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2006年 11月 22日 [ トピックス ]

No.275-2:とやまマガジン『富山物語』冬号、発行−30名様にプレゼント!−


 富山の産業や文化、特産品などに関わる様々な“物語”を紹介する とやまマガジン『富山物語』。今年度の第2号目となる冬号がこのほど発行された。今号では、地域イメージを印象づけるキャッチフレーズとして10月に発表された「くらしたい国、富山」のロゴが表紙に初登場。「富山湾の食と暮らし」をテーマに、ブリや昆布〆などの富山ならではの食材の紹介をはじめ、聖路加国際病院の日野原重明名誉院長と石井隆一富山県知事との対談などがまとめられている。

●氷見ぶりのふるさとを訪ねて

 富山の産業や文化、特産品などに関わる様々な“物語”を紹介する とやまマガジン『富山物語』。今年度の第2号目となる冬号がこのほど発行された。今号では、「富山湾の食と暮らし」をテーマに、神秘の海・富山湾の豊かな恵みや人々を癒す自然、富山湾海洋深層水を活用した商品をはじめ、「富山スタイルの生きかた上手」と題した聖路加国際病院の日野原重明名誉院長と石井隆一富山県知事との対談などが掲載されている。

 表紙には、まさに今号のテーマである富山湾が登場。氷見沖に浮かぶ虻が島と、海越しにそびえる立山連峰の雄大な景観が目を引き付ける。特集1「富山旅ロマン−キトキトの味と豊かな海と」では、“氷見ブリのふるさとを訪ねて”として、定置網発祥の地・氷見を訪問し、朝の漁を終え、船上で朝食をとる漁師の姿を冒頭で紹介している。甲板の中央に置かれた大きな鍋の中には、ぶつ切りにした魚のアラを白味噌で仕立てた「かぶす汁」。これにドンブリ盛りの刺身とわっぱに入れたご飯が氷見の漁師の朝の定番のようで、この様子を撮らえた写真には思わず生唾を飲み込んでしまう。本文では、これから本番を迎えるブリ漁や、料理と相性のいい醤油・味噌、端麗辛口でフルーティーな味わいの地酒、かぶす汁が味わえる氷見魚市場食堂、富山湾を望む露天風呂なども紹介しており、氷見ブリのふるさと・氷見の旅へと誘われる。

 「BOOKS」のコーナーでは、氷見を舞台にした“再生”のラブストーリー・漫画『ほしのふるまち』(小学館)をクローズ・アップ。作者の原秀則氏に、作品の魅力や氷見を舞台にした経緯、取材で訪れた氷見の印象、物語を描く上での苦労などをインタビュー。「自分がちゃんと生きていけるところなら、何も都会にこだわらなくていいんじゃない?」、「生きるうえで、勝ち負けを気にするよりもできるところで頑張ればいいんだよ」といった作品に込める原氏の思いが響いてくる。

●高齢化時代に求められる医療や介護のあり方について対談

 「対談」では、聖路加国際病院の日野原重明名誉院長に、バイタリティーあふれる生き方の魅力と高齢化時代に求められる医療や介護のあり方について石井隆一富山県知事がたずねている。日野原名誉院長は、95歳と高齢でありながら、現役の医師として、また『生きかた上手』、『死をどう生きたいか』などの著書がある日本最高齢のベストセラー作家としても知られている。石井知事は、県内で約450箇所に自動心臓蘇生器(AED)が設置されていることや、富山型食生活モデルメニュー開発への取り組みなどを紹介。日野原名誉院長は「人のいのちを救うことはお医者さんでなくても素人にもできます。蘇生術と脈の取り方や血圧の測り方も一般の人に普及させ、心臓発作による無駄な死をなくしましょうという県民運動を広められたらどうでしょう」と提案する。また、人生80年時代に求められる在宅ケアと終末期医療については、「最期の時を過ごす場所として一番いいのは家庭です。好きなものがある、可愛い孫がくる・・・これより心強いことはないのですよ。富山県は家はいいんですから、少し改造して、訪問看護師がケアにいくようにすればいいと思います」と助言する。

 特集2「富山発産業の力」では、富山湾の海洋深層水を利用した商品と企業の取り組みを紹介。腸内環境を整える機能性ミネラルウォーターとして、厚生労働省から「特定保健用食品」の表示許可(海洋深層水を利用した商品では初めて)を受けた「キレアウォーター」(五洲薬品)や、煮くずれや食感の劣化を防いだ無添加・自然志向の「富山県産大豆水煮」、「もちもち里いも」(ヤマサン食品工業)がクローズ・アップされている。

 このほか、新鮮な魚介を昆布で締めた昆布〆や寒ブリの切身を白カブラで挟み、麹で漬けたかぶら寿し、ホタルイカの沖漬け風塩辛、かまぼこを紹介した「富山ブランド−−富山湾の味覚」、船でしか行けない湯宿を紹介した「庄川峡の秘湯−−大牧温泉を訪ねて」、蜃気楼が見える漁港の町、魚津の地酒・北洋の大吟醸「袋吊」といまが旬の富山湾のアオリイカの美味を追求した「富山の旨い酒、旨いもん」、五箇山合掌集落の雪あかりを幻想的な写真で紹介した「TOYAMA catch up」と富山の魅力が満載だ。

 『富山物語』の冬号は、A4判、オールカラー、16頁。来月リニューアルオープンする県のアンテナショップ「いきいき富山館」(東京・有楽町)や東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで手に入れることができる。

 なお、『富山物語』の発行を記念して同誌を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「富山物語」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<11月26日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>



問い合わせ
●富山県知事政策室
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00003964.html

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