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2008年 9月 17日 [ トピックス ]
No.370-1:10月1日、「とやまっ子 子育て応援券」を家庭に配付
「とやまっ子 子育て支援サービス普及促進事業」が10月1日(水)から、富山県と市町村の共同でスタートする。保育・育児・保健の各種サービスの利用券「とやまっ子 子育て応援券」を平成20年4月1日以降に生まれた子どもを持つ家庭に配付するもの。広範囲にわたって利用できる「応援券」を配付する事業は全国でも初めて。
●第1子・第2子は1万円分、第3子以降は3万円分
「とやまっ子 子育て支援サービス普及促進事業」が10月1日(水)から、富山県と市町村の共同でスタートする。子育て家庭の精神的・身体的・経済的負担を軽減し、地域の各種保育サービスや保健サービスの利用を促進するため、保育・育児・保健の各種サービスが受けられる「とやまっ子 子育て応援券」を平成20年4月1日以降に生まれた子どもを持つ家庭に配付するもの。保育・育児・保健サービスと広範囲にわたって利用できる「応援券」を配付する事業は全国でも初めて。子育て世代、各家庭のニーズに応じて受けたいサービスを自由に選べるのもポイントだ。
同事業は、知事と県民が対話するタウンミーティングや、子育て関連団体からの要望などを踏まえ、少子化対策、子育て支援の一環として、今年度、新たに創設されたもの。県単独医療費助成制度の対象から高額所得者を除外したことから生まれた財源を活用する。生まれた子どもが第1子・第2子の場合は1万円分(500円券×20枚×1セット)、第3子以降は3万円分(500円券×20枚×3セット)の応援券を、出生届けが提出されたときに市町村の児童福祉担当窓口などで配付する。
応援券で受けられるサービスは大きく分けて、保育・育児支援サービス<一時保育、一時預かり・送迎、産前産後の世話などの家事・育児サービス>と、保健サービス<任意の予防接種(インフルエンザ、水痘、おたふく風邪)、乳児健康診査>の2つの。サービス提供機関は、市町村が指定した、一時保育を実施している保育所、病児・病後児保育施設、ファミリー・サポート・センター、とやま緊急サポートネットワーク、シルバー人材センター、県内医療機関など。利用対象者は、各サービス提供機関ごとに定められた方で、配付対象の子どものほか、兄弟姉妹も含まれる。
●おおきく育て、とやまっ子
日本全体で進む少子化だが、富山県の平成19年の合計特殊出生率は全国平均と同じ1.34。富山県では、次世代育成支援富山県行動計画「未来とやま 子育てプラン」を平成18年2月に策定し、「子どもが尊重される社会をつくる」を全体方針に、「家庭・地域の子育てを支援する」、「職場における子育て支援を促進する」、「次世代の親となる子ども・若者を育てる」を基本方針に掲げ、現在、少子化対策や子育て支援に関する施策に取り組んでいる。
たとえば、県は18年10月、親子のふれあいや家族の絆を深める機会を増やし、地域や企業など社会全体で子育て家庭を応援する機運の醸成を目的に「とやま子育て応援団」を設けた。「とやま家族ふれあいウィーク」<とやま県民家庭の日(毎月第3日曜日)から始まる1週間>を中心とした期間に、18歳未満の子ども連れの家族が協賛店を利用した場合、協賛店が設定している割引や特典などの各種サービスが受けられる制度で、協賛店は現在、約2,200店。「食べる」、「買う」、「見る・遊ぶ」、「泊まる」などジャンルは多岐に渡っている。岐阜県の「子育て家庭応援キャンペーン事業」と連携し、富山・岐阜の子育て家庭が両県の協賛・参加店舗で利用できることも特徴となっている。
子育てと両立できる職場環境の整備を目指し、「元気とやま! 仕事と子育て両立支援企業表彰」制度を設けていることも紹介したい。この制度は、仕事と子育てを両立しながら働くことができる職場環境づくりに積極的に取り組み、その成果をあげている優れた県内企業を毎年表彰するもの。表彰企業の取り組みを幅広く広報することで、他の企業に対して、取り組みの普及促進などを図ることを目的としている。表彰企業では、育児休業制度の導入や、ノー残業デーの設定など時間外労働の削減、年次有給休暇の取得促進、事業所内保育施設の設置、職場復帰しやすい環境整備などを積極的に行っている。勤勉な県民性で、夫婦共働きの家庭が多い富山。子育てしながら働ける職場環境のさらなる充実が期待されている。
富山県厚生部児童青年家庭課(子育て支援班)では、「社会全体で子育て家庭を応援するという雰囲気が高まり、安心して子どもを生み育てることができる社会、元気とやまの実現を目指して<とやまっ子 子育て支援サービス普及促進事業(とやまっ子 子育て応援券配付)>を進めていきたい」と話している。
問い合わせ
「とやまっ子 子育て応援券」について
●富山県厚生部児童青年家庭課(子育て支援班)
TEL.076-444-3208
FAX.076-444-3493
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1201/
「とやま子育て応援団」について
●富山県知事政策室(少子化対策・子育て支援担当)
TEL.076-444-4069
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/
http://kosodate.derideri.jp/
「元気とやま! 仕事と子育て両立支援企業表彰」について
●富山県商工労働部労働雇用課(教育・福祉係)
TEL.076-444-3257
FAX.076-444-4405
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1303/