明日のとやまブランド選定品目
富山県では、県産品のブランド力強化を図るため、「富山県推奨とやまブランド」認定に向けて意欲的に取り組む事業者とその県産品を育成支援対象として選定し、ブランド力向上に向けた取組みへの支援等を行う「明日のとやまブランド」育成支援事業を実施しています。これまでの選定品目と選定のポイントは次のとおりです。
「かまぼこ(細工かまぼこ)」
細工かまぼこは富山独特の文化であり、さらなるブランド力強化に向けた取組みを支援します。
【選定事業者】㈲尾崎商会、㈱河内屋(平成23年度選定)
「AQUARIUM」(アルミ製靴べら)
高岡銅器の鋳造と研磨技術を用いたアルミ鋳物の靴べらで、デザイン的に完成度が高く、インテリアシーンへの発信力の強化など、販路拡大が期待されています。
【選定事業者】㈱竹中銅器
「能作の錫製品」
※平成27年3月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】能作の錫製品
平成23年度選定品目
「魚津寒ハギ」
優れた処理技術による品質管理、鮮度維持の徹底や、新しいメニュー開発によるブランド化に向けた取組みが行われているなど、新たな富山湾の名産として、今後に期待されています。
【選定事業者】魚津漁業協同組合
「かぶら寿し」
富山の伝統の味として、今後の販路拡大が期待されています。※平成30年12月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。
【選定事業者】㈱ヨネダ
三和食品㈱(平成24年度選定)
「久乗おりん」
※令和2年12月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】久乗おりん
「「炭草花(すみくさはな)」シリーズ」(ブーツキーパー、シューキーパーなど)
ダムの流木や解体家屋の廃材を原料にした木炭を使用し、生活に身近で、デザイン性の高い商品として、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】アイオーティカーボン㈱
平成24年度選定品目
「松井機業場の城端しけ絹製品」
城端の絹織物の技術を活用しながら、しけ絹という素材を追求し、新たな生活様式を提案する独自性の高い商品開発に取り組むなど、今後の販路開拓が期待されています。
【選定事業者】㈱松井機業場
「Toyama・Glass(富山ガラス)」
※令和3年12月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】TOYAMA GLASS(富山ガラス)
平成25年度選定品目
「富山あんぽ柿」
※平成29年3月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】富山干柿・あんぽ柿
「IH 土鍋Provence(プロヴァンス)」
富山のアルミ産業を背景とした技術の活用により、遠赤外線効果や高い保湿性を持ち、安全性やデザイン性にも優れたIH対応土鍋であり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 ㈱小菊製作所
「木工用みつろうクリーム」
富山県産菜種油を主原料とする自然素材を100%使用した自然塗料で、木材製品の表面を保護し長持ちさせる、環境や人に優しい製品であり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 尾山製材㈱
「種もみ(富山県産種子・水稲種子)」
※平成27年3月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】とやまの種もみ
平成26年度選定品目
「白えびせんべい・あられ」
富山湾のシロエビを原材料としたせんべい・あられであり、新たな富山の名産として、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】㈱丸米製菓(平成28年度選定)
「合掌茅入り培養土」
世界遺産五箇山の合掌造りに使用した古茅を配合した培養土で、エコロジーと文化保全に配慮した商品として、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】㈱ジャパン・フラワー・コーポレーション
「高岡漆器」
錆絵、螺鈿など他産地に類を見ない多彩な技法を持ち、国の伝統的工芸品にも指定されているが、新しいライフスタイルに対応した新商品の企画・開発にも積極的に取り組んでおり、さらなるブランド化が期待されています。※平成29年3月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。
【選定事業者】 伝統工芸高岡漆器協同組合
「RED&WHITE」
高岡銅器の伝統を背景とした日本初の純銅ブランドとして、現代のライフスタイルにあったデザイン性の高い商品開発を行っており、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 ㈱織田幸銅器
