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2008年 8月 20日 [ トピックス ]
No.366-1:橋渡り体験「布橋渡り」、女性参加者募集!
立山信仰の儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ」にちなんだ橋渡り体験「布橋渡り」が9月28日(日)10:00~15:00、立山町芦峅寺で行われる。目隠しで布橋を渡る女性の参加者(160名)を9月10日(水)まで募集する。
●普段着のまま目隠しをして布橋を渡る
立山信仰の儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」にちなんだ橋渡り体験「布橋渡り」が9月28日(日)10:00~15:00、立山町芦峅寺で行われる。目隠しで布橋を渡る女性の参加者(160名)を9月10日(水)まで募集する。
布橋灌頂会は、女人禁制のため霊峰立山への登拝が許されなかった江戸時代、極楽往生を願う女性の救済のために営まれた儀式。布橋の下を流れる姥堂川を三途の川に見立て、布橋はこの世(此岸)とあの世(彼岸)の境界と考えられていた。女性たちは白装束をまとい、目隠しをして布橋を渡り、姥堂内で念仏を唱え、再び布橋へ。無事に渡り切ると、死後に極楽浄土に至ることができると信じられていた。明治初期の廃仏毀釈によって儀式は廃れたが、平成8年の国民文化祭で当時の模様が復元され、17年、18年には“心の癒しの儀式”として行われた。
今回は、女性160名に「橋渡り」の体験を一緒にしてもらうことで、芦峅寺の歴史や文化について理解を深めてもらう。布橋渡りでは、仏教音楽演奏グループ「聲明(しょうみょう)の会HARUKA」の先導で、参加者は布橋へ。白装束ではなく、普段着のまま目隠しして、白布が敷かれた布橋を素足で渡る。
橋渡りの体験のほか、立山信仰と芦峅雄山神社についての解説や境内の案内、閻魔堂内での布橋灌頂会の解説も行われる。また、芦峅寺の多目的広場で同日開催されるごっつぉ祭り会場での昼食も付いている。
●芦峅寺の歴史や文化に触れて
募集人数は、女性160名<午前(10:00~)・午後(13:00~)の部、各80名>。参加費は3,000円(昼食代込み)。着脱しやすい履物と履物入れを持参。申し込みは、往復はがきに1.郵便番号 2.住所 3.氏名 4.電話番号 5.午前・午後の希望を記入し、〒930-0292 立山町前沢2440 立山町商工観光課内 布橋灌頂会実行委員会事務局へ。1通につき1名の受付け。申し込み多数の場合は抽選し、結果を返信はがきにて通知する。当日の集合場所は芦峅公民館前。小雨決行、荒天の場合は中止する。
なお、当日の申し込み(参加費1,000円)で橋渡り体験のみ参加することもできる。こちらは立山信仰などについての解説や昼食は付かない。女性のほか、男性も体験できるので、家族で参加したい。
布橋灌頂会実行委員会事務局では、「宗教的な儀式としての布橋灌頂会ではなく、今回は橋渡り体験として、皆さんに気軽に参加してもらい、芦峅の歴史や文化に触れてほしい。併せて開催のごっつぉ祭りでは、こごみ、人参、里芋、厚揚げを煮込んだ芦峅名物のつぼ煮なども登場する予定なのでお楽しみに」と話している。
問い合わせ
●布橋灌頂会実行委員会事務局(立山町商工観光課内)
TEL.076-462-9971
FAX.076-463-6611
http://www.town.tateyama.toyama.jp/