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2008年 3月 19日 [ トピックス ]
No.344-2:目指せJリーグ! カターレ富山初陣でドロー
「融合、そして躍進! CHALLENGE“J”」をキャッチフレーズに、北陸から初のJリーグ昇格を目指す県民サッカークラブチーム「カターレ富山」。3月16日(日)に富山県総合運動公園陸上競技場で行われた第10回日本フットボールリーグ(JFL)開幕戦でニューウェーブ北九州(福岡)と対戦し、2−2で引き分け、勝ち点1を挙げた。前期第2節は、3月20日(祝・木)に岡山県陸上競技場でファジアーノ岡山、第3節は23日(日)に富山県総合運動公園陸上競技場でアルテ高崎と対戦。
●ホームスタジアムで1万人の声援を受けて
「融合、そして躍進! CHALLENGE“J”」をキャッチフレーズに、北陸から初のJリーグ昇格を目指す県民サッカークラブチーム「カターレ富山」。3月16日(日)に県総合運動公園陸上競技場で行われた第10回日本フットボールリーグ(JFL)開幕戦でニューウェーブ北九州(福岡)と対戦し、2−2で引き分け、勝ち点1を挙げた。会場には、10,704人が訪れ、カターレイレブンを応援。“スポーツを通した地域振興”を基本理念に掲げるチームにとって、前途の明るさを予感させるスタートとなった。
カターレ富山は、昨季までJFLで活躍したアローズ北陸とYKK APが統合して誕生したチーム。1月下旬に楚輪博監督と28人の選手の陣容で始動し、2月の高知合宿、関西遠征でチーム力の強化を図ってきた。遠征では、Jリーグチームにも善戦するなど、チームが目指す「ボールも人も動くサッカー」に手応えをつかみ、初の公式戦に臨んだ。試合は後半9分にカターレ富山がチーム初ゴールとなる先制点を挙げたが、その後、北九州に立て続けにゴールを決められてピンチに。敗色ムード漂うなか、試合終了2分前で同点ゴールを決めた。楚輪監督は「まさにサポーターの声援に後押しされた2点目だった」と語っている。
競技場には、朝からサポーターらが続々と訪れ、最終的に10,704人の観客数を記録。この日行われたJFL開幕戦9試合の会場のうちで最多となり、新生チームへの県民の期待の高さを印象づけた。また、ファンクラブの会員は約8,000名となっており、チームを支える輪が世代を超えて広がっている。
JFLには18チームが加盟しており、各チームが2回戦総当たり方式で34試合を戦う。Jリーグ昇格に向け、カターレ富山は日本サッカー協会に1月に準加盟申請を行い、2月19日に承認を受けている。今季4位以内で、1試合平均観客数3,000人などの条件をクリアすれば、シーズン終了後にJリーグディビジョン2(J2)昇格が決まる。
●富山の元気を全国へアピール
競技場の緑の芝に映えるブルーの地のユニフォ−ムやエンブレム−−。カターレ富山の名称やチームカラーには富山に由来するものがいろいろあり、そんなところをチェックしてみるのも観戦の楽しみだ。まず、チーム名の由来は、富山弁の「勝たれ」のほか、「語れ」、「歌え(イタリア語のカンターレ)」の意味も込められている。また、頂点を目指してサポーターと肩を組んでともに「行こう(フランス語でアレ)」というチームの姿勢も表わしている。チームカラーの青は、富山湾や清らかな水をイメージしており、エンブレムは立山連峰、富山湾、チューリップを象徴するデザインとなっている。
愛称を公募したマスコットキャラクターの「ライカくん」は、県鳥・雷鳥と県獣・カモシカを融合させ、力強さをアピールしている。雷鳥の「ライ」、カモシカとカターレの「カ」を組み合わせた愛称は点取り屋の意味の「ストライカー」という言葉も重ね合わせている。開幕戦の試合会場では、ライカくんの着ぐるみが登場し、応援パフォーマンスを繰り広げたり、写真撮影会を行ったりしたが、多くの子どもたちから声をかけられ、すっかり人気者になっている。
富山でプロスポーツへの関心が高まるなか、富山のチームを応援しようと、東京・有楽町にある県アンテナショップ「いきいき富山館」が、3月25日(火)〜4月9日(水)、企画展を開催することも話題だ。期間中、カターレ富山をはじめ、野球のBCリーグに加盟する富山サンダーバーズ、バスケットボールのbjリーグで活躍する富山グラウジーズの写真やユニフォームの展示、オフィシャルグッズなどの販売が行われるから楽しみにしたい。
カターレ富山では「前期第2節は、3月20日(祝・木)に岡山県陸上競技場でファジアーノ岡山、第3節は23日(日)に富山県総合運動公園陸上競技場でアルテ高崎と対戦。その後、11月30日(日)、県総合運動公園陸上競技場でのファジアーノ岡山との後期最終戦まで試合が続く。全国各地に富山の元気、感動、勇気を伝えたい」と話している。
問い合わせ
「カターレ富山」について
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「カターレ富山・ファンクラブ」について
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