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2013年 2月 27日 [ トピックス ]

No.595-3:立山黒部が切手の図柄に―アルペンルート全線開通に合わせて4月16日に発行

日本郵便(株)の「ふるさと切手―旅の風景シリーズ―」の第17集として、雪の大谷や弥陀ヶ原、ライチョウなど、立山黒部の自然景観や動植物を題材にした切手が立山黒部アルペンルート全線開通に合わせて4月16日(火)に発行される。中部地域が題材となるのは今回が初めて。コレクションとしても素敵だが、せっかくなので富山の雄大な風景を郵便物に貼って全国へ送りたい。

▲切手シート

●旅の風景シリーズの題材としては、中部地域で初めて

 日本郵便(株)が毎年発行している「ふるさと切手―旅の風景シリーズ―」。立山黒部の自然景観や動植物を題材にした第17集が、立山黒部アルペンルート全線開通に合わせて4月16日(火)に発行される。

 旅の風景シリーズは、平成20年度から始まった、日本の代表的な観光地の風景や風物などを題材としたシリーズであり、これまでに京都、沖縄、奈良、宮城、北海道などの代表的な観光地が取り上げられてきた。北陸を含む中部地域が取り上げられるのは今回が初めて。立山黒部アルペンルートの全線開通は例年4月17日だが、今シーズンは1日早い4月16日。同じ日に切手を発行することで、PRの相乗効果も期待できる。

 切手の図柄には、純白の雪の壁が続く「雪の大谷」、昨年7月にラムサール条約湿地に登録された「弥陀ヶ原」、落差350mの日本一の瀑布「称名滝」など、立山黒部の優れた景観のほか、ライチョウ、チングルマなどの貴重な動植物も含まれている。立山黒部ファンや切手ファンにはたまらなく魅力的な切手となりそうだ。

 発行部数は1,200万枚。1枚からでも、80円切手10枚がセットになったシート(800円)でも買える。さらに、特製ケースに入った切手帳(1部1,200円)もラインナップ。全国の郵便局での販売のほか、インターネット(http://kitte-shop.post.japanpost.jp/goods/)や郵便振替での通信販売も行われる。

●立山黒部の魅力を全国へ発信

 切手の図柄になったのは、ライチョウ、雪の大谷、称名滝、タテヤマリンドウ、弥陀ヶ原、室堂平、オコジョ、チングルマ、大観峰。切手という小さな世界に立山黒部の魅力が凝縮されており、見ごたえがある。時の経つのも忘れて、見入ってしまいそうだ。

 「ライチョウ」は、氷河時代の生き残りとされている。中部山岳のなかでも立山での生息数が多く、「神の使い」として昔から大切にされてきた。春・冬には純白、夏には褐色と、季節によって羽毛の色を変える。切手には、純白のライチョウの写真が採用されている。

 「雪の大谷」は、立山黒部周辺で最も積雪が多いところで、そびえ立つ雪の壁の高さが20mを超える年もある。青い空と純白の雪の壁のコントラストが美しく、海外でも人気が高い。例年、立山黒部アルペンルート全線開通直後から立山雪の大谷ウォークが開催されている。

 「弥陀ヶ原」は、標高2,000m級に広がる高原としては日本一の広さ。寒冷な気候と豪雪、豊富な雪解け水、強風などによってできた雪田草原が、過去の火山活動によってできたなだらかな溶岩台地の上に広がっている。切手は、雄大な立山連峰と、水がたまってできた池塘(ちとう)に山々が逆さに映り込んだ美しいデザインだ。

 切手シートの背景には、黒部ダムや、満々と水を湛える黒部湖、後立山連峰の景観も紹介されている。今年完成50周年を迎える黒部ダムは高さ186m、長さ492mを誇る日本最大のアーチ式ドーム越流型ダム。

 富山県観光・地域振興局 観光課では、「1,200万枚(120万シート)と大量に発行されるため、コレクションとしての購入だけでなく、切手の使用を通じて全国に立山黒部の魅力を発信できると思っています。ぜひ富山の雄大な風景を郵便物に貼って親しい人へお送りください」と話している。


▲切手帳
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局 観光課
TEL.076-444-3517
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/
▼とやま観光ナビ
http://www.info-toyama.com/

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