送部門 記念講演)、女優の剣幸氏(演劇部門 審査委員)ら、富山ゆかりの著名な講師・審査員(約170人)による記念講演や講評会などが部門ごとに開催されるのも特徴だ。

 8月8日(水)の総合開会式<13:00~16:00、富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)>には、各都道府県代表生徒が入場。福島(平成23年開催県)・長崎(平成25年開催県)・富山の3県、韓国・ロシア・中国の3カ国の高校生による交流ステージ、富山の高校生による構成劇「あと一つ~LAST BUT NOT LEAST~」などが行われる。構成劇の舞台は明治時代の富山。西洋化が進むなか、薬種商による新薬開発と若者たちの青春群像を描く。開会式とともに、富山大会のオープニングを飾るのが、マーチングバンドとバトントワリングによる華やかなパレード(17:15~)。富岩運河環水公園から富山市芸術文化ホール前まで、国内外から約3,000人の高校生が参加して行われる。

 大会自体には、全国から約3,000校、約21,000人の高校生、約5,000人の引率教員が参加する予定。このほか、応援の高校生、保護者ら観覧者は延べ20万人と予想される。

●観光スポットやご当地グルメの情報満載!「部活日誌」

 大会マスコットキャラクターは、ライチョウと売薬さんをモチーフにデザインされた<らいとくん>。「富山に来る」を意味する“来富”と明るい“light”にちなんだネーミングが愛らしい。大会をPRするため、県内外で活躍中だ。

 「全国高総文祭とやま2012」のPRや富山の魅力を紹介するため、パンフレット「部活日誌」(B5判、16頁)が制作されたことも話題。生徒実行委員会のメンバーが各高校の生徒会からの情報をもとに編集し、高校生ならではの視点で原稿をまとめた。部活動や開催日程、会場の案内頁をはじめ、スケジュールを書き込めるフリースペース、富山の観光情報を紹介した「観光スポットinTOYAMA」などの頁で構成されている。富山・舟橋、氷見・高岡・射水など県内を6エリアに分けた「観光スポットinTOYAMA」では、国宝瑞龍寺、世界遺産・五箇山合掌造り集落、立山黒部アルペンルートなど県内の観光スポットや特産品、ご当地グルメの情報が満載。「とやまリアル」のコーナーでは、“富山は銭湯王国!!”、“富山のB級グルメといえば、ブラックラーメン!!”、“地域色満載!!ご当地ソフトクリーム”などユニークな切り口で富山の事象や味覚を解説している。県内高校生の「私(僕)達のイチオシはコレ!」では、今年7月に開館する高志の国文学館や県内各地の回転寿司、ほたるいかの沖漬けなどの魅力を伝えている。富山の観光やお土産選びの際に役立つ一冊となる。25万部を作製し、全国の参加高校生へ配布中。

 直近のイベントとして、「全国高総文祭とやま2012開催100日前イベント」が4月30日(月・振休)13:00~15:30、富山市まちなか賑わい広場「グランドプラザ」で開催される。8月の大会に向け、富山の高校生の活動の成果を披露するとともに、大会の魅力や見どころをPRするイベントとなる。マーチングバンド(富山いずみ高等学校)、文芸「詩のボクシング(※ボクシングのリンクに見立てた舞台の上で二人の朗読者が自作の詩などを朗読し表現力を競う「声と言葉の格闘技」)」(高岡第一高等学校)、郷土芸能(越中五箇山民謡/南砺平高等学校、和太鼓/砺波工業高等学校)、合唱・ボランティア(大会イメージソング/富山高等学校、手話/伏木高等学校)など、9つの部門発表が予定されている。

 第36回全国高等学校総合文化祭富山県実行委員会事務局では、「大会のテーマやイメージソング<そこにあるから>、マスコット<らいとくん>は県内高校生が考案しました。大会は、高校生が主体となって運営します。高校生が主役の祭典で、元気とやま、ふるさと富山の魅力を全国、世界に発信します」と話している。

▲構成劇「あと一つ~LAST BUT NOT LEAST~」▲「部活日誌」


問い合わせ
●第36回全国高等学校総合文化祭富山県実行委員会事務局<富山県教育委員会 生涯学習・文化財室内>
TEL.076-444-8907
FAX.076-444-4434
http://www.soubun2012.tym.ed.jp/

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