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2009年 2月 25日 [ トピックス ]

No.392-1:今夏、富岩運河にソーラー船が就航、名称募集中!


 富山県では、水辺の環境学習や賑わい創出、観光振興などを目的に、平成21年夏から富岩運河でソーラー船を運航させる。このほどそのデザインが決まり、3月16日(月)[当日消印有効]まで名称を募集している。

●国内初、40人乗りのソーラー船 

 富山県では、水辺の環境学習や賑わい創出、観光振興などを目的に、平成21年夏から富岩運河でソーラー船を運航させる。このほどそのデザインが決まり、3月16日(月)[当日消印有効]まで名称を募集している。
 
 富岩運河は、富山駅北と富山港を結ぶ長さ5.1kmの運河。船は平成21年度、運河の最上流部に位置する富岩運河環水公園から中島閘門までの約2kmを運航し、いずれは下流の岩瀬地区まで運航する。富山駅北と岩瀬を結ぶ富山ライトレールと船を組み合わせた周遊の旅も可能になり、たとえば、往路は富岩運河環水公園から船で岩瀬に行き、街を散策、復路は岩瀬から富山ライトレールで富山駅北へといったスケジュールも組める。

 就航する船は、ソーラー発電や商用電源で供給される電気で動く、環境に配慮したソーラー船。大きさは全長12.5m、全幅3.3m、総トン数6tで、国内で初めとなる40名定員。船体はシャープで張りのある流線形。船体のカラーは明るい緑のなかに白と赤のアクセントラインが入る。キャビン外装は木目調仕上げで、県産材の使用が予定されている。

 応募方法は、1.船の名称(ふりがな) 2.船の名称の趣旨 3.氏名(ふりがな) 4.住所 5.年齢 6.性別 7.職業(勤務先または学校名・学年) 8.電話番号(またはEメールアドレス)を記入し、持参、郵便、FAX、電子メールのいずれかにて。1通につき、1名称とする。
 
 応募先は、〒930-8501(住所記載不要) 富山県観光・地域振興局地域振興課 賑わい創出・交流促進担当、FAX
076-444-4561、E-mail:so-ra@esp.pref.toyama.lg.jp
 
 選定委員会で審査し、最優秀賞1点(5万円分の図書カード)、優秀賞2点(各1万円分の図書カード)を選出する。入賞者の発表は、直接通知やホームページなどで行う。

●船の運航に合わせてサクラの名所づくり

 船の運航については、魅力ある水辺の創出などを目指す「水辺のまち夢プラン」協議会(富山県、富山市、地域住民などで組織)で検討されてきた。また、“みなと”の振興と地域の活性化を目指す、みなと振興計画(伏木富山港・富山地区)の「富岩運河元気わくわくプロジェクト促進事業(富山県・富山市)」<国土交通大臣認定>において、富岩運河の歴史や水辺の環境について学ぶための学習支援船の運航が位置付けられたことから、船の就航が決まった。同事業は、地域の歴史を秘めた文化財である富岩運河等の緑地などを整備し、「憩いの場」、「環境学習の場」として新たな賑わいを創出して、港のさらなる活性化を図ることが目標だ。

 県では、船の運航に合わせ、富岩運河環水公園や運河周辺にコシノヒガン、コシノフユザクラ、十月桜、エドヒガンの4種類のサクラを植栽。長期にわたってサクラを観賞できる名所づくりに取り組む。ちなみにコシノヒガンは、運河沿いに植えられているソメイヨシノより早めに開花。コシノフユザクラは10月から4月まで連続して開花し、満開後も花が落下せず、散らないサクラ。「とやまさくら守の会」の会員が県内で発見し、平成19年3月に日本櫻学会から「新品種」として認められた。十月桜は県内のサクラの名所では見られない品種で、冬と春の2シーズンに開花する。エドヒガンは、寿命約1,000年と長寿のサクラとして知られる。

 富山県観光・地域振興局は「“環境”、“先端”をデザインコンセプトにソーラー船を建造した。今夏からの運航を予定しており、みなさんに親しまれるような名称を募集している。富岩運河沿いに開花時期の異なる品種を植栽し、サクラの名所づくりを進め、船から四季を通してサクラを観賞できるようにしたい」と話している。



問い合わせ
●富山県観光・地域振興局
TEL.076-444-4116
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1006/

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