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2007年 10月 24日 [ トピックス ]
No.323-2:「我が家の食育メニューコンテスト」、受賞作品決定!
富山米や富山湾の新鮮な魚介、野菜、果実など、富山ならではの旬の地場産食材を活かしたヘルシーメニューを募集・表彰する「我が家の食育メニューコンテスト」(主催:富山県食育推進会議)。応募のあった344作品の中から「主食」、「主菜」、「副菜」、「デザート」の部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞3作品が決定した。
●「栄養」、「食味」、「家庭での作りやすさ」などの観点から
富山米や富山湾の新鮮な魚介、野菜、果実など、富山ならではの旬の地場産食材を活かしたヘルシーメニューを募集・表彰する「我が家の食育メニューコンテスト」(主催:富山県食育推進会議)。県内外から応募のあった344作品について、富山県食育推進会議の委員からなる審査委員会の一次審査(書類審査)、二次審査(試食審査)によって、「主食」、「主菜」、「副菜」、「デザート」の部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞3作品がこのほど決定した。
旬の地場産食材や伝統的な食文化を活かした栄養バランスのよい“富山型食生活”の実践・普及を目的に開催されたもので、「野菜たっぷり」、「カルシウム・鉄分たっぷり」、「ボリューム満点&カロリー控え目」、「食物繊維たっぷり」、「噛みやすく、食べやすい」、「子どもの好き嫌いを減らす」などをポイントに、日々の食事として導入できる「家庭料理」を8月末まで募集していた。
同コンテストには、県内在住者から312作品、北海道、福岡県など県外から32作品の応募があった。応募者の平均年齢は28歳で、学生の作品が247点と全体の72%を占めたことが大きな特徴。そのうち高校生の作品が80点だった。応募時期(6〜8月)の関係から夏の食材を用いた作品が多く、海産物ではシロエビ、野菜ではトマト、果実では呉羽梨が多かった。審査委員会では、「栄養」、「食味」、「家庭での作りやすさ」などの観点から審査を行った。
●富山型食生活モデルメニューに盛り込む
各部門の最優秀賞を紹介しよう。「主食」部門(ごはん、パン、麺、パスタなどを主材料に)の「富山丼」(高岡市:川幡磨美さん)は、ごはんの上に茹でたシロエビや黒とろろ昆布、オクラ、ネギ、ミニトマトを盛りつけ、特製タレで仕上げたもので、「富山の食材をたっぷり使って手軽に調理できる」、「見た目に華やかできれい」と高い評価を受けた。
「主菜」部門(肉、魚、卵、大豆などを主材料に)では、「ぶりと根菜の味噌煮粕風味」(魚津市:畠山順子さん)。「ブリとごぼう、ニンジンなどの野菜の旨みが互いに染みて味わい深い」、「野菜の滋味がたっぷり摂れて身体も温まり、栄養面も優れている」などの感想が寄せられた。
「副菜」部門(野菜、いも、豆類、きのこ、海藻などを主材料に)の最優秀賞を受賞した「里イモのヘルシーゴマ豆腐」(富山市:犬島亜矢乃さん)は、サトイモを材料に使ったゴマ豆腐でもっちりとした食感が楽しめる逸品。ゼラチンで仕立てられている点もユニークで、栄養価の面やシメジなどの盛りつけも評価された。
「デザート」部門(果物、牛乳・乳製品などを主材料に)は、「オーブンいらず! 不思議な出合いケーキ!」(滑川市:中村奈保美さん)。ニンジンと干柿を入れたケーキで、手軽に作れる点がポイントにつながった。「ニンジン嫌いの人によい」、「はちみつをかけたらおいしさがアップする」など、好評だった。
なお、越中とやま食の王国フェスタ2007~秋の陣~<10月27日(土)~28日(日)、富山テクノホール>で、表彰式や受賞作品の展示が行われる。ブリとお茶漬け、サバと梅ごま、シロエビとライスバーガーなどユニークな組み合わせのメニューや、薄味で野菜の旨味を生かした薬膳スープ、魚嫌いの子どもにも食べやすい料理など、家庭自慢のヘルシーメニューが並ぶ。レシピも添えられているので、是非会場に足を運んで家庭料理の参考にしてみては。
富山県農林水産部農林水産企画課では「今年度に作成する富山型食生活モデルメニュー(献立表・レシピ集)に受賞作品を盛り込み、家庭で参考になるようにしていきたい。」と話している。
問い合わせ
●富山県農林水産部農林水産企画課
TEL.076-444-9622
FAX.076-444-4407
http://www.pref.toyama.jp/sections/1600/syokuiku/