「庄川挽物木地」
横木を使用し、杢目が美しく床も丈夫で素朴な風合いを持つことから、国の伝統的工芸品にも指定されているが、新しい商品開発にも積極的に取り組んでおり、さらなるブランド化が期待されています。
【選定事業者】 庄川木工協同組合
平成27年度選定品目
「昆布じめ刺し身」
昆布じめ文化は、昆布消費量全国トップクラスである富山県ならではのもので、富山の昆布じめを全国に発信する一つの商材として、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】㈱かねみつ
「富山米100%米菓商品」
主原料のうるち米・もち米は富山県産米のみを使用した米菓商品で、富山の米の美味しさを全国にアピールするとともに、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 日の出屋製菓産業㈱
「雪たまねぎ」
豪雪地帯での越冬栽培は農業振興上面白く、他産地が出荷できない時期に出荷できるため、富山の野菜づくりの牽引となるとともに、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 となみ野農業協同組合たまねぎ出荷組合
「鹿の子餅」
和菓子が再認識されているなか、120年以上の歴史をもつ富山独自の伝統的な和菓子で、富山県産もち米の石臼挽きなど物語性もあり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 ㈱不破福寿堂
「kisen」
高岡銅器と山中漆器という、富山県と他県の伝統工芸品の個性を活かした異素材のコラボ商品の製造は、これから必要な方向性であり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 ㈲四津川製作所
平成28年度選定品目
「柿ごのみ」
三社柿を半分に縦割りしてじっくり乾燥させたドライフルーツタイプの干柿で、他産地に類似品のないオリジナル商品として、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】(農)富山干柿出荷組合連合会
「赤かぶらの酢漬け」
五箇山地方で冬の保存食として馴染みが深い赤かぶらの漬物で、未来に伝えていくべき富山らしい伝統的な加工食品であり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 なんと農業協同組合
「立山ポークしゃぶしゃぶセット」
立山ポーク、富山湾の海洋深層水の塩と立山連峰の天然水で作られた塩だし、富山県産小麦粉「ゆきちから」の半生麺による県産食材にこだわったギフト商品であり、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 芋つる合同会社
「越中福岡の菅笠」
福岡町の良質なスゲを原料に作る菅笠で、生産高は全国の約9割を占めており、富山県の歴史ある伝統工芸品の一つであり、スゲの特性を活かした新商品開発も期待されています。
【選定事業者】 SUGET
平成29年度選定品目
「鰤を活用した魚醤油」
県内で揚がった鰤の内臓と塩のみを使用した日本初の鰤醤油で、特殊な製法により魚特有の臭いが少なく、和洋中の様々な料理の仕上げのアクセントとして利用するなど、幅広い使い方が期待されています。
【選定事業者】㈲片口屋
「ホタルイカキムチ」
富山湾の朝獲れたて新鮮生ホタルイカを使用した旨味凝縮・本格キムチ漬けで、新たなホタルイカの加工品として今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 奥田屋
「越中瀬戸焼」
立山山麓に産出する陶土を用いて作られる、富山県立山町に430年続く伝統工芸品であり、4つの窯元・5人の陶芸家が手作りの良さと味わいを深めた作品を生み出しており、さらなるブランド化が期待されています。
【選定事業者】 越中瀬戸焼 かなくれ会
「とやま土人形」
粘土で形成した土人形を焼成後、彩色を施した伝統工芸品で、丁寧な仕事ぶりや後継者育成の取り組みが高く評価されています。
【選定事業者】 とやま土人形伝承会
「螺鈿ガラス」
透明感と硬質な美しさをもつガラス素材に、高岡漆器の特徴である螺鈿技法を取り入れて漆で仕上げたオリジナル「螺鈿ガラス」であり、時流に合っており、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 天野漆器㈱
平成30年度選定品目
「縁のむすび/想ひ花/有磯海 生素麺」
伝統技術(製法)により組紐のように丸めて花に見立てた細麺うどんであり、生素麺を新しいデザインで商品開発した、事業者の商品化への意欲が評価されています。
【選定事業者】 株式会社柿里
「ほたるいか燻製オイル漬け」
茹でたホタルイカを燻製にして、香辛料を加えたオリジナルブレンドオイルに漬け込んだもので、これまでのホタルイカの加工品とは一線を画しており、今後の販路拡大が期待されています。
【選定事業者】 有限会社京吉
「大根寿し」
