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2000年 1月 17日 [ トピックス ]

No.054-2:新しい福祉の拠点、“サンシップとやま”が21世紀に向けて出航


■明るく、開かれた空間を目指して
 富山市内中心部にガラス張りの斬新な建物が出現。実はこれ、11月にオープンしたばかりの富山県総合福祉会館。“サンシップとやま”の愛称で呼ばれ、その名は「新しい福祉の船出」「街に浮上する福祉のゆりかご」を表している。従来の福祉会館のイメージを一新する開放的な建物は、太陽の光をいっぱいに浴びて出航する明るい福祉の殿堂、新しい時代の福祉の始まりを感じさせる開かれた空間である。

■3つの機能をもつ、地域総合福祉の拠点
 家族を取り巻く環境が大きく変わり、少子化、高齢化、核家族化などが進む現代社会において、福祉への要望も多様化、複雑化してきている。こうした時代の変化に対応し、21世紀の福祉を見据え、3つの機能をもつ新しい地域総合福祉の拠点として整備された。

『参加型福祉活動推進の拠点』
 「ボランティア交流サロン」や「県民サロン」では、さまざまなボランティアの交流や情報交換の場、憩いの場として利用できる。また、最大300人を収容(座席は可変式)できる「福祉ホール」では、シンポジウムや各種福祉行事、教室などが開催でき、住民参加の福祉活動の場として利用できる。

『福祉人材養成の拠点』
「健康・福祉人材センター」は人材バンク機能を備えており、福祉施設や団体に就職を希望する人への就職の紹介などを行っている。また、「福祉カレッジ」や「介護実習・普及センター」では、福祉に関する技術・知識の普及のほか、ホームヘルパーや介護支援専門員などの養成研修や県民向けの介護の実習・相談などを行っている。

『福祉情報受発信の拠点』
「シルバー110番」では、高齢者問題や子育てなど、家族が抱えるさまざまな相談に無料で応じてくれる。また、「福祉図書館・福祉情報システム」では、福祉に関する図書、ビデオなどの閲覧、貸出を行うほか、福祉情報の収集、提供を行っているので、福祉に関して必要な学習機会や情報を得ることができる。さらに、福祉への理解と普及を目的に、バリアフリーのモデルルームの公開や介護用具・福祉用具の展示が行われている。

■全館に最新のバリアフリー対策
 新しい時代の福祉の拠点となる“サンシップとやま”では、全館に最新のバリアフリー対策が施され、人にやさしい空間づくりが実践されている。たとえば、音声誘導システムや点字案内板、音声拡幅伝達システム、全館段差のない通路など、視覚障害者、聴覚障害者、肢体不自由者、高齢者などに配慮した対応がなされている。また、非常時においても障害に応じたきめ細かい非常警報等の伝達や避難方向の誘導を行うためのシステムも整っている。

利用案内
 □福祉ホール 和室研修室県民サロン
   開館時間:9:00〜21:00(国民の休日及び日曜日は〜17:00)
   開館日:年末年始(12/29〜1/3)
       毎週月曜日を除く毎日(月曜日が国民の休日のときは開館)

 □地下駐車場
   開館時間:8:30〜21:00(国民の休日及び日曜日は〜17:30)
   開館日:年末年始(12/29〜1/3)
       毎週月曜日を除く毎日(月曜日が国民の休日のときは開館)

 □福祉総合相談センター 福祉用具展示室 モデルルーム 福祉図書館
   開館時間:9:00〜17:00
   開館日:年末年始(12/29〜1/3)
       毎週月曜日を除く毎日(月曜日が国民の休日のときは開館)

 □ボランティア交流サロン ボランティアワークルーム
   開館時間:9:00〜21:00(国民の休日及び日曜日は〜17:00)
   開館日:年末年始(12/29〜1/3)
       毎週月曜日を除く毎日(月曜日が国民の休日のときは開館)

※利用料金など詳しくは下記まで。

問い合わせ
●富山県総合福祉会館 サンシップとやま
富山市安住町5番21号
076−432−6141

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