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2009年 6月 10日 [ トピックス ]

No.407-2:富山の自然、味覚をアニメ・ドラマで世界へ発信!


 富山テレビ放送は、富山県と中国遼寧省との友好県省締結25周年に合わせ、富山の観光の魅力をアニメーションを用いてPRする映像作品「泣かせる空に会いたい~魅惑の富山物語」を制作した。6月20日(土)16:55~17:24に富山テレビで放送されるほか、6月中旬以降、BBTWEB、YouTubeなどで配信される予定。

▲五箇山を舞台にしたワンシーン

●テーマは、泣かせる“空、海、味”に会いたい

 富山テレビ放送は、富山県と中国遼寧省との友好県省締結25周年に合わせ、富山の観光の魅力をアニメーションを用いてPRする映像作品「泣かせる空に会いたい~魅惑の富山物語」を制作した。富山の魅力発信と誘客につなげるのが目的。5月18日の夕方、富山県の友好代表団(団長・石井県知事)と遼寧省関係者らが出席して行われた25周年記念式典・関連懇談会(省都・瀋陽市内)の開催中に、中国・遼寧電視台・衛星総合チャンネル(視聴人口約6億人)から北京、上海、天津、重慶など中国全土に放送され、反響を呼んだ。

 「泣かせる空に会いたい~魅惑の富山物語」は、アニメに実写映像と解説を加えた30分の作品。富山観光の三大ブランドともいえる「立山黒部アルペンルート」、不思議の海「富山湾」、世界遺産・合掌造り集落のある「五箇山」を舞台にした3部構成(「泣かせる空に会いたい」、「泣かせる海に会いたい」、「泣かせる味に会いたい」の3つの物語)で、県内のアニメ制作会社「ピーエーワークス」(南砺市)と「The BERICH(ビリッチ)」(魚津市)がそれぞれ3つの物語(合計6本)を手掛けた。音楽も県内若手アーティストグループによるオリジナルのものとなっている。
 
 同作品は、地域の魅力(観光資源)をアニメで表現し、放送と通信によって世界に向けて情報発信する、経済産業省の「平成20年度地域資源活用プログラム」に選ばれており、英語、中国語、韓国語、フランス語の字幕付き。経済産業省や文化庁などではアニメ、漫画を車やIT機器、ファッションなどとともに日本ブランドの代表、COOL JAPAN (かっこいい日本)として、国際戦略コンテンツに位置づけている。

●アニメと実写、富山弁の組み合わせがユニーク

 ピーエーワークスによる「泣かせる空に会いたい」編は、3,000m級の峰々が連なる立山連峰・雄山山頂を舞台にしたドラマで、雄大な自然描写が圧巻だ。海編は、ホタルイカが光る神秘の海を青春で彩る友情物語、味編では五箇山に帰郷した主人公とおじいちゃんとの心の交流、素朴な味覚の魅力を描いている。The BERICHによる「泣かせる空に会いたい」編は主人公たちのドタバタ立山登山。海編では、ひかりの街・滑川をイタリアのアマルフィ海岸を絡めながら紹介。味編では、リストラされた主人公の心の再生ドラマを描いている。
 
 なお、ピーエーワークスは、南砺市城端を舞台にした青春アニメ「true tears」、テレビゲーム「レイトン教授」シリーズなどを手掛け、いまや日本を代表するアーティストとして注目されているアニメ制作会社。The BERICHは魚津市在住の兄弟ユニットで、富山弁のポップ調アニメで全国の若者から支持されており、今回の作品もポップな物語展開が冴えている。世界を席巻する日本のアニメと富山を舞台にしたドラマのコラボが、中国でどう受けとめられたか、また今後、日本国内でどんな反響を呼ぶのか興味深い。

 「泣かせる空に会いたい~魅惑の富山物語」は、県内で6月20日(土)16:55~17:24に富山テレビで放送されるほか、6月中旬以降、BBTWEB、YouTube、ニコニコ動画、Yahoo動画などで配信される予定。

 富山テレビ放送・デジタル企画室では「富山の自然や味覚、観光の魅力を世界に通用するアニメーションで紹介するユニークな取り組み。合計6本のショートストーリーを1つの作品に編んだことがポイントだ。日本を代表するアーティストが手掛けたアニメ・ドラマを楽しんでいただき、ぜひ富山に観光に訪れてほしい」と話している。


▲立山黒部アルペンルート
「雪の大谷」を舞台にしたワンシーン


問い合わせ
●富山テレビ放送・デジタル企画室
TEL.076-425-1111
FAX.076-492-4997
http://www.bbt.co.jp/

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