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2011年 12月 21日 [ トピックス ]

No.537-2:富山から全国へ、元気をお届け! 富山弁切手「元気にいかんまいけ!」


 「がんばらんまいけ!」、「まめなけ」……富山弁とともにブリやホタルイカ、チューリップなど富山の特産をモチーフにしたキャラクターをデザインした切手が登場。発売されると、すぐに完売という富山弁の切手「富山弁でいかんまいけ!(富山弁でいこう)」(郵便局株式会社北陸支社 オリジナルフレーム切手)が話題となっている。平成21年12月に発売され、好評を得て、シリーズ化。最新シートの「元気にいかんまいけ!」には、人と人との絆の大切さを感じさせる、心温まる富山弁がずらりと並ぶ。

▲富山弁切手「元気にいかんまいけ!」と団扇

●富山湾の魚たちをキャラクターに

 「がんばらんまいけ!」、「まめなけ」……富山弁とともにブリやホタルイカ、チューリップなどをモチーフにしたキャラクターをデザインした切手が登場。発売されると、すぐに完売という富山弁の切手「富山弁でいかんまいけ!(富山弁でいこう)」(郵便局株式会社北陸支社 オリジナルフレーム切手)が話題となっている。平成21年12月に発売され、好評を得て、シリーズ化。富山観光のお土産に、また友人、知人への手紙に切手を貼って送ってみてはいかがだろうか。

 最新シートの「元気にいかんまいけ!」は、震災や先行きの見えない経済状況で沈みがちなムードを払拭し、心も元気に!と励ましの気持ちや、人と人との絆の大切さを感じさせる10の富山弁がピックアップされている。富山弁の達人という設定の富山ぶり男(とみやまぶりお)、穂樽伊香(ほたるいか)らが、「がんばらんまいけ!(がんばりましょう)」、「まめなけ(元気ですか?)」、「まかしとかれ(任せてください)」、「顔見せに来られ(顔を見せにいらっしゃいよ)」、「き~楽なった(気持ちが楽になった)」、「あっかりした(安心した)」、「ばんばんやちゃ(大丈夫だよ)」、「きときとやぜ (いきいきしてるね)」、「まっとっちゃ!(待ってるよ)」、「きのどくな~(ありがとう)」と、富山弁でメッセージを送る。富山弁の解説を読み、個性的なイラストを眺めているだけで、心がほのぼのとしてくる。

 特別付録として、「元気が出ない時や、元気を出してもらいたい人に、ピタッと貼ってください」と、封緘に使える“元気に「がんばらんまいけ!」”シールもセットに。また、購入時には「がんばらんまいけ」団扇がもらえる。1シート1,200円で、80円切手が10枚セットになっている。県内全212局(簡易郵便局を除く)で販売中。

●富山を自慢する切手

 「富山弁でいかんまいけ!」シリーズは、平成21年12月に冬の巻、22年4月に春の巻、7月に夏の巻(80円・50円各10枚、2セット)、10月に秋の巻が登場し、すべて完売(各3,000~5,000シート)した。最新シートの「元気にいかんまいけ!」を合わせると、切手の種類は60枚にのぼる。企画したのは、富山駅前郵便局の若林仁志局長。切手に富山弁や富山の風習、文化を盛り込むことで、富山を全国にアピールし、地域振興につなげたいとの思いから制作が始まった。自らデザイン、イラストも手がけている。

 「『元気にいかんまいけ!』を購入した切手ファンから“葉書に貼って東北の被災地にいる友人に送り、元気づけることができた”、“県外にいる家族にシートを送った”などといった反響も届いています。富山から全国へ、元気を発信したいですね。ちょっとしたお国自慢、富山自慢の切手です」と若林局長。

 制作にあたり、小説のように登場人物や相関図を考えたという。キャラクターを紹介すると、主人公の富山ぶり男(48)は氷見在住の売薬さん。性格は真面目で勤勉と、富山の県民性を象徴する人物だ。妻の富山はちめ(47)との間にがんど(25)、つばいそ(23)、ふくらぎ(21)、こずくら(17)の4人の子どもがいる。出世魚のブリにちなんだネーミングがユニーク。あんま(長男)のがんどは最近、しーばす(24)と結婚。そのママ友に源下(げんげ)ぬる子(32)、つばいその会社の同僚に白海老代(24)がいる。ぶり男の友人には、滑川生まれの穂樽伊香(48)。県立富山湾高校(架空)時代の同級生で、精密機械メーカーの総務課勤務。天然ぼけの神秘的なキャラクターという設定だ。穂樽の息子の光(18)は同級生の一夜星(18)と漫才コンビを組んでおり、「まっとっ亭いくちゃくるちゃ」の芸名で東京へ修業に行こうとするが、家族から反対されている。富山はちめのダンス仲間が紅ずわい(47)。週に1回、近所の公民館でダンスを練習している。また、チューリップダンサーズも登場する。富山湾の幸や富山の特産にちなんだネーミングやイラストがずらり。富山弁とともに富山を学ぶことができる。

 ちなみに春の巻では、「チューリップランドへようこそ!」とイラストで“となみチューリップフェア”をPRし、夏号では、「雲上の楽園、来られんか(来てください)」と立山黒部アルペンルートを解説。秋号では、「富山のんまいもん(おいしいもの)買いにスーパーいかんまいけ!」と昆布〆や渦巻きかまぼこ、黒作りなどをイラストで紹介。「富山県は日本でいっちゃん(一番)先にレジ袋を有料化したが(したのよ)」と富山はちめがマイバッグを持参して富山を自慢している。

 切手「富山弁でいかんまいけ!」のほか、富山県の形をした「富山弁ポストカード」もある。「まめなけ(元気ですか?)」、「きのどくな(ありがとう)」、「あげっちゃ(あげます)」、「まいどはや(こんにちは)」、「また、こられ(また、いらっしゃいよ)」の5枚入りで1,000円(クリアファイル付き)。富山弁の使い方や意味、キャラクターなどが紹介されており、礼状には「きのどくな」など、送り先へのメッセージに合った富山弁を選んで送ることができる。

 ユニークなキャラと富山弁が満載の「富山弁でいかんまいけ!」シリーズ。送る人、受け取った人が切手で思いを交わすことができる。新キャラ登場など、今後の展開が楽しみだ。


▲富山はちめ、チューリップダンサーズが登場する富山弁ポストカード


問い合わせ
●郵便局株式会社 富山駅前郵便局
TEL.076-445-4000
FAX.076-431-0994
<「元気にいかんまいけ」販売開始に関するプレスリリース>
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2011/3001_07_04_711090501.html

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