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2012年 6月 20日 [ イベント ]

No.561-1:開催間近! とやま世界こども舞台芸術祭2012(PAT2012)

“私たちが未来をきずく”をテーマに、7月31日(火)~8月5日(日)、「とやま世界こども舞台芸術祭2012」が富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)、富山県高岡文化ホールなどを会場に開催される。海外・5大陸19カ国から19団体、県外10都道県から16団体、県内から44団体が参加し、国際色豊かで多彩な舞台芸術を繰り広げる。言葉の垣根を越えて、子どもたちが交流し、国際理解を深める機会ともなる。

▲ダンスファンタジー「WE ARE FRIENDS!」

●世界各国、全国各地から富山へ。県内からも44団体が参加

 “私たちが未来をきずく”をテーマに、7月31日(火)~8月5日(日)、「とやま世界こども舞台芸術祭2012」が富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)、富山県高岡文化ホールなどを会場に開催される。海外・5大陸19カ国から19団体、県外10都道県から16団体、県内から44団体が参加し、国際色豊かで多彩な舞台芸術を繰り広げる。言葉の垣根を越えて、子どもたちが交流し、国際理解を深める機会ともなる。

 舞踊、演劇、ミュージカルなど、世界の子どもたちの多彩な舞台芸術を富山にいながらにして鑑賞できるのがPATの大きな魅力。いずれの団体も世界トップレベルの実力を備えており、鑑賞する子どもたちの感性を強く揺さぶることだろう。

 東日本大震災の被災地からの団体<岩手県盛岡市:柴内啓子現代舞踊研究所、宮城県仙台市:平多浩子舞踊研究所、福島県郡山市:横山慶子舞踊学園>は、練習拠点の移転など、逆境をばねにしての参加となる。大震災に負けない、力強い舞台に期待が高まっている。

 県内44団体は、洋舞、演劇、日本舞踊、吹奏楽、邦楽、洋楽、身体表現、合唱、民謡、器楽、詩吟剣舞、オペラと、幅広いジャンルからの参加となる。海外の子どもたちは、日本文化への関心も高く、県内団体の舞台にどんな感想を持つだろうか。言葉の違いを乗り越えた交流も楽しみだ。PAT2012のオープニング公演・開会式<7月31日(火)14:00~、オーバード・ホール>では、県洋舞協会に加盟する7団体の子どもたちがダンスファンタジー「WE ARE FRIENDS!」を公演する。同作品は、オスカー・ワイルドの代表作に着想を得た創作舞台。インターネットがあれば一人でも寂しくないと考える少女・リボンが、多くの人と出会い、友情の大切さを知っていくストーリー。2月にオーバード・ホールで初演され、「みんな、友だちになろうよ!」と観客に呼びかけ、好評を博した。本番に向け、子どもたちの稽古にも力が入っている。

 海外招待団体をピックアップすると、チェコのボヘミアバレエ団は国立プラハ・バレエ・コンセルヴァトワール在校生と卒業生で構成されており、今回は県内の可西舞踊研究所との合同公演「マッチ売りの少女」、クラシック・モダンバレエ、民俗舞踊などの短編からなる「バレエ・ガラ」を上演する。

 ロシアの児童劇団ソルヴァネッツは、富山県と友好提携をしているロシア・沿海地方北部のルチェゴルスクにある児童劇団。ウラル地方のおとぎ話「銀のひづめ」(小説家バジョーフ作)を上演する。

 オーストラリアのユルンガイ・ダンス・シアターは先住民アボリジニーの子どもダンサーの団体。PAT2012では、ダンス・ドラマ「ユルンガイ・ダンス―小さな黒いアヒル―」を上演する。ダンスや動きを通して伝わってきたアボリジニーの伝承話で、現代アボリジニーのストリートミュージックがバックに流れる。

●6月28日からプレ公演、入場無料

 PAT2012をPRするため、6月28日(木)から7月27日(金)まで、県内9会場<6月28日(木):射水市、29日(金):舟橋村、滑川市、7月2日(月):朝日町、3日(火):魚津市、4日(水):上市町、5日(木):砺波市、6日(金):立山町、27日(金):小矢部市>でプレ公演が行われる。8会場に出演するハンガリーの劇団プレイヤーズ・スタジオ・デブレツェンは、実力派俳優が揃ったハンガリーの有名な地域劇団。演目の「みにくいあひる」はアンデルセンの「みにくいアヒルの子」をもとにした新作で、おなじみの童話に、子ども時代のアンデルセンやグリム兄弟が登場し、動物たちと人間の世界が重なり合いながら物語が進行していく。県内からは、黒川邦楽院、富士原文以千乃社中、レディース・アンサンブルOASIS&ピアノ・クインテットOASIS、藤間松山社中、可西舞踊研究所、和田朝子舞踊研究所などが出演する。入場無料となっており、どなたでも鑑賞できる。

 PAT2012のチケット販売は、6月18日(月)から開始。入場料は、1公演(数団体の組合せ)につき大人(高校生以上)が1,000円。実行委員会事務局、プレイガイド<北日本新聞社1階プレイガイド、Arts-Naviアーツナビ(富山県民会館、富山県教育文化会館、富山県高岡文化ホール、新川文化ホール)、アスネットカウンター(オーバード・ホール)>の窓口にてチケット販売中。なお、中学生以下の子どもは、大人と同伴なら無料で入場できる(※子どものみでの入場は不可)。 ※ただし、大人と子ども一緒の場合には、実行委員会事務局でチケットを購入することになるので注意が必要。氏名・住所・電話番号・希望の公演番号・枚数(大人何枚、子ども何枚)を明記の上、ハガキ(〒930-0096富山市舟橋北町7-1 富山県教育文化会館内)またはFAX(076-442-4635)を実行委員会に送付。後日、支払い方法などを案内する。

 公演日程やチケットなど、PAT2012についての最新の情報は、ホームページで確認できる。アクセスすると、マスコットキャラクターPAT(パット)ちゃんが迎えてくれる。ステージをイメージした四角い顔に、オペラカーテンのような髪が印象的。音符のト音記号をデザインした鼻も愛らしい。

 富山県生活環境文化部文化振興課では、「世界の子どもの舞台芸術が国境を越えて、今夏、富山に集結します。幅広いジャンルの舞台芸術に触れることで、子どもたちに豊かな感性を育んでほしいと思います」と話している。

▲(左から)ボヘミアバレエ団(チェコ)、ルチェゴルスク児童劇団ソルヴァネッツ(ロシア 沿海地方)、ユルンガイ・ダンス・シアター(オーストラリア)


問い合わせ
●富山県生活環境文化部文化振興課
TEL.076-444-9616
FAX.076-444-4438

●とやま世界こども舞台芸術祭実行委員会
TEL.076-441-8635
FAX.076-442-4635

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