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2002年 10月 9日 [ イベント ]

No.103-2:“特産王国とやま”ならではの味覚、郷土料理に舌鼓


●豊饒の海、富山湾の幸たっぷりの鍋を豪快に味わう

 味覚の秋。山海の幸に恵まれた富山ならではの“食のイベント”が県内各地で開催される。10月19日〜20日、新湊市・新湊漁港と海王丸パークを会場に開催される「新湊産業海鮮まつり」は、県内最大級の魚まつり。富山湾で獲れたキトキトの魚介類と野菜を大鍋でたっぷり煮込んだ海鮮浜汁、新湊市内の寿司店が総出で腕をふるう寿司など、おいしい味覚が堪能できる。魚介類が市価の2〜3割も安く手に入る販売コーナーも毎年盛況。また、マダイの一本釣り、ヒラメのつかみ捕りなど、ファミリーで楽しめるイベントも予定されている。
 20日に富山市中央卸売市場で開催される「いきいき富山魚まつり」では、4,000匹ほどのサンマが香ばしい煙を上げながら炭火で焼かれるほか、いきいき大漁鍋、生カニ炭火焼き、ブリ大根なども味わえる。
 26日〜27日、魚津市・ありそドームで開催される「魚津うまいもん祭り」には、魚津の海と野山の産物が集結。鮮魚やりんごなどの特産品が即売されるほか、大漁鍋や大豊作鍋が味わえる「ごっつぉ広場」も登場する。

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●古文書から「前田の殿様御膳」を再現  

 食文化の伝承と創造を目指す「食祭とやま2002in高岡」が10月26日〜27日、高岡市・高岡テクノドームを主会場に開催される。
 高岡は万葉の歌人大伴家持や加賀藩前田家ゆかりの土地であることから、展示コーナ−の目玉として、加賀藩三代藩主・前田利常公の正月料理を再現した「前田の殿様御膳」、蘇(チーズのような食べ物)、須々保理(漬け物)などの「万葉食」が並べられる。また、縄文時代の建物の部材やコゴミなどが出土している小矢部市桜町遺跡にちなみ、縄文人の食卓も紹介される。このほか、“地産地消”をテ−マとした「とやま食文化フォ−ラム」の開催や、食の伝承人による郷土料理の実演・試食、郷土芸能の披露なども予定されている。
 万葉食や縄文食、前田の殿様御膳の再現を観賞する機会は、そうあるものではないだろう。当時の食事風景に思いを馳せながら会場内をゆっくりとめぐってみたい。

問い合わせ
●新湊産業海鮮まつり/新湊市観光協会
TEL 0766-84-4649
●いきいき富山魚まつり/富山魚商業協同組合
TEL 076-495-2400
●魚津うまいもん祭り/魚津うまいもん祭り実行委員会
TEL 0765-23-1034
●食祭とやま2002in高岡/食祭とやま実行委員会
TEL 076-444-3271

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