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2010年 6月 9日 [ トピックス ]

No.458-2:怪物くんとの出会いから始まる氷見の旅


 海風が心地よく感じられる季節の到来。富山湾に面した魚都・氷見から観光情報をお届けしよう。氷見市出身の漫画家・藤子不二雄Aさん(Aは○中にA)の人気漫画「怪物くん」のテレビドラマ化に合わせ、氷見市潮風ギャラリーに「怪物くん」のコーナーが新設され、県内外から多くの観光客や漫画ファンが訪れている。「氷見“夜”のまちなか巡り」などの話題もクローズアップ。


●藤子ワールドへ誘う潮風ギャラリー、コーナー新設

 海風が心地よく感じられる季節の到来。富山湾に面した魚都・氷見から観光情報をお届けしよう。氷見市出身の漫画家・藤子不二雄Aさん( 本記事中の藤子不二雄AさんのAはすべて「○中にA」)の人気漫画「怪物くん」のテレビドラマ化に合わせ、氷見市潮風ギャラリーに「怪物くん」のコーナーが新設され、県内外から多くの観光客や漫画ファンが訪れている。
 
 潮風ギャラリーでは、「忍者ハットリくん」や「プロゴルファー猿」、「怪物くん」などの複製原画作品を展示する「藤子不二雄A まんが展」を開催中。1階の展示コーナーに登場した「怪物くんの立体像」は、身長90cmの等身大。おなじみの帽子に黄色いシャツ姿。愛らしい表情を浮かべて、来館者を迎えてくれる。「怪物くん」の複製原画作品は、フランケン、ドラキュラ、オオカミ男の息子たちが騒動を繰り広げる“怪物三人息子”や、ペンギンをモチーフにした怪物が登場する“キングペンジン”など。2階の「怪物くんの部屋」では、怪物くんをはじめ、フランケンなどおなじみの仲間たちのパネルをバックに写真撮影もできる。部屋には、エネルギー怪獣・ウラニドンや海の大統領・シーラカンスじい、アマゾンから来た怪物調査官・半魚人など、漫画に登場するユニークなキャラクターを一堂に解説するパネルも展示。子どもから大人まで怪物くんファン必見の空間となっている。ミュージアムグッズのコーナーでは、怪物くんの帽子やTシャツ、ボールペンなどのグッズも販売されており、漫画ファンや、ドラマで主演を務める「嵐」のメンバー・大野智さんのファンからの問い合わせも多いようだ。

 氷見市と(社)氷見市観光協会による企画「氷見“夜”のまちなか巡り」<10月までの毎月第4金曜(18:00〜)開催>がスタートしたことも話題だ。中心市街地にある飲食店(参加14店舗:開催日によって異なる)でおすすめメニューの中から好きなものを味わい、ほろ酔い気分でゆっくりと夜の街を楽しもうという企画。市観光協会または参加店舗で購入したチケット<3,000円(フード&ドリンクチケット5枚綴り)は、1枚ずつ5店舗で使用することができる。また1店舗で複数人で使うことも可能。朝どれの新鮮な魚介や氷見牛‥‥レストラン、居酒屋などできるだけ多くの店をはしごして料理やお酒を味わい、夜の氷見を満喫。チケット綴りには、上記の潮風ギャラリーの入館券も1枚付いている。ギャラリーでは、“夜”のまちなか巡りに合わせ、当日は21:00まで開館時間(入館20:45まで)を延長しているので、飲食の合間に足を運び、藤子ワールドを楽しんでみてはいかがだろう。

