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2000年 8月 10日 [ トピックス ]

No.068-2: 有峰にいこう!森と湖が一体となった壮大な自然を体験


 冬の間、閉鎖されていた有峰林道の通行が6月1日から再開されている。有峰林道のうち大山町亀谷から有ダムまでの小見線は、今年から大型バスも通れるようになった。富山市街から車でおよそ1時間半。森を抜けるとそこに有効貯水量2億4000万立方メートルのダム湖・有峰湖がある。湖がたたえる豊かな水は、水力発電だけでなく、富山平野の水源として105,400戸32万人の生活を支え、10,000haの田畑を潤している。湖の周りには、林野庁が選定した「水源の森100選」のひとつ「ありみね」の森が広がる。ブナとミズナラを中心とする原生林は、湖への土砂の流入を防ぎ、水を清浄に保つことで、蛇口からミネラルウォーターが飲める「水と緑の王国とやま」を支えている。
 湖の北岸は、有峰県立自然公園として、遊歩道をはじめ、自然とふれあうレクリエーション施設が整備されている。森は、ウグイスやオオルリなど野鳥の絶好のすみかであり、ビジターセンターで有峰の自然について学んだならバードウォッチングがより楽しくなるはず。興味のある方は、ナチュラリストの解説でさらなる知識を得られるだろう。そのほか、テニスコートやトリムコース、バーベキュー広場もあり楽しみ方はさまざま。宿泊研修を行う有峰青少年の家は、一般の方も利用が可能で、存分にアウトドアレジャーを満喫できる。自然公園一帯は、標高1000メートルを超えていて、夏も涼しくさわやか。林道を車でドライブし、澄んだ空気を感じてみてはいかがでしょうか。

有峰林道通行時間 午前6時〜午後8時
林道使用料  大型車 4,300円
  小型車 1,800円
  自動二輪車等 300円
※大型バスの乗り入れには、事前に届出が必要です。



問い合わせ
●富山県治山課
TEL 076(444)3391
●富山県有峰管理事務所
TEL 076(482)1420

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