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2007年 9月 26日 [ トピックス ]
No.319-2:Jリーグを目指し、富山県民サッカークラブチーム発足へ
日本フットボールリーグ(JFL)で活躍するアマチュア企業チーム「アローズ北陸」(富山市)と「YKK APサッカー部」(黒部市)が2008シーズンから統合し、Jリーグ参入を目指す富山県民サッカークラブチームが誕生することになった。新チームの名称を募集中!<10月12日(金)まで>
●アローズ北陸とYKK APサッカー部、統合へ
日本フットボールリーグ(JFL)で活躍するアマチュア企業チーム「アローズ北陸」(富山市)と「YKK APサッカー部」(黒部市)が2008シーズンから統合し、Jリーグ参入を目指す富山県民サッカークラブチームが誕生することになった。
富山県サッカー協会では、日本サッカー協会が掲げる、スポーツを通した地域活性化を目指す100年構想に基づき、富山県にJリーグを誕生させるべく、その可能性を探る「Jリーグスタディグループ」を2005年に設立。採算性を調査するなど、富山県民クラブチーム構想の実現に向けて検討を重ね、チームを保有する北陸電力とYKKに構想への協力を要請してきた。両社では、県民の強い期待に応え“元気な富山県づくりに”に役立ちたいと、2チームを母体とした新チームを誕生させ、Jリーグを目指すことになった。
アローズ北陸とYKK APサッカー部を紹介すると、アローズ北陸は1990年に北陸電力サッカー部として創部し、1996年にアローズ北陸の名称に変更。1999年に全国地域リーグ決勝大会で優勝し、JFLに昇格した。一方のYKK APは1962年にYKKサッカー部として創部。2000年に全国地域リーグ決勝大会で2位となり、JFLへの昇格を果たした。
●施設の改修などでJリーグ入りを支援
今後のスケジュールとして、10月末をめどにクラブ運営会社が設立される。この新会社がJリーグ加入に必要な準加盟申請を来年1月に行い、日本サッカー協会の審査を受ける。承認後、2008シーズンは新クラブチームでJFLを戦い、上位4位に入れば、シーズン終了後にJリーグ2部(J2)への昇格が決まる。
ただし、Jリーグ入りには、経営体制の構築やホームスタジアムの確保、ユースチームの保有などクリアしなければならないハードルがある。たとえば、ホームスタジアムは、観客1万人以上収容可能、夜間照明設備、天然芝のグラウンド、個人座席5,000席、来賓・記者・サッカー関係者用の背もたれ付きの座席230席の設置などが挙げられる。県では、これらの条件に見合うよう、ホームスタジアムとして想定される県総合運動公園陸上競技場の施設改修などを検討しており、Jリーグ入りを支援する考えだ。経済界では、富山県商工会議所連合会や富山経済同友会、2チームを保有する北陸電力とYKKの代表者らが、「富山県民サッカークラブチームを創る会」を結成するなど、支援の動きが始まっている。
なお、新チームの名称を募集中!<10月12日(金)まで>応募ページに、新チーム名称、氏名、郵便番号、住所、E-mail、電話番号、考案した理由・由来(100字以内)などを記入し、送信を。新チーム名称の発表は11月上旬予定。
富山県サッカー協会では、「富山県からJリーグチームを誕生させたい。県内にはプロバスケットボールリーグ・bjリーグと、プロ野球・北信越BCリーグに参戦するプロチームがある。地域に密着した県民サッカークラブチームの誕生で、富山のスポーツ界全体が活性化してくれればうれしい。新チームの名称については、スポーツを通して富山を元気にしたいという方々からのご応募をお待ちしている」と話している。
問い合わせ
●(社)富山県サッカー協会
TEL.076-441-0403
FAX.076-441-1597
http://www.toyama-fa.jp/