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2009年 5月 27日 [ トピックス ]

No.405-1:全国から受講者募集! 平成21年度「とやま夏期大学」


 平成21年度「とやま夏期大学」が7月31日(金)~8月3日(月)、立山山麓にある立山国際ホテルを会場に開催される。同大学も今年で4回目。富山を舞台にした話題の映画「劔岳 点の記」の木村大作監督ら、各界の第一線で活躍する講師を迎え、緑豊かな自然のなかで質の高い学びの場を提供する。

●映画の魅力、経済危機脱出のヒント・・・緑豊かな立山山麓で、学ぶ夏

 平成21年度「とやま夏期大学」が7月31日(金)~8月3日(月)、立山山麓にある立山国際ホテルを会場に開催される。各界の第一線で活躍する4人(1人1日ずつ担当)の講師を迎え、緑豊かな自然のなかで質の高い学びの場を提供する同大学も今年で4回目。これまでに数学、脳科学、経済、女性の生き方など、さまざまなテーマで講義が展開されてきた。受講者も学生から社会人まで、学ぶ意欲を持った方々が県内外から参加し、講義に熱心に耳を傾けた。「街なかとは違った雰囲気のなかで講義が受けられて、自然豊かな富山の良さに改めて気づかされた」、「オプショナルツアーに参加して、立山や称名滝などを満喫した」などの声が届いている。

 講義スケジュールと講師を紹介すると、7月31日(金)は、東京大学名誉教授・月尾嘉男氏を迎えての講義「拡大する格差・縮小する戦略」。月尾氏はメディア政策が専門。2004年2月ケープホナー(南米大陸南端のケープホーンをカヤックで漕破)となる。カヤックやクロスカントリースキー、登山を趣味とする。8月1日(土)は、映画監督・キャメラマン、木村大作氏の「映画の魅力~キャメラマンとしてみつめてきたもの」。木村氏は、「八甲田山」、「駅 STATION」、「鉄道員(ぽっぽや)」など数々の作品で撮影監督を務め、初監督作品となる映画「劔岳 点の記」が6月20日(土)から全国公開となる。2日(日)は、国連ハビタット親善大使、マリ・クリスティーヌ氏の「地球を守るために今わたしたちができること」。クリスティーヌ氏は、日本、ドイツ、アメリカ、タイなどで暮らした視点から国際会議・式典などの司会、講演活動など多方面にわたる活動をこなし、『ありがとう 愛・地球博』などの著作がある。3日(月)が関西学院大学大学院人間福祉研究科教授・神野直彦氏の「分かち合いの経済学―経済危機脱出のシナリオ」。神野氏は『地域再生の経済学』で石橋湛山賞、『財政学』で租税資料館賞を受賞するなど、第一線で活躍中の経済学者。このほか、『脱「格差社会」への戦略』などの著作がある。

 各日に2コマの講義(13:30~14:40、14:45~15:45)と補講(16:00~17:00)があり、1日、2日、3日には希望者を対象に講師を囲んでの交流会(18:00~19:30)も企画されている。

●高山植物が咲き乱れる立山の散策ツアーオプションもあり

 とやま夏期大学の募集要項を紹介しよう。対象は一般・学生で、学ぶ気持ちのある方なら誰もが受講できる。定員は1日200名。講師別の1日単位の講義だが、複数日の受講が可能。受講料は1日につき1,000円。交流会は各日定員20名程度で、参加料は5,000円(食事付・フリードリンク)。申し込みは、はがき、FAX、メールのいずれかにより、希望受講日(複数日受講可能)、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、性別、年齢、希望のオプション(交流会、学び楽しむオプション)を明記し、下記の「とやま夏期大学実行委員会」事務局へ<7月24日(金)締め切り>。また、受講料は、ゆうちょ銀行振替口座に入金(講座番号00780-6-450、加入者名:北日本新聞社)。通信欄に「とやま夏期大学受講料」と記入すること。申し込み受付後、事務局から入金確認後に受講票が送付される。

 なお、講義のほかに、“学び楽しむオプション”として、8月1日(土)には、立山曼荼羅の解説と地元伝統料理が付いている「立山博物館 特別見学ツアー」、2日(日)には「癒しの森 有峰散策」、3日(月)にはナチュラリストと行く「立山弥陀ケ原~室堂散策」、4日(火)には「立山カルデラ見学会」の4つのオプショナルツアー(参加費別途)も設定されている。このほか、立山国際ホテル宿泊者を対象に「朝のゆったり称名滝見学ツアー」が2日(日)
10:00~12:00に行われる。講義と組み合わせて、立山や山麓の大自然に触れてみたい。会場の立山国際ホテルでの宿泊斡旋<1泊2食付き・1名1室16,500円、2名1室14,000円(1名料金)>や、周辺ホテル、観光情報の提供も行っているので事務局に相談を。

 富山県観光・地域振興局地域振興課では、「県内外から受講者を募集し、観光・交流人口の拡大を目指す。今年は、講義終了の翌日にも“学び楽しむオプション”を設定し、ゆっくりと富山の豊かな自然に触れてもらえるようにした。また、日本一の落差を誇る称名滝の見学時間も午前中いっぱいに設定した。夏期大学を富山への旅のきっかけにしてほしい」と話している。


▲(左上)月尾嘉男氏(右上)木村大作氏
(左下)マリ・クリスティーヌ氏(左下)神野直彦氏


問い合わせ
●「とやま夏期大学実行委員会」事務局
〒930-0094 富山県富山市安住町2-14(北日本新聞社営業局営業部内)
TEL.076-445-3337
FAX.076-445-3338
Mail kou@ma.kitanippon.co.jp

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