かぶら寿しの製造技術を活かし、夏大根に魚の切身をはさみ、糀で発酵させた「大根寿し」は、かぶら寿しとあわせて、さらなるブランド化が期待されています。
【選定事業者】 三和食品㈱
㈱ヨネダ(令和元年度選定)
「ORII MARBLE」
高岡銅器の伝統的な着色技法を応用した独自の発色法により、銅の持つ無限の金属発色を探求する圧延銅板・真鍮板で、技術及びデザイン性が非常に高く、現代の生活様式に合った商品展開を行っている点が高く評価されています。
【選定事業者】 (有)モメンタムファクトリー・Orii
「高岡銅器組子」
高岡銅器の職人と"組子細工"木工職人の共演による、新しいライフスタイルのインテリア商品で、組子細工と高岡銅器の組合せがユニークであり、可能性が評価されています。
【選定事業者】 ㈱河島建具
平岡銅器着色所
「富山もよう」
※令和5年1月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】富山もようプロダクト
令和元年度選定品目
「いみずサクラマス」
「完全地域循環型養殖」が魅力的で、海上養殖の試みと、県産サクラマスを使ったます寿しの開発などを目指すという点で、地産地消の観点からも期待できる。
【選定事業者】堀岡養殖漁業協同組合
「プレミアムほたるいか沖漬け」
県産ホタルイカを使用し1匹1匹目玉を取り、県産大豆の醤油等で味付けるなど、素材、ブランディングへのこだわりが認められ期待できる。
【選定事業者】 ㈱川村水産
「アルミック高岡鋳物金しゃり釜」
見た目は陶器のアルミ鋳物製で、高岡鋳物とアルミのコラボレーションはブランド化としては面白い試みであり、一人用の大きさにする、県内料亭などとの連携や県産米とのコラボなど可能性を秘めている。
【選定事業者】 ㈱砺波商店
「銀祥堂」
日本本来の伝統工芸品を求める中国等海外でも評価してもらえるデザインとし、はじめから海外を目指す姿勢は評価でき、今後中小企業が取り組むビジネスモデルの手本になり得る。
【選定事業者】 大越工芸品製造㈱
「natalie(ナタリー)」
高岡銅器の鋳造、仕上げ技術等を駆使して、アルミと異素材の組合せによる新しい魅力を発信しており、ターゲットが明快なデザインもよく期待できる。
【選定事業者】 ㈱織田幸銅器
「曲面ガラスを用いたデザイン小物」
既に全国的にも有名な高精度なガラスの曲げ加工技術を生かした、さまざまなBtoCの商品展開が期待できる。
【選定事業者】 新光硝子工業株式会社
令和2年度選定品目
「とやま牛、とやま和牛」
A-5等級の格付率が全国トップである点において評価でき、今後、県内外へのPRによりさらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】「とやま肉牛」振興協議会
「とやまポーク」
味が安定しており、質もよく消費者としても信頼できる。今後、県内外へのPRによりさらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】 富山県養豚組合連合会
「富山湾産ほたるいかの醤油漬け」
「ふるさと認証」にも認証され、富山湾産ほたるいかに拘り、ハイグレード商品としてのブランド展開に期待したい。
【選定事業者】 有限会社京吉
「鰤味噌」
県食品研究所等との商品開発に関する連携が評価できる。製品を用いた決定的な人気メニューの開発・発信により、さらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】 有限会社片口屋
「越の干蟹」
パッケージデザインが上質で、季節を選ばず通年でベニズワイガニを食することを実現したことを評価する。製品を活用した商品開発を行うことにより、さらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】 ㈱IMATO
「寿司そっくす」
話題性あふれる商品開発展開はネット文化で流通しやすい商品デザインで、地方に根づく中小企業がどう攻めるかの見本となるような事例であり、今後の成長が大いに期待できる。
【選定事業者】 助野㈱
「CK印 鉄管継手」
※令和5年1月、富山県推奨とやまブランドに認定しました。(詳しくは下記をご覧ください。)
【富山県推奨とやまブランド認定品目】CK印鉄管継手
「小杉焼栄一窯製造の陶磁器」
小杉青磁の特色を継承しながら現代のスタイルにリデザインするなど、小杉焼の文化・特色を明確にした展開により、さらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】 小杉焼栄一窯
令和3年度選定品目
「木と人 Toyama furniture」
地域に根ざした家具の事業者が、意欲的な取り組みを行っている点が評価できる。品質が高く、今後のブランド展開に期待したい。
【選定事業者】株式会社米三
「KIRIFT」
工芸品のサブ的な役割だった桐箱の技術を現代生活に生きる形で商品化された点が評価できる。機能性に加え、美しいデザインも魅力的で今後、県内外へのPRによりさらなるブランド力向上が期待できる。
【選定事業者】美術木箱うらた