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2002年 4月 24日 [ イベント ]
No.092-2:砺波からチューリップの花の香りと春の風
●散居村で知られる砺波平野に本格的な春の訪れを告げる
全国一のチューリップの球根出荷額を誇る富山県を象徴する花の一大イベント「2002となみチューリップフェア」が、4月25日(木)から5月6日(休)まで砺波市で開催される。
砺波チューリップ公園一帯をメーンとするフェア会場の面積は約13ha。東京ドームの約2.8倍もある広い会場に大花壇や水上花壇、夢花壇、品種見本花壇、チューリップタワー、フラワーヒルなどが設けられ、一面に花のじゅうたんを敷き詰めたような趣。白雪姫、小町、紫雲など、品種名も可愛らしく、花の形や色も様々な約100万本のチューリップが咲き誇り、訪れる人の心を色とりどりに染め上げてくれる。
今年は、ゆったりとチューリップを楽しんでもらおうと、例年よりも花壇を増設。また3月、4月に暖かい天候が続き、開花が早まると予想されたため、フェア期間中に満開となるよう開花の抑制が図られてきた。たとえば、遮光ネットで花壇を被ったり、遅咲き・極遅咲きの品種を揃えたりと、本番に向けての態勢が整えられている。
→写真をダウンロード(350dpi)
●チューリップフェアと加賀百万石博がタイアップ
4月20日からプレイベントがスタートし、フェア第2会場となる柳瀬会場(砺波総合運動公園西側)の大型チューリップ畑(約5.4ha)では、約165万本が咲き誇り、カラフルな花のじゅうたんをバックに家族連れなどが記念撮影を楽しんでいる。砺波チューリップ公園に隣接するチューリップ四季彩館では、「散居の花物語」と題した企画展が開幕。散居村の風景と四季をチューリップの色で華やかに表現した展示に県外から訪れた団体客らも魅了された様子。砺波市美術館では、愛知県陶磁資料館コレクション展「日本陶磁五千年の至宝」が企画展示されており、チューリップと合わせて陶磁の世界を堪能できる。フェア期間中は、大人900円・小人400円(いずれも当日)のフェア入場料でチューリップ四季彩館と砺波市美術館も入館できるので、お見逃しのないように。
また、チューリップフェアと加賀百万石博(金沢市:金沢城公園で開催中)がタイアップし、入場料の割引サービスを行うこともうれしいニュース。フェア期間中にいずれか一方の入場半券を提示すれば、入場料が100円引きとなるので、加賀百万石博の入場半券があれば、大人800円・小人300円でチューリップフェアに入場できる。
うららかな春の風に誘われて、チューリップの可愛らしい花と香りを満喫する旅に出掛けてみてはいかが。
問い合わせ
●(財)砺波市花と緑の財団
TEL 0763-33-7716