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2021年 4月 14日 [ トピックス ]
No.995:立山黒部アルペンルート全線開業50周年 高さ20mに迫る雪の壁を!/春色の「2021となみチューリップフェア」へ
「2021となみチューリップフェア」が4月22日(木)~5月5日(水・祝)、砺波チューリップ公園で開催される。300品種、300万本のチューリップが咲きそろう国内最大級の花のイベント。フェア70回を記念し、航空自衛隊のブルーインパルスが上空を飛行することも話題!
●今年しか体験できない、「2021完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク」
「立山黒部アルペンルート」は、標高3,000m級の峰々が連なる北アルプス・立山連峰をケーブルカーや高原バス、ロープウェイなど6種類の乗り物でめぐる世界有数の山岳観光ルート。総延長37.2km、最大高低差は1,975mで、大自然の絶景を満喫できる。
例年、全線開通直後の4月中旬~6月中旬は、「雪の大谷」を体感できるイベントが大きな魅力。全線開業50周年を迎える今年は、記念イベントとして、「2021完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク」<4月15日(木)~6月22日(火)9:30~15:15(最終入場15:00)>などが開催される。
標高2,450mの室堂平は、世界でも有数の豪雪地帯。中でも室堂付近にある「大谷」は吹きだまりになっているため特に積雪が多く、その深さは20mを超えることもある。この「大谷」を通る道路を大型ロータリ除雪車やブルドーザーなどで除雪してできる、巨大な雪の壁が「雪の大谷」(延長約500m)だ。
50年前、1971年の開業当初は、「雪の大谷」内の道路2車線(現在)のうち、1車線だけを除雪し、雪壁すれすれの中をバスが通過していた。いまでは、除雪技術の発達により、道路を2車線とも除雪し、十分な空間を確保した上で、「雪の大谷」内を散策できるイベント「雪の大谷ウォーク」が実施されている。
今年の「2021完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク」では、バスが通過する道路上に1車線のみの除雪区間(50m)を整備し、「開業当初の雪の大谷」を再現する。バスの車窓からは50年前に見られた、迫り来る「雪の大谷」、真っ白な雪壁と青い空のコントラストが体感できる。また、歩行者専用通路のウォーキングゾーンからは、再現した「雪の大谷」からバスが現れる様子を楽しもう。また、室堂ターミナル付近から雪の大谷の最高地点までの道路2車線(450m)を確保し、1車線を車道、もう1車線をウォーキングゾーンとして開放しているので、定番の雪の壁の散策も楽しめる。絶景をゆっくり堪能したい。
●春、雪原を歩き、夏はみくりが池へ
春の室堂平は一面の雪におおわれ、幻想的な白銀世界が広がっている。室堂ターミナルから徒歩約10分の「みくりが池」は7月にかけてようやく雪の下から顔を出し、コバルトブルーの湖面に立山を映し出す、神秘的な湖だ。5~6月には周囲でライチョウの姿もよく目撃されるので、静かに見守ろう。
室堂ターミナルから立山トンネルトロリーバスに乗って、大観峰へ。2階テラスの雪のトンネル(5月中旬~6月中旬)を抜けると、立山ロープウェイと黒部湖、後立山連峰の大パノラマが広がる。雪におおわれた雲上テラスに設けられた巨大なかまくら「雪のポケット」(4月15日~5月中旬)も楽しんでみよう。
大観峰から立山ロープウェイ、黒部ケーブルカーを乗り継いで黒部湖へ。堰堤の高さ186mと日本一の高さを誇る黒部ダムは圧巻のスケールだ。6月26日(土)~10月15日(金)には、毎秒10t以上の水を霧状に放水する「観光放水」が行われるのでお楽しみに。
立山黒部アルペンルート全線開業50周年を記念し、インターネットで販売中の富山県民限定の割引きっぷ「黒部ダム行っ得きっぷ2」も話題。立山駅から黒部湖までの往復乗車券がおよそ半額(大人6,600円、こども3,300円)となる。また、立山駅からの立山ケーブルカー出発乗車時間の事前予約ができるのも魅力だ。購入者には、アルペンルート内や富山県内の施設で使える特典(入館料や商品代金割引、プレゼントなど)もある。その他、近隣県向けや全国向けの割引WEBきっぷもあるのでお得に利用しよう。『WEBきっぷ』販売サイトhttps://tateyama-kurobe-webservice.jp/AlpenTour/html/VW001W0010.html
なお、立山黒部アルペンルートでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用、手指消毒、乗り物の換気、乗車定員の縮減などを実施する。
立山黒部貫光(株)営業推進部では、「『2021完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク』は今年限りの見どころです。 ぜひ、便利でお得な『WEBきっぷ』を利用して、アルペンルート観光を満喫ください」と話している。
●新チューリップタワー誕生
砺波平野に春の訪れを告げる「2021となみチューリップフェア」は300品種、300万本のチューリップが咲きそろう国内最大級の花のイベント。70回の節目となる今年のフェアは、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となる。「受け継ぐ想い70回 そして未来へ」をテーマに、驚きと感動の発声「“Wa!⁺”」、オリンピックの「輪」、平和の「和」、会話の「話」、環境の「環」をキーワードに会場展示が行われる。
今回の注目は新しく誕生した高さ26mの新チューリップタワー。展望スペース(13m)から、旧チューリップタワーや色とりどりの花が咲く園内を見渡せる。今年は、新旧のタワーが同時にみられる貴重な機会ともなる。
このほか、14品種21万本のチューリップを用いて描かれた「大花壇の地上絵」、県を代表する景観地・立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージした高さ4mのチューリップ回廊「花の大谷」、砺波で発案されたチューリップの水耕栽培「水上花壇」、ハート型の花壇と縁結びの神様「こいっぴ」のチューリップバージョン「I LOVE 花壇・チューリップツリー」、ダブルデッカー(2段植え)・トリプルデッカー(3段植え)といったオランダ・キューケンホフ公園で見られる手法を取り入れた「オランダ風花壇」など、みどころがいっぱいだ。
●ブルーインパルス飛来
先週飛び込んできたビッグニュースもお伝えしよう。航空自衛隊の「ブルーインパルス」がフェア開幕に合わせて、チューリップ公園周辺上空を飛行する。第70回フェアの開幕記念、陸上自衛隊富山駐屯地拡張工事の竣工、新型コロナウイルス対策に日々対応する医療従事者や事業者などへの感謝の思いを込めてアクロバット飛行を行う「ブルーインパルス」が県内で初めてパフォーマンスを行う。日時は4月22日(木)正午から20分ほど。6機が飛行する予定。
なお、フェア期間中の新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、各日を7つの時間帯に区分して入場する「日時指定入場」を実施し、混雑を緩和する。フェア期間中の入場券は、●コンビニエンスストア発券機(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)【JTB発券システム】、●WEB(2021となみチューリップフェアHP)、●フェア会場各門の入場券発券所(北門・南門・東門)にて。
(公財)砺波市花と緑と文化の財団では、「300万本のチューリップがお出迎え。富山県で生産されているチューリップをすべて観賞できます。プリンセスチューリップ表彰式、音楽隊コンサートなどイベントも盛りだくさんです」と話している。
- 問合せ
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「立山黒部アルペンルート」について
●立山黒部貫光(株)営業推進部
TEL.076-431-3331
FAX.076-432-8535
https://www.alpen-route.com
「2021となみチューリップフェア」について
●(公財)砺波市花と緑と文化の財団(チューリップ四季彩館)
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://fair.tulipfair.or.jp/