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2006年 12月 6日 [ トピックス ]
No.277-1:とやま未来遺産選定へ! 富山らしさあふれる「地域のたからもの」募集中!!
富山県内には、美しい自然や歴史的な建造物、年中行事や風俗慣習、工芸技術などがたくさんある。このような県内の有形・無形の素晴らしい財産を、「とやま未来遺産」として選定し、地域の住民の皆さんと一緒に次世代に大切に引き継いでいこうと、県では「とやま未来遺産」発掘事業に取り組んでいる。現在、「とやま未来遺産」の選定に向け、「地域資源(たからもの)」の推薦を受付中<来年2月28日(水)まで>。
●愛着と誇りを感じ守り育てているもの、ずっと残していきたいものを
立山連峰や黒部峡谷、蜃気楼、おわら風の盆、井波彫刻、国宝瑞龍寺、五箇山の合掌造り集落・・・・・・。富山県内には、全国に知られる自然や歴史的な建造物、年中行事や風俗慣習、工芸技術などがたくさんある。また、知名度が低くても地域で大切に受け継がれたきた伝統文化も多い。さらに、始まったばかりのイベントなどもある。
富山県では、暮らしの身近にあり、富山らしさあふれるこれら“地域のたからもの”を「とやま未来遺産」として選定し、地域住民の皆さんと一緒に次世代に大切に引き継いでいくことを目的とした「とやま未来遺産」発掘事業を今年度スタートさせた。県内にある有形・無形の「地域資源(たからもの)」を見つめ直し、再発見していくプロセスを通じて、県民自身が「とやま未来遺産」を推薦し、選定するのがこの事業の大きなポイント。「とやま未来遺産」の候補となる「地域資源(たからもの)」の募集がこのほど始まり、来年2月28(水)まで推薦を受け付けている。
「とやま未来遺産」の対象になるのは、「富山の独自の風土によって育まれ、“富山らしさ”が感じられるもの」や「生活に関わりの深いもの」だ。また、これらのいくつかの組み合わせからなる「群」も対象となる。たとえば、安らぎのある景観や、景観を守ろうとする住民参加の地域活動、地域の特産物を活用した伝統料理など‥‥‥。「とやま未来遺産」は、必ずしも有名なものや文化財に指定されたもの、伝統などの歴史に裏打ちされたものである必要はない。「とやま未来遺産」の選定のポイントは、地域の生活に関わりが深いもので、その地域資源の保存・活用を通じて地域の新たな魅力の創造や地域活性化につながることだ。文化財の指定が、歴史的・芸術的・学術上の価値が高いもので、保護・保存を主な目的としているのとは趣旨が異なる。
●とやま未来遺産、平成19年3月に第1次選定
応募された「地域資源(たからもの)」は、随時ホームページで公開され、それに対して感想や意見を送ることもできる。寄せられた意見は、学識経験者で構成されるとやま未来遺産選定委員会での審査の参考にされる。平成19年3月に第1次選定、平成19年度以降に第2次選定が予定されている。
「地域資源(たからもの)」の推薦は、県内外を問わず、どなたでもできる。個人のほか、職場やグループなどによる応募も可能だ。応募方法は、地域資源の名称とその場所(地域資源に関わりのある個人または団体名(ボランティア団体、企業、学校、自治会など)もわかれば記入)、推薦理由(地域資源の写真や参考資料(パンフレットや新聞記事など)を添付)、応募者の住所・氏名・年齢・電話番号を記入して、下記の応募先へ、郵便、ファックス、ホームページの応募フォームで応募。応募者の中から抽選で100名の方に粗品のプレゼントもある。
富山県知事政策室・地域振興班では「北は富山湾、東西南を山に囲まれた地理的な条件や気候、地形、歴史などが富山ならではの風土を育んだ。富山の風土や地域の持つ価値、可能性を再発見、発掘する機会にしたい。未来遺産を受け継いでいくのは若い世代。小・中学生、高校生、大学生など、若い世代から地域資源をたくさん推薦してほしい。また、富山出身者や富山に来たことのある方などからの推薦も期待したい。」と話している。
問い合わせ・応募先
●富山県知事政策室・地域振興班
〒930-8501
富山県知事政策室・地域振興班「とやま未来遺産」係
TEL.076-444-3949
FAX.076-444-4561
http://miraiisan.pref.toyama.lg.jp/