暗闇に幻想的に浮かび上がる国宝・瑞龍寺の山門と、胡弓の情緒漂う音色におわら踊り‥‥。首都圏の街の喧噪を離れ、夏の思い出づくりに高岡への旅はいかがだろうか？　8月11日(土)～12日(日)、東京出発の旅行企画「越中おもてなし紀行」が実施される。国宝・瑞龍寺のライトラップとおわら踊り観賞のほか、オプショナルツアーも充実。現在、参加者募集中。

●国宝・瑞龍寺のライトラップとおわら踊りを見学

　暗闇に幻想的に浮かび上がる国宝・瑞龍寺の山門と、胡弓の情緒漂う音色におわら踊り‥‥。8月、首都圏の街の喧噪を離れ、夏の思い出づくりに高岡への旅はいかがだろうか？　
　
　高岡市内の企業や飲食店などで組織する「越中高岡もてなしの心推進会議」が主催する「越中おもてなし紀行」＜8月11日(土)～12日(日)＞は、高岡市内を中心に越中富山路の観光を楽しむ1泊2日の観光バスツアー＜旅行企画・実施：(株)富山県福祉旅行センター＞。旅行代金は、東京・池袋～高岡間の往復バス代(高速代含む)、ホテル1泊(朝食付)、昼食2回、国宝・瑞龍寺ライトアップ入場料をセットにして25,000円～30,000円(大人・小人同一料金)とお得な設定。現在、参加者を募集している。

　同紀行は、8月11日(土)～14日(火)に開催されるイベント「国宝・瑞龍寺ライトアップ」の観賞を目玉に企画されたもの。11日(土)8:00に東京・池袋を出発し、16:30に高岡に到着後、19:30〜21:00に瑞龍寺ライトアップを観賞するスケジュールとなっており、山門前の特設ステージで繰り広げられる「越中八尾おわら風の盆の夕べ」も堪能できる。

　国宝・瑞龍寺は、高岡の開祖前田利長(加賀二代藩主)の菩提寺として加賀三代藩主・前田利常が建立。総門、山門、仏殿、法堂を一直線に配列し、周囲を回廊で結んだ壮大な伽藍構成が印象的な曹洞宗の名刹である。瑞龍寺ライトアップは、寺観光の目玉として平成12年に始まったイベント。今年は瑞龍寺観光100万人キャンペーンの中核事業として位置付けられており、境内でのおわら踊りやレーザーを取り入れた光の演出、門前市の開催など、例年以上のスケールでイベントが企画されている。

●感動体験で心もリフレッシュ

　「越中おもてなし紀行」の2日目(12日)には、1.「加賀120万石　前田文化歴史遺産ふれあいウォーク」、2.「越中国府の大伴家持万葉紀行」、3.「藤子・F・不二雄、藤子不二雄A先生のゆかりの地ふれあいウォーク」、4.「越中高岡伝統工芸ものづくり体験教室」、5.「世界遺産　五箇山合掌造りと利賀そば打ち体験紀行」の5つのオプショナルツアー(希望者対象、料金1,000円～5,000円)が設定されている。各コースともに学芸員または地元ボランティアによるガイド付となっており、知識をより深めることができるだろう。

　高岡市は奈良時代に越中の国府が置かれ、国守として赴任した大伴家持によって多くの歌が詠まれた万葉の故地。また、江戸時代初めに前田利長が高岡城を築き、晩年を過ごした地でもある。オプショナルツアーの1と2は、そんな高岡の歴史の息遣いが感じられるコース。1では、夜とは異なった趣きを見せる国宝・瑞龍寺をはじめ、瑞龍寺と前田利長墓所を結ぶ八丁道、前田利長墓所、美しい水濠と土塁を残す広大な城跡公園・高岡古城公園を巡り、2では、家持が政務をとった国庁跡に建つ勝興寺(国重要文化財)、高岡市万葉歴史館などを散策する。
　
　見学するだけでなく、触れる喜び、作る喜びを味わいたいという方には、4、5のコースがおすすめだ。4では、高岡地域地場産業センターで砂型によるスズ製ミニ水盤の鋳込み体験もしくは手鏡の青貝貼り体験に挑戦しながら、銅器と漆器という高岡市の伝統工芸品の技に触れることができる。5では、高岡市を離れ、富山県南西部に位置する南砺市へ。世界文化遺産に指定されている菅沼合掌造り集落の見学と、利賀そばの郷にあるそば打ち館でのそば打ち体験が楽しめる。緑濃い山里での体験は、心をリフレッシュさせてくれる至福のひとときとなるだろう。

　旅行を企画・実施する(株)富山県福祉旅行センターでは、「オプショナルツアーを楽しんだ後は、富山湾越しに3,000m級の立山連峰を望む雨晴海岸に立ち寄り、日本有数の魚都・氷見へ。氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館でキトキトの魚を使った昼食をいただき、能越自動車・氷見ICから帰路に。東京・池袋到着は19:30となっている。夏の越中富山路をお楽しみください」と話している。



問い合わせ
●(株)富山県福祉旅行センター
TEL.0766-21-4700
FAX.0766-21-4668
http://yado-club.com/