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2010年 11月 17日 [ トピックス ]
No.481-1:富山市中心商店街に新鮮野菜や惣菜(創菜)が集合!
富山市中心商店街での県産野菜や特産品、惣菜の販売が話題を呼んでいる。中央通りの商業施設「てるてる亭ほくほく通り」にある「野菜アウトレット富山」では、県産規格外野菜を扱う。「シェフの創菜コーナー」では、フランス料理店や懐石料理店が腕を振るった惣菜(創菜)を販売。総曲輪通りにオープンした「地場もん屋 総本店」には、市内全域から届けられた野菜や特産品がずらりと並ぶ。
●県産規格外野菜を使ったシェフ自慢の味をテイクアウト
地産地消や食に対する安全・安心に関心が高まるなか、富山市中心商店街での県産野菜や特産品、惣菜の販売が話題を呼んでいる。中央通りの商業施設「てるてる亭ほくほく通り」にある「野菜アウトレット富山」では、県産規格外野菜を扱う。収穫したばかりの新鮮な野菜だが、形が不揃いのため、スーパーや小売店の店頭に並びにくいものなどを価格を抑えて販売している。ケースの上には葉の付いた赤かぶや大小の里芋、曲がった大根などが並ぶ。「不揃いだけれど、新鮮で美味しいよ」と威勢のいい声が飛ぶ。
同じほくほく通りにこのほど開設された「シェフの創菜コーナー」も話題に。市内のフランス料理店と懐石料理店が腕を振るった惣菜(創菜)を毎週金・土曜に販売している。自慢の味を提供するのは、フランス料理店の「レストラン・ル・ジャルダン・ドゥ・サン」、「レストラン リモージュ」、「レストラン シェ フジイ」、懐石料理店の「懐食 むな方」の4店舗。野菜アウトレット富山から仕入れた県産規格外野菜を一部使って料理する。惣菜は大皿に盛られて計り売りされるのが定番のスタイルだが、同コーナーでは一品一品丁寧に容器に入れて販売。コンパクトサイズでちょっとしたプレゼントにもなる。商品は、「県産秋冬野菜と健康鶏のプレス」、「県産野菜たっぷり ルーマニアサラダ」、「富山湾の魚のテリーヌ 県産野菜のファンタジー」、「和牛ホホ肉の煮込み」、「きのことベーコンのキッシュ」、「羽二重蒸し」、「ふろふき蕪 赤味噌ミートソースかけ」など12種類。価格は400~700円前後。県産の素材にこだわった料理、レストラン・シェフの味を気軽に自宅で楽しんでみたい。
●「安全、安心、新鮮、美味しい」食材を提供
富山市の総曲輪通りにこのほどオープンした「地場もん屋 総本店」には、白ねぎ、大根、赤かぶ、白かぶ、キャベツ、白菜、平飼いの卵、生しいたけ、生きくらげなど、市内全域から届けられた地場の野菜や果実、特産品がずらりと並ぶ。
直売コーナーのボードには生産地の情報が書かれており、一目で特徴がわかる仕組み。店頭に並ぶ野菜にはバーコードが付いており、コンピュータで一元管理されている。定時になると、生産者にメールで販売状況を送信。この情報を参考に、生産者は野菜を収穫し、採れたてのものを地場もん屋に持ち込む。
店内にはスーパーなどで見かける、野菜の鮮度を保つ冷蔵施設がない。鮮度のいいものがタイムリーに入荷し、随時売れていくから必要がないのだ。それにより施設への投資が抑えられる分、野菜の価格も下げられる。また、市内から運びこまれるから輸送コストも県外産に比べてかからない。フードマイレージも抑えられ、環境にもやさしいのが地産地消の利点だ。
地場もん屋 総本店では、「現在、90名ほどの生産者が野菜を店に届けます。愛情込めて栽培した野菜は美味しさが違います。店内では餅や豆腐、漬物などの加工品も販売。素朴な味わいに早くもファンがついています。地産地消交流学習エリアでは、旬の野菜を使った料理教室や講習会を開いていく予定です」と話している。
問い合わせ
●野菜アウトレット富山
TEL.076-429-5041(富山県広域普及指導センター)
●シェフの創菜コーナー
TEL&FAX.076-422-2244(レストラン・ル・ジャルダン・ドゥ・サン)
●地場もん屋 総本店
TEL.076-481-6337
FAX.076-481-6338
http://www.tmo-toyama.com/