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1999年 7月 29日 [ トピックス ]

No.044-2:富山県立図書館、7月28日(水)リニューアルオープン


■読みたい本、探していた資料がきっと見つかる
 富山県民のライブラリーとして親しまれている県立図書館が7月28日(水)にリニュアルオープンする。本館は2階建で、1階には閲覧室のほか児童書室と新聞閲覧室を新設。広くなった閲覧室は開架図書が4万冊から7万5千冊に増え、探していた本・読みたい本との出会いもますます広がった。新聞閲覧室では明治18年以降の郷土新聞をはじめ、図書館所蔵の新聞をマイクロフィルム(最近4年分は原紙)で自由に閲覧することができる。2500冊の本を揃えた児童書室も話題だ。
 また、2階のコレクションルームも新設のスペース。池波正太郎や堀田善衛などの富山県にゆかりのある作家や本県出身作家の著作を集めた県人文庫のほか、雪の文献室、水文化資料室が開放される。ソファーでゆっくり本が読めるブラウジングコーナーや休憩室も新設され、本に親しむための心地いい環境づくりが考慮されているのも特徴だ。

■大きな話題をよんでいる「情報プラザ」「国際プラザ」の新設
 今回の改修で大きな注目を集めているのは、別館2階の情報プラザ、サークルプラザと3階の国際プラザの新設。情報プラザでは、CD−ROMチェンジャー、データベースサーバー、パソコン端末5台を設置。「新聞全文データベース」「全国地域別地図」「世界の美術館」「雑誌記事索引」などのCD−ROM資料により幅広い情報が迅速に閲覧できる。さらには図書館が所蔵する古絵図などもデジタルデータ化し、立山曼荼羅や売薬版画などの貴重な資料も当図書館のホームページに乗せインターネットで発信する。また、サークルプラザでは障害者や高齢者の利用促進を目的として拡大読書器やAVブースを設置。活字の大きな本やカセットブック、ビデオ資料などが気軽に利用できるようになっている。
 国際プラザでは、環日本海諸国(中国・韓国・ロシア)および富山県と友好提携を結んでいるアメリカ・オレゴン州やブラジル・サンパウロ州の外国語資料を提供。このほかライフ(米)、エコノミスト(英)、ルモンド(仏)などの雑誌、ニューヨークタイムズ(米)や人民日報(中)をはじめ、世界の新聞7誌が揃う。世界77カ国の大使館から送付された資料もあり、国際人としての感覚を養うには絶好の環境になっている。

■緑豊かな呉羽山の麓で、気軽に手軽に本に親しむ
 改修工事によって新しく生まれ変わった建物は、エレベーターやスロープを設置したバリアフリーで、高齢者や障害者はもちろん、子供たちにも優しい設計。県立図書館は富山県を東西に分ける呉羽山の麓に位置しており、緑豊かで閑静な雰囲気が漂う。本に親しむことはもちろん、情報化・国際化社会に対応した新しい図書館として気軽に手軽に活用してみたい。

問い合わせ
●富山県立図書館
〒930-0115富山県富山市茶屋町206-3
076-436-0178
・開館時間〔これまでよりも1時間の延長〕
 (月)〜(金) 午前9時〜午後7時
 (土)・(日) 午前9時〜午後5時
・休館日  第1・第3・第5日曜日
      第2・第4日曜日の翌日、第4木曜日、祝日
詳しくは、富山県HP内〈県立図書館〉のページへ

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