●新登場の「観光バスで巡るゆったり里山巡り」

 日中に氷見市中心部の名所巡り、漁師町の路地散策をとなれば、「氷見ゆったりまちなか巡り」(12月までの毎月第2・4日曜開催)へ参加しよう。地元の観光ボランティアガイド(つままの会)の案内で市中心部の観光名所などを見学できる。散策ルートは、藤子不二雄Aさんの作品に出会える「海鮮館発ルート」<海鮮館10:00 発→比美乃江大橋→永明院五重塔→潮風ギャラリー→光禅寺→湊川カラクリ時計「虹の橋」→昼食→中の橋→酒呑み地蔵→常願寺→魚ちょうちん小屋→海鮮館14:30着>と、氷見の名刹、歴史と文化探訪の旅「JR氷見駅発ルート」<JR氷見駅10:50発→上日寺→朝日山公園→酒呑み地蔵→昼食→中の橋→湊川カラクリ時計「虹の橋」→氷見市博物館→JR氷見駅14:40着>。両ルートとも氷見三昧御膳コース(4,500円)、氷見カレーコース(2,000円)のいずれかを選択。氷見の自慢料理を昼食で味わうことができる。

 今年度、新登場となるのが「観光バスで巡るゆったり里山巡り」。市中心部と郊外にある観光名所などを観光バスで訪ねるもので、「食と花めぐりコース(6〜10月の毎月第4金曜)」<海鮮館(10:40)→氷見駅(10:45)→氷見市海浜植物園→昼食(氷見三昧倶楽部加盟店)→光久寺・茶庭→十二町潟水郷公園→湊川カラクリ時計「虹の橋」+潮風ギャラリー→あいやまガーデン(または花の名所)→海鮮館→氷見駅(16:40)>と、「食と伝統文化を訪ねるコース(8月11日、9月15日、10月13日、11月10日の各水曜)」<海鮮館(10:40)→氷見駅(10:45)→大境洞窟→昼食(氷見三昧倶楽部加盟店)→網元の家→JAグリーン氷見(氷見の特産品・お買い物)→湊川カラクリ時計「虹の橋」+潮風ギャラリー→獅子舞ミュージアム→海鮮館→氷見駅(16:40)>がある。いずれのコースも観光ボランティアガイド(つままの会)が同行。昼食には氷見の味覚満載の“氷見三昧御膳”に舌鼓が打てる。参加費は、食と花めぐりコース6,000円、食と伝統文化を訪ねるコース5,000円。「氷見ゆったりまちなか巡り」&「観光バスで巡るゆったり里山巡り」ともに(社)氷見市観光協会へ予約を。効率よく氷見の魅力を体感できるコースが設定されているので、初めて氷見を訪れる観光客におすすめしたい。

 氷見の夏といえば、海水浴や海のレジャーも楽しみ。白砂青松の海岸から富山湾越しに立山連峰が遠望でき、「日本の快水浴場100選」にも認定されている島尾海水浴場は、7月7日(水)に海開き。7月18日(日)、25日(日)、8月1日(日)、8日(日)には地引き網体験も予定されている。このほか、早朝、観光船に乗り、氷見沖に仕掛けられた定置網のそばで勇壮な漁を見学する「定置網漁観光」、富山湾最大の島・虻が島を観光する「虻が島遊覧船」も夏のレジャーにおすすめ。虻が島は、対馬暖流の影響で、エゾヒナノウスツボなどの北方系と、ハマウドなどの南方系の海浜植物が混在する植生に特徴がある。家族一緒の夏の思い出を鮮やかに彩ってくれるだろう。
 
 (社)氷見市観光協会では「今夏、海の幸が並ぶ氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館や藤子漫画が楽しめる潮風ギャラリーなど市中心部の名所巡り、海水浴と、氷見をご堪能ください。豊饒の海と豊かな実りをもたらしてくれる大地に恵まれた氷見ならではのキトキトの味覚もお楽しみに」と話している。


▲地引き網体験(島尾海水浴場)(左) 虻が島(右)


問い合わせ
「氷見市潮風ギャラリー」について
●氷見市企画広報室
TEL.0766-74-8011
FAX.0766-74-8255
http://www.city.himi.toyama.jp/

「氷見“夜”のまちなか巡り」など氷見の観光について
●(社)氷見市観光協会
TEL.0766-74-5250
FAX.0766-74-5453
http://www.kitokitohimi.com/

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