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1997年 12月 13日 [ イベント ]
No.013-3:ジャンボ鍋を囲んで日本海の幸を満喫する。
富山県高岡市の高岡テクノドームでは、平成10年1月17・18日の両日に「第12回 日本海高岡なべ祭り」が開催される。
会場の日本海なべコーナーには、3種類のジャンボ鍋が用意される。なかでも人気のあるのが「カニ鍋」。富山湾で捕れる新鮮なズワイカニに、白菜やニンジンなどの野菜を入れた味噌仕立ての鍋である。フツフツと煮立った鍋の中には、ブツ切りにされたカニや野菜が山盛りに入り、香ばしいカニの風味が漂う。
また、アンコウやエビ、カキといった魚介類と、白菜、大根、里芋などの野菜を醤油で味付けした「ごっつぉ鍋」にも長蛇の列ができる。この時期の日本海の魚は脂がのっておいしいうえ、鮮度がいいので魚の生臭さもない。しかも長時間かけてじっくり煮込んだ鍋だけに、魚の旨味が野菜にしっかりしみ込み、味にコクと深さが出てくる。このアツアツの汁と具を、豪快に食べる。子どもや若い女性には「シチュー鍋」も好評だ。
野趣あふれるこれらの鍋料理を、底冷えする寒さの中でフウフウと言いながら食べる味は格別。雪国ならではのおいしさが楽しめる。ほかにもイカやエビ、ハマグリの焼きたてが味わえる炭焼きコーナー、高岡特産の薩摩芋をふかしたいもコーナーなどが出店される。
この日本海なべ祭りは、冬のシーズンに、市民みんなが外に出て楽しめるイベントを開催しようと企画されたのが始まり。使用される鍋は、高岡が日本を代表する銅器とアルミ製品の産地であることから、銅製とアルミ製の2種類が使用される。直径2メートル以上、深さ40センチ以上の超大型鍋で、一度に 3,000食分以上の調理が可能である。
このほか、今年は特に、世界で活躍する大道芸やマジックショーなどのアトラクションも併催される。中国出身の王健(ワン ジエン)氏は、世界サーカスフェスティバルで金賞を受賞したアクロバット界の第一人者であり、日本でもテレビにゲスト出演して人気を呼んでいる。また、アメリカ出身のデビット・ラムゼイ氏は、マジカル・バライティー・エンターティナーとして、観客を巻き込んだ楽しいマジックショーで知られ、大道芸ワールドカップの桧舞台でグランプリを受賞している。このほかアメリカ生まれのバルーンアーチスト、ペッピザ・クラウン氏も出演し、世界的な妙技の数々を披露する。
ジャンボ鍋を囲んで繰り広げられるこの祭りは、老若男女を問わず人気が高く、毎年県内外から11万人以上が参加する大イベント。今や、北陸の冬を代表する祭りとして、厳冬の風物詩の一つとなっている。
問い合わせ
●日本海高岡なべ祭り運営委員会
〒933高岡市広小路7-50
TEL 0766-20-1547