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2012年 1月 18日 [ トピックス ]
No.540-2:富山のスローライフを紹介―『とやま日季』冬号発行 30名様にプレゼント!
富山の季節の息吹、人の温もりなどを綴った『とやま日季』。2011冬号が発行された。ライトアップされた世界遺産「菅沼合掌造り集落」(南砺市)の幻想的な表紙をめくれば、富山の暮らしが見えてくる。今号も都会では味わえないゆとりある時間が流れている。
●水、光、風、色のすべてが日々新鮮、魚津の山間の生活
富山の季節の息吹、人の温もり、暮らしの手触りなどを綴った『とやま日季』。2011冬号が発行された。表紙は、2~3mもの雪に覆われた世界遺産「菅沼合掌造り集落」(南砺市)の夕景。毎冬開催されている「四季の五箇山・雪あかり」イベントでライトアップされた合掌造り家屋が山間に幻想的な景観を見せる。まるで民話の世界に登場する山里のようだ。障子窓を染める橙色の明かりが人の生活の温もりを伝えている。
「とやま暮らし日季」では、片貝川が流れる魚津市の山間に東京から移り住み、革工房を営む若木暁男さんを取り上げている。工房の周辺には自然が織り成す美しい景観が広がっているという。「神様のお絵描きと言っていますが、これはまいりましたと思うような素晴らしい瞬間があります。水、光、風、色のすべてが日々新鮮です。都会で暮らしたからこそわかる贅沢なのかもしれません」と若木さん。地域活性化のためのイベントを企画し、地区内外の人と交流を進めている。「地元の人たちがふるさとの宝物を再発見し、誇りに思えるようになる。それが大事なんですよ」の言葉が印象的だ。
「あしたへ、つなぐ富山対談」では、富山大学の遠藤俊郎学長と石井知事がこれからの人づくり、地域づくりに向けた連携について語り合った。富山大学は、8つの学部や附属病院などを擁する総合大学。学部生、大学院生、教職員を合わせると、約12,000人からなる組織で、国立大学では全国でも20番以内に入る大きさを誇る。富山県と富山大学は平成17年に協定を締結し、教育や医療など幅広い分野で連携が進んでいる。「高大連携として、富山大学の教授などを講師に招いて、高校生が進路を考える際の講話や専門性の高い特別授業をしていただいています。日本一の人づくり県にしたいと思っていますが、高大連携の面でも全国のモデルになるような形を作り出したい」という石井知事に対し、「元気のある若い人材を育てていきたいという希望を持っています。高大連携については、高校生にとって能動的に将来の進路を考えられるものとなればよいと思っています」と遠藤学長。産学官連携については、「医薬品業界や機械・電子部品などものづくり企業にも呼びかけ、大学にも加わっていただいて、医療機器の分野の発展に向け、産学官で取り組みたい」と石井知事。「ものづくりにおいては、医薬・理工連携というのは進めていかなければならない重要課題。先端的な学問の研究成果が社会に還元できるようになればと思っています」と遠藤学長は答えている。
●大玉の渋柿が甘みのある干柿に
食にまつわるリレーエッセイ「おいしい暮らし」では、“くすりの富山”を代表する製薬会社「廣貫堂」の塩井保彦社長が、赤ワインでいただく「真鴨のしゃぶしゃぶ」を冬の味覚のおすすめとして挙げている。鴨の赤身肉はEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の宝庫という。「この血液サラサラ成分は翌朝の顔がツルツルになることで実証される。加えて赤ワインのポリフェノールが体の免疫力を高めるので冬の初めの必需品」と鴨肉と赤ワインの相性のよさをまとめている。
県内の寺社などを巡る「とやま・ときの旅語り」では、曹洞宗の名刹、眼目山立山寺(上市町)を紹介。参道では、樹齢400年以上で、高さ20m、太さ3mほどの栂の並木が訪れる者を迎えてくれるという。寺の周辺には、哲学の道と名付けられた、座禅石コースと大山観音コースという2つの散策コースがあり、史跡を訪ねながら、森林浴を楽しむことができる。暖かくなったら、ぜひ散策に訪れてみたい。
「いいモノ、いいコト。」では、上質な甘みで人気の「富山干柿」(富山県推奨とやまブランド)を取り上げている。干柿になるのは、“三社柿”という大玉の渋柿。渋みは強いが、糖度が18%以上もあり、干して渋が消えると、甘みのある干柿となるから驚きだ。乾燥させるために竹の棒につるされた柿が並ぶ姿は美しく、一つひとつ手もみして、糖分と水分を均等に行き渡らせるという。
『とやま日季』2011冬号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。
『とやま日季』2011冬号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<1月22日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/