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2003年 1月 8日 [ トピックス ]
No.109-1:国道41号は“ノーベル街道”
●ノーベル賞受賞者12人のうち4人が国道41号にゆかり
富山と高山を結ぶ国道41号が“ノーベル街道”として注目されている。国内に12人しかいないノーベル賞受賞者のうち、昨年日本中を沸かせた田中耕一さんら、4人が国道41号にゆかりのある方たち。
「粘り強い富山県人気質が受賞につながった」と語る田中耕一さん(平成14年、化学賞)は、富山市出身。高校卒業まで同市で過ごした。富山市から南下した大沢野町は、利根川進さん(昭和62年、医学・生理学賞)が小学1年から中学1年まで過ごした地。岐阜県に入ると、小柴昌俊さん(平成14年、物理学賞)が「カミオカンデ」でニュートリノの観測に成功した地、神岡町がある。さらに南へ行くと、白川英樹さん(平成12年、化学賞)が小学3年から高校3年まで暮らした高山市がある。
江戸時代、富山湾で獲れたブリを飛騨へ運んだ飛騨街道(現国道41号)は、ブリ街道とも呼ばれた。ブリは出世魚。この街道は、まさに現代の出世街道といえるのでは。
→写真をダウンロード(350dpi)
●「きときと☆キッズ」で子どもたちに田中さんを紹介
田中耕一さんのノーベル賞受賞式後、富山県は子ども向け広報誌「きときと☆キッズ」の臨時増刊号を発行。県内の小学4年から6年生全員に配布した。
田中さんの経歴や研究内容をわかりやすく紹介。小学校時代の恩師である澤柿教誠さんが田中さんのエピソードを寄せている。また県内で、自由な発想で発見・発明をした子どもたちや、楽しみながら科学を学んでいる小学校を紹介している。
発行した県広報課では、田中さんのノーベル賞受賞をきっかけに、「理科離れ」が進む子どもたちに、少しでも科学に興味を持ってもらいたいとしている。
なお、「きときと☆キッズ」はタブロイド判、カラー4ページで、春と秋の2回発行。
ホームページ(http://www.pref.toyama.jp/sections/1101/kids/)でも見ることができる。
問い合わせ
●「ノーベル街道」/富山県総合政策課
TEL076-444-9605
●「きときと☆キッズ」/富山県広報課
TEL076-444-3134