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2001年 11月 20日 [ トピックス ]
No.083-3:新旧の名手による唄声、楽器の響きを聴きくらべ[平村]
●「正調五箇山民謡」をCDで復刻、発売
ふるさとの民謡が全国的に注目を浴びるなか、五箇山観光協会では46年前に録音された「正調五箇山民謡」をCDで復刻、5,000枚を発売(自費制作)した。
当時、日本ビクターによって収録・発売(当時LP盤)されたものに、上平村役場の一室で録音された「五箇山追分」を加えたもので、収録曲は「麦屋節」「お小夜節」「神楽舞」「筑子唄」「といちんさ」など9曲。演奏は越中五箇山麦屋節保存会、越中五箇山こきりこ唄保存会、越中五箇山民謡保存会が担当。往年の名手の唄声、楽器の響きがCDならではの良質な音で再現されている。
価格は1枚1,500円(税込み)で、五箇山観光協会、五箇山の土産物店で販売。全国発送も受け付ける(送料別)。
●CD復刻に合わせて、現代の名手も好演
10月17、18日、財団法人ビクター伝統文化振興財団のプロデュースによって、現代の唄い手・演奏による五箇山民謡の録音が、福野町文化創造センター・ヘリオスで行われた。
収録曲には、復刻盤と同じ曲のほか「長麦屋」「嫁入りえたこ」など新たな曲も加えられた。演奏は、越中五箇山麦屋節保存会、越中五箇山こきりこ唄保存会、越中五箇山民謡保存会、小谷麦屋節保存会の現代のメンバー。保存会の面々は一流のミキサー陣と機材に囲まれ最初は緊張した面持ちだったが、雰囲気に慣れるにしたがって演奏にも熱が入り、哀調を帯びた唄声がホールに広がった。
こちらの録音は、来春正式なレーベルで発売予定。新旧の名手によるふるさとの民謡を聴きくらべてみたい。
問い合わせ
●五箇山観光協会
TEL(0763)66-2468