富山県のイメージアップに貢献した人（団体）に贈られる「富山県イメージアップ賞」の今年度受賞者が、「映画『草刈り十字軍』製作グループ」と「高岡万葉まつり実行委員会」の２団体に決定した。
　この賞は、様々な活動により全国的な注目を集め、富山県のイメージアップに貢献した人（団体）に対して、富山県が感謝の気持ちを込めて顕彰するもの。平成３年度に設けられ、これまで、プロゴルファーの森口祐子さんや女優の室井滋さんら５名が受賞している。
　今回受賞が決定した「映画『草刈り十字軍』製作グループ」は、富山県大山町を舞台とした映画「草刈り十字軍」（吉田一夫監督、加藤剛主演）を製作。この映画は、造林地への除草剤空中散布反対から始まった「草刈り十字軍」運動をモデルにしたもので、この運動に携わる様々な人々を広く全国へ紹介している。昨年11月に完成し、全国各地で自主上映され、ロングランを続けている。
　また、「高岡万葉まつり実行委員会」は、平成２年から行われている「万葉集全20巻朗唱の会」を主催。これは、万葉集全20巻4516首を連続３昼夜、約60時間をかけてリレー方式で歌いつなぐもので、万葉衣装を身につけた参加者が、万葉歌人になりきって、百人一首調、詩吟調など自由に歌いあげる。本年度地方自治法施行50周年を記念して設けられた「第１回ふるさとイベント大賞」を受賞。文化性の高い、ユニークなイベントとして全国から注目を集めている。
　授賞式は、７月29日(火)東京のホテルフロラシオン青山で行われる「とやまファン倶楽部」交流会の冒頭で行われ、富山県知事がプレゼンテ−タ−を務める。

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