●出港時の登檣礼も必見

　10月24日(金)〜28日(火)、新湊市・海王丸パークに行政法人・航海訓練所(神奈川県)の練習帆船・2代目海王丸が寄港する。2001年10月以来の2年ぶりの寄港で、歓迎セレモニーや船内の一般公開、初代・2代目揃っての総帆展帆などが予定されている。
　入港は24日(金)10:00で、総トン数2,556トン、全長110.09mの白い船体が、同パークに係留・展示されている初代海王丸の対岸に設けられた海王岸壁・旅客船バースに係留される。一般公開は25日(土)の9:00〜11:00と13:00〜15:30で、北海道・小樽からの航海の余韻が残る船内の様子を見学できる。
　26日(日)には、初代海王丸とともに総帆展帆(2代目海王丸ではセイルドリルという呼称)が行われる予定で、2隻そろっての華麗な姿を観賞できる。初代海王丸は展帆ボランティアによって10:00〜16:00に、2代目海王丸は13:00〜16:00に実習生によってそれぞれの帆が展帆、畳帆。初代海王丸では29枚、2代目海王丸では36枚の純白の帆が張られたシーンは、さながら帆船の美の競演といったところ。ただし、総帆展帆は天候が荒れると中止になる。
　28日(火)11:00の出港時には、実習生がマストに登り、ヤード上に整列して別れのあいさつを行う登檣礼(とうしょうれい)の様子も見学できる。帆船ならではの感動的なシーンを見学しながら、2代目海王丸の船出を見送りたい。

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●海王丸を見学したあとは、新湊産業海鮮まつりへ

　10 月25日(土)、26日(日)9:00〜16:00には海王丸パーク並びの新湊漁港東地区で「新湊産業海鮮まつり」も開催される。県内最大級の魚まつりとして知られるこのまつりも今年で16回目。“うまさ世界一、キトキト！元気！しんみなと”をフレーズに、新湊漁港に水揚げされたばかりのフクラギや甘エビ、ベニズワイガニなどの新鮮な魚介類が即売されるほか、海鮮バーべキュー、海鮮セリ市、マグロの解体、マダイ１本釣り、魚のさばき方教室、農産物や肉の即売などが予定されている。獅子舞演舞やパフォーマンスショー、丸太切り大会など、見て楽しめるイベントもあるので、おいしいにぎり寿司を味わいながらファミリーでまつりを満喫しよう。

問い合わせ
●2代目海王丸の寄港について／(財)伏木富山港・海王丸財団
TEL.0766-82-5181
●新湊産業海鮮まつりについて／新湊市観光協会
TEL.0766-84-4649