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2006年 3月 29日 [ トピックス ]
No.241-2:「富山の魅力」は、ニッポンにつけるクスリ
平成18年3月3日、富山県が参加(課題協賛)した国内最大の公募広告賞「第43回宣伝会議賞」(主催:(株)宣伝会議)の受賞作品が発表された。県のテーマ「『富山』って、どこにでもある田舎ですか。」に全国から寄せられた3,545点の応募作品の中からは、東京在住の神野直人さん(東海旅客鉄道)の作品「あるじゃないか。ニッポンにつけるクスリ。」が、富山県が選ぶ「協賛企業賞」に輝いた。(平成17年10月12日発行「『とやまの魅力』あなたの言葉で表現したら…?」)
●「富山」を表現する3,545点の“コトバ”
平成18年3月3日、自治体としては全国で初めて、富山県が参加(課題協賛)した国内最大の“キャッチコピー”のコンペティション「第43回宣伝会議賞」(主催:(株)宣伝会議)の受賞作品が発表された。県のテーマ「『富山』って、どこにでもある田舎ですか。」に全国から寄せられた3,545点の応募作品の中からは、東京在住の神野直人さん(東海旅客鉄道)の作品「あるじゃないか。ニッポンにつけるクスリ。」が、富山県が選ぶ「協賛企業賞」に輝いた。 (平成17年10月12日発行「『とやまの魅力』あなたの言葉で表現したら…?」)
「宣伝会議賞」は、広告表現のアイデアをキャッチコピーおよびCM企画で競う、国内最大の公募広告賞だ。これまでの受賞者にはコピーライターの糸井重里さんや、作家の林真理子さんも名を連ねる、数ある広告賞の中でも人気の高い“コピーライターの登竜門”ともいえる賞。今回は、富山県を含む60社の課題に対して、過去最高となる20万2,618点(前年:18万9,211点)の応募があったといい、その熱気は高まるばかりだ。
これらのうち、富山県のテーマ「『富山』って、どこにでもある田舎ですか。」に全国から寄せられた作品数はなんと3,545点。特定の「商品」でも「企業」でもない、「富山」の地域イメージという抽象的かつ大きなテーマであるにもかかわらず、同賞関係者の予想を上回る反響であったという。
●「富山の魅力」はニッポンを癒し、元気にするクスリ
「宣伝会議賞」では、応募作品全体の中からグランプリ、準グランプリ等が選定されるほか、各テーマへの応募作品から協賛各社が1点ずつ「協賛企業賞」を選定する。富山県のテーマに寄せられた作品の中から、県が委嘱するブランドアドバイザー等による投票結果を受けて富山県が選んだ「協賛企業賞」作品は、「あるじゃないか。ニッポンにつけるクスリ。」。東京在住の神野直人さん(東海旅客鉄道)の作品だ。
ほかにも、“豊かな自然や素晴らしい景観”“古き良き日本のふるさと”“スローライフ・癒し”“(認知度の低さを逆手に)知られざる魅力”といった様々な着眼点から、アイデア溢れる手法で「富山の魅力」を描き出す作品が多数寄せられた。そんな中で神野さんの作品は、こうした“自然”“ひと”“暮らし” “食”など「富山」のあらゆる魅力が、人びとの心や身体を癒すというイメージを、全国に知られる「富山のくすり」と関連付けてうまく表現した点が高く評価されたようだ。
●全国の人々の心に響く「とやまブランド」の発信へ
富山県では17年度から、「富山ならでは」の魅力を「とやまブランド」として全国に発信し、官民一体となって育成・強化するため、各種団体等の代表者で構成する「とやまブランド推進本部」を設置するなどして、検討を進めてきた(6月1日発行「とやまブランド推進本部が発足」)。
今回の「宣伝会議賞」への協賛参加も、イメージや言葉の感覚に鋭いコピーライターの視点や多彩な表現手法を、今後の「とやまブランド」事業推進に活かすことを狙ってのもの。県担当者は、「いずれの作品も独創的なアイデアに溢れ、私達が全国の皆様に『行ってみたい、住んでみたい』と感じてもらえる富山を考えていく上で参考になるものばかり。応募いただいた全国の皆様に心から感謝したい。」と語る。今後、寄せられた数々の作品を参考にしながら、「富山」の地域イメージを全国に印象付ける“ブランドコンセプト”や“キャッチフレーズ”の策定を進めていくこととしている。県民や県ゆかりの人々が誇りたくなる「富山の魅力」を描き出し、全国の人々の心に響かせる“コトバ”の誕生に期待しよう。
問い合わせ
●(株)宣伝会議 「宣伝会議賞」事務局
TEL.03-3475-3030
awards@sendenkaigi.co.jp
http://www.sendenkaigi.com/awards/
<「とやまブランド推進本部」について>
●富山県知事政策室広報課
TEL.076-444-3133
koho1@pref.toyama.jp
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1001/kj00001964.html