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2007年 12月 5日 [ トピックス ]
No.329-2:富山県民サッカークラブチーム名、「カターレ富山」に決定!
Jリーグ入りを目指す富山県民サッカークラブチームの名称が「カターレ富山」(KATALLER TOYAMA)に決定した。「カターレ」には、愛するチームを共に“語れ”、“歌え”(イタリア語のカンターレ[cantare])、そして“勝て”(富山弁で「勝たれ」)の意味が込められている。地域に密着したチームづくりで「元気な富山の創造」に貢献することを目指す。
●イタリア語と富山弁を掛け合わせて命名
Jリーグ入りを目指す富山県民サッカークラブチームの名称が「カターレ富山」(KATALLER TOYAMA)に決定した。9月21日(金)から10月12日(金)まで、(社)富山県サッカー協会を通じ、チーム名称の一般公募を実施。県内外から寄せられた1,086件の中からチーム名称選考委員会によって選考が進められていた。
「カターレ」には、愛するチームを共に“語れ”、“歌え”(イタリア語のカンターレ[cantare])、そして“勝て”(富山弁で「勝たれ」)の意味が込められている。また、頂点を目指して、県民と“肩”(カタ)を組んで共に「行こう」(フランス語のアレ[aller=行く])というチームの姿勢が表されている。名称が決まり、ロゴマークやエンブレムの制作が進められており、12月中に決定する予定だ。
カターレ富山は、日本フットボールリーグ(JFL)に加盟するアマチュア企業チーム「アローズ北陸」(富山市)と「YKK APサッカー部」(黒部市)が統合して誕生する新チームで、3年以内のJリーグ昇格を目指す。県内企業の出資によって新チームの運営会社<(株)カターレ富山>が11月に立ち上がっており、今後、監督やコーチの人選、加入選手との契約、スポンサー探しなどを本格化させ、来年1月にJリーグ加盟に必要な準加盟申請を行う。新チームは、2008年シーズンをJFLで戦い、上位4位に入れば、最短で2009年シーズンからJリーグディビジョン2(J2)への昇格が可能になる。ちなみに、アローズ北陸は1990年に北陸電力サッカー部として創部し、今シーズンは18チーム中4位で最終戦を終了。YKK APサッカー部は1962年に創部した伝統あるチームで、今シーズンは6位。来シーズンは、新チームで上位4位以内に入り、J2入りを果たしてほしいものだ。
●地域密着を掲げ、地域活性化を
富山県民サッカークラブチームを運営する(株)カターレ富山では、「地域に根ざし、県民の皆さんと肩を組んでともに歩む、“地域に密着したチームづくり”」、「県民の皆さんに感動と勇気を、子供たちに夢と希望を与えられるよう、“フェアプレイとチームワークに徹したチームづくり”」、「スポーツを愛する心や寛容の精神をはぐくみ、“豊かなスポーツ文化を発信するチームづくり”」の3つの基本方針を掲げ、サッカーを通して「元気な富山の創造」に貢献していきたいとしている。
チーム運営会社設立に合わせ、県ではプロジェクトチーム「チャレンジJ」を知事政策室に設置。チームリーダーを(株)カターレ富山に派遣するなど、県民サッカークラブチームを支援する体制を整えた。Jリーグ入りにはホームスタジアムの整備などの諸条件があり、県ではホームスタジアムとして想定されている県総合運動公園陸上競技場の施設改修など、ハードとソフトの両面で支援し、プロスポーツを活用した地域振興を図っていく考えだ。また、北陸電力、YKKグループとクラブチーム設立を協議してきた県サッカー協会では、カターレ富山に対し、広報活動での支援やサッカー教室合同開催など地域交流での協力、サポーター確保に向けての支援などを進めていきたいとしている。
(株)カターレ富山では、「プロスポーツで地域活性化に成功した新潟や浦和など先進事例を参考に、サッカーを通じて地域に貢献し、ふるさと富山が一層元気になることを目指していきます。サポーター、県民の皆さんの協力のもと、将来、ホームスタジアムをチームカラー一色で埋めつくしたい」と話している。
問い合わせ
●(株)カターレ富山
TEL.076-444-5500
FAX.076-444